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2019年9月20日 (金)

関心高まる今こそ 「年金政策の議論を」

全日本年金者組合志木支部会報「ねんきん志木」8月号に、記事を書きましたので、転載します。
字数が限られていたので、かなり論点を省略したところがあります。

「2000万円も不足よ、宝くじでも当たらないかしら」
「金融庁の報告書だね。退職後の年金生活で、2千万円以上は自分で貯めておきなさいと」
「大騒ぎになったら、麻生大臣が、そんな報告書は受け取れないですって」
「報告書のこと、マスコミの報道にも、いろいろと問題があるけれど、麻生大臣の受け取り拒否は、今の自公政権の体質をよく表しているね」
「都合の悪いことは、すぐ隠す、無かったことにする、逃げる」
「でも、この問題、老後の2千万円不足だけが、大きく取り上げられ過ぎていると思うよ」
「どういう事、年金だけでは暮らせ無いってことでしょ」
「報告書は、年金生活者の暮らしと向き合って、年金問題を論じているものではないんだよ」「長い報告書なのに、そうなの」
「一言でいえば、2千万円不足は前から発表されていて、年金だけでは暮らせないことがはっきりしている。そんな高齢社会に対応できるよう、若いうちからお金を貯めておきなさい。持ってるお金は、長期・分散型の資産運用しなさいという、まさに指南書のようなものだ」
「東京新聞には、『これが問題化したのは、公的年金だけでは老後の生活費が不足しかねない。「不都合な現実」を示したためだ。多くの人が漠然と感じていた不安を裏付けた形で、政府が正面からの説明を避けてきたツケが噴き出した』とある」
「資産運用なんて。そもそも資産なんてないわよ」
「そこが、最大の問題なんだ。報告書が、毎月赤字が5万円出るとの試算をしたのは、夫65歳、妻60歳以上の高齢夫婦無職世帯で、モデルケースだ」
「それが、65歳から30年間生きると、取り崩す貯蓄が2千万円ないと生活が行き詰まるのね」
「この夫婦は、毎月の年金受給額が約21万円、支出が26万円、純貯蓄額が2484万円だ。あれ、2千万円以上あるね」
「我家に比べたら、裕福ね。純貯蓄って現金、預貯金、有価証券などでしょ」
「我家のことを言われると、男として情けないが、問題はこれなんだ。君は裕福ねと云ったろ。そうなんだ、年金受給額の平均は、モデルより低い月に約15万円だが、実際には夫婦二人で年に120万円未満が46%、84万未満が28%もいる」
「貯蓄は、えーと、所帯主が65~69歳の所帯では、平均で2252万円。でも、2千万円以上の世帯が22%であるのに対し、2千万円未満の世帯が67%よ。中でも貯蓄がない世帯は約14%と7世帯のうち1世帯は貯金がゼロだそうよ」
「年金も貯蓄額も格差が大きく年金生活者それぞれの生活環境も違い、一概には言えないんだ」
「モデルケースの世帯より、ずっと少ない年金暮らしの人は多いし、国民年金だけの場合は、もっと少ない。マクロ経済スライドで、先行き減るばかりの公的年金だけでは暮らせないと不安に思う人は多い。資産の運用なんて、わかっていても無理なんだ」
「3千万、5千万足りない、それでも日々やりくりして生活している、その人たちへの配慮が、この報告書には全く無いのね」
「退職金も年々少なくなってるし、高齢化に伴い、さらに医療費や介護費用なども発生する
「今こそ、若い人も高齢者も安心して暮らせる、将来に向けた、減らない年金制度を作る議論を行うべきなのです」

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