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2019年9月 7日 (土)

さよならの山、南アルプス鳳凰三山へ-----308歳登山隊が行く その2

Dsc05988_1024薬師岳に向かう途中で、夜が明け始めた。山頂付近に雲がかかる富士山が大きく見えた。

(南御室小屋にて)
小屋の夕食は、ビーフシチュー。これが実に美味でした。僕は単独行の場合は、山中でのアルコールは控えるのですが、今回は、仲間が3人。それなら飲むぞ。よく冷えた缶ビールが喉に染みました。
夕食が済むと、山小屋の常で、あとは寝るだけ。
今夜の宿泊は我々4人だけなので、大きな声で話しても周りに迷惑はかけません。
広河原への入山、北岳バットレス、冬の地蔵岳遭難救助の話など、昔の登攀話にしばし盛り上がりましたが、それでも20時前には布団に入りました。
僕は、普段は12時頃まで起きているので、この時間では、いつもなかなか寝付けないのです。浅い眠りを繰り返していると、弟がもう出発しようと騒ぎ始めます。
8月22日(木)
めっぽう朝に強い男がいたのが不運、なんのかんのと、6時出発の予定が、4時前に小屋を後にすることになりました。単独行の僕は、時間に追われない限り、朝は明るくなってから行動します。夜の闇は道迷いしやすいし、危険も伴うからです。
でも、今日はヘッドランプを付けて南御室小屋を後にして、薬師岳を目指します。小屋横から樹林帯に入ります。
ライトに照らされた登山道は急登なうえ、雨でえぐられたのか、小さな塹壕の中を登るようで、歩き難い事この上なし。4人、黙々と登ります。
4時半頃、空が明るくなり森林限界を越えました。目の前に白い砂で覆われた稜線が続いています。頂上に雲がかかった富士山が大きく見えます。
観音岳付近までは富士山の撮影スポットのようです。天候は曇り、北岳方向は雲に隠れています。稜線上は時々霧が湧きますが、明るく見通せます。
しかし今日の午後は雨の予報がでています。巨岩の立ち並ぶ砂払岳に5時20分着。岩峰の薬師岳から観音岳への稜線が連なります。
ここから20分程の下りで、5時40分、薬師岳小屋に到着しました。
経営は南御室小屋と一緒ですが、一昨年に建て直された真新しい小屋です。
登山者は誰も見当たらず、小屋前のベンチで朝食の弁当を食べました。小屋の人から、天候が悪化すると、地蔵岳からは迷いやすいので、危ないと思ったら戻ってくるようにとの注意を受けました。老人登山隊を見て、心配したのでしょう。さて6時20分出発です。ハイマツの中を登り、この稜線特有のザレ場を登ると、あっけないくらいに、道標のある薬師岳山頂でした。二つの大きな岩塔のある広い山頂です。
この頃から、時々小雨が降り、ガスがまいて岩稜を隠すようになりました。右側に青木鉱泉に至る中道コースが分岐します。次の観音岳までは、上り下りの少ない山稜歩きとなりましたが、ガスが濃くなり先を急いで、観音岳山頂はいつの間にか通り過ぎてしまいました。
鳳凰小屋30分の標識の立つ岩稜を過ぎて、小さな嶺を越して、ひと登りすると赤抜沢ノ頭でした。9時15分到着。
このあたりまで、ほとんど他の登山者と会うことはありませんでした。オベリスクのある地蔵岳まで往復しようとザックを置いて歩き始めた頃から、雨がやや強く降り出し、オベリスク登りはあきらめました。高齢登山者、どこそこの何某、オベリスクで転落などと報道されると、友人たちを嬉しがらせることになりますから。
これで鳳凰三山(薬師岳2780m、観音岳2840m、地蔵岳2764m)登り終え、後は広河原への下山です。もう、再びこの山稜に来ることは無いかと思うと、ちょっと感傷的になります。
白鳳峠に到る、途中の高嶺(2778m)越えは登り下りともハイマツ帯の急登です。高嶺着11時20分。
途中で、大きなザックを背負った、大学生のパーティが、急な岩稜を大分疲れたように登ってきました。後から考えれば、白鳳峠までの急傾斜の難路を登ってきたばかりだったのです。
白鳳峠着12時20分。下降路は、一見緩傾斜の歩きやすそうな道に見えます。あたりはシラビソの林が綺麗です。
しかし、それも入り口部分の僅かな距離だけ、ここからが、話には聞いていましたが、歩きにくいガレ場と樹林帯の急こう配の下りが嫌と言うほど続きます。僕の膝が悲鳴をあげます。
最新の山と高原地図では、この下りを2時間半から2時間に改めていますが、これは無理です。地図から登山道荒廃の文字が消えましたが、実際は結構道も荒れていて、僕らは3時間以上かかりました。
最後まで、これでもかという急傾斜に、へとへとになって、3時30分、やっと林道にたどり着き、僕ら308歳登山隊は無事、鳳凰三山縦走を終える事ができました。僕以外の3人は、それほど疲れた様子はありません。強いご老人たちです
登山口から林道を20分ほど歩くと、広河原に到着。北岳は雲に隠れて、バットレスや山頂を見ることは出来ませんでした。
広河原から、乗り合いタクシーで、夜叉神峠の駐車場まで戻り、4人の登山を終了しました。 Dsc05993_1024 Dsc05991_1024_20190907214901 Dsc06015_1024 Dsc05998_1024 Dsc06020_1024 Dsc06015_1024 Dsc06044_1024 Dsc06049_1024 Dsc06036_1024

 

 

 

 

 

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コメント

あんな角度からの富士山の写真初めて見ました。
じいちゃん登山隊頑張ったね

投稿: bouzu | 2019年9月 9日 (月) 22時02分

>bouzuさま
鳳凰三山の薬師岳、観音岳付近の稜線は、富士山の絶景スポットとして知られています。南御室小屋、薬師岳小屋に連泊する人たちは、ほとんど富士山撮影の登山者です。
素晴らしい、富士山が見られますよ。ぜひ登ってみてください。♪♪♪♪♪---年はとっても、お山に来るときは、元気いっぱい歩きます♪♪♪♪---

投稿: Souroku | 2019年9月10日 (火) 11時51分

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