法幢寺の梅---ほころび始めました
昨日(2月6日)、我家から歩いて20分程の所にある法幢寺の梅を見に行きました。
多分、まだ早いだろうと思っていたのですが、やはり枝いっぱいの蕾が、やっとほころび始めたところでした。
でも、あと10日ほどで、この樹齢もわからないという梅の古木が花で包まれることでしょう。
真言宗智山派の法幢時の創建年代については、最も古いもので、建武元年(1334年)四月に祐円上人が開山したという説もあり、それによれば700年ものあいだ、この地に存続してきたという事になります。境内に立つと落ち着いた穏やかな気持ちになれるのも、由緒ある土地のもつ力につつまれるからでしょうか。
作家 五木寛之さんの「気の発見」という気功家、望月勇さんとの対談をまとめられた著書にこんなことが書かれていました。
<このところ「百寺巡礼」という企画をやっているものですから、お寺の周辺で取材をする機会が多いのです。そうすると、おもしろい現象が起こることに気がついた。寺の境内のある場所に立つと、ものすごく眼鏡が曇るんですよ。
内側から、わーっと何かが噴き出してくるように、白く曇ってくる。ちょうど、厳寒のころ、すすき野のラーメン横丁の屋台で、ラーメンを食べていると、その湯気で、眼鏡が曇って、目の前が真っ白になるじゃありませんか。それと同じ現象が起きるんですね。
ラーメンを食べるときにはべつに支障はないけれど、テレビの撮影では問題だと言うので、冷風を当てたりして、その湯気を消す努力をするのですが、ちょっと動いたりすると、もう、すーっと眼鏡の下半分が白くなってくる。
最初は、なんでこういったことが起きるかわからなかったのですが、あるとき、ふと、これがいわゆる土地の「気」というものではなかろうかと、閃いたのです。
心身ともに活性化して、体のあらゆるところから、毛穴という毛穴から、蒸気がどんどんあふれ出ていく感じなんですね。そして、自分自身がリラックスして、元気になっていくような感覚をもつんです。これもひとつの「気」なんでしょうか。>
僕はまだ、こんな.体験はしたことがありませんが、気になっている事のひとつです。
また来ることにして、境内の松の雪つりを写真に収めてから帰路につきましたが、途中、紅梅がきれいに咲いているのを見ることが出来ました。
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