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2019年6月 1日 (土)

大正大学のさざえ堂へ

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 「さざえ堂」と聞けば、すぐ思い浮かぶのは福島県の会津若松市にある「会津さざえ堂」です。 
正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」と言い、1996年(平成8年)には国の重要文化財に指定された貴重な建物です。
ご存じ白虎隊士の墓のある飯盛山に建てられていますので、多くの観光客が訪れます。ちなみに国内には幾つかのさざえ堂がありますが、国の重要文化財に指定されているのは、会津以外には、昨年指定された群馬県太田市にある曹源寺の2か所だけです。 
 さざえ堂とは、本来は三匝堂(さんそうどう)が正しい呼び名で、 二層ないし3層の建物内部が二重螺旋構造の回廊となっている建物で、スロープや階段に沿って登れば、上りと下りが全く別の通路になる一方通行の為、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという建築様式のお堂の事を云います。
以前、台湾の高雄で、並んで建つさざえ堂式回廊を持つ二棟の建物を見学した事があります。上りと下りの階段が違っていることに気付かない人たちもいて、ことによると不思議な階段として、この二つの塔は推理小説のトリックに使えるのではなどと考えたことがあります。
 さて、本題の大正大学の観音堂については、東京新聞の5月18日の「東京どんぶらこ」西巣鴨(豊島区)という記事で初めて知りました。
すがも鴨台観音堂が正式名称で、さざえ堂と呼ばれるように、八角・三匝(さんそう)の階堂で、 大学構内に立つ仏教文化施設です。
 仏教の精神に気軽に触れてもらおうと、地域に開かれた観音堂とのことで、無料で自由に見学出来ます。
五重塔、三重塔などの塔建築物、というより木組み構造が好きな僕は、さざえ堂は見逃せません。昔の話ですが僕は卒論に、日本建築史で「東大寺南大門と重源上人」という渋い課題を選びました。南大門は南都焼討ちで焼失し、僧重源等によって、まったく新しい架構法の「大仏様」建築で再建された東大寺の当時の姿を残す唯一の遺構なのです。おっと、脱線しました。
 すがも鴨台観音堂は、6年前の平成25年に建立されたようですが、僕は塔好きと言いながら、この新しいさざえ堂を知らなかったのです。
都電荒川線を庚申塚駅で降りて、巣鴨地蔵と反対方向の北へ向かって歩くこと5分ほどで、それとわかる搭状の建物が見えました。目指すさざえ堂です。
内部はどうなっているかと、ちょっとわくわくしました。大正大学キャンパスの一角に建つ建物前には、他の見学者(参拝者?)や係員の姿もなく、そのまま登り階段に続く、正面入口に入ることが出来ました。
古びた会津さざえ堂などとは違い、新いコンクリート構造の建物内は、淡い色調でまとめられ、落ち付いた雰囲気の入口ホールからは、上に登る階段が見えます。さざえ堂の階段はどこも右回りです。
仏の前を右に回って退出するという「右繞三匝(うにょうさんぞう)」という仏教儀礼を建築構造に採り入れているからです。これを三匝堂と呼びますがが、この「さざえ堂」という呼び名は、貝のサザエに似ているので、三匝堂の呼び名が変化したものとも言われています。
http://ohdai-sazaedo.jp/
ここ、すがも鴨台観音堂については、大正大学による詳しい解説(上URL)がありますので、そちらをお読みいただくことにします。内部の写真撮影は禁止でした。
往路の階段の壁面に、梵字で書かれた般若心経の真言を見ながら、緩やかな登りで頂上階に到りました。そこに安置されている観世音菩薩像にお参りして、清々しい気持ちで、こんどは二重らせん構造を確かめるように天井を見上げながら階段を下りました。もちろん、出口は入口とは別方向側でした。
大正大学の「すがも鴨台観音堂」は新しいながら、仏教施設として敬うことの出来る立派な現代のさざえ堂でした。ホットスポットとしても知られてきたようで、機会があれば、また訪れたいと思うのでした。

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  いかにも中国といった楼閣です。これが高雄の観光地のシンボルとも云われる左営蓮池潭の竜虎の塔です。(写真下)
階段が 開放的なので、さざえ構造が良くわかります。(写真上)

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