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2017年2月22日 (水)

共謀罪からテロ等準備罪へ---治安維持法と俳壇

「平和安全法制」、そして「特定機密保護法」、成立を急ぐ「テロ等準備罪」で安倍政権の願った三部作の完成間近です。
名と実が伴わない不可解な名がつけられた平和安全法制。運用が危惧される特定機密保護法。治安維持法が共謀罪、そして拡大解釈必至のテロ等準備罪に名が変わり、オリンピック開催の必須要件と説明されると国民の44パーセントが賛成(朝日新聞)する摩訶不思議。
共謀罪は、どんな罪にでも拡大解釈するように巧妙に作られる。それでなくては、安倍政権は作る意味がないと思っているからだ。

昨年12月2日の東京新聞夕刊に掲載された、弾圧受けた若手俳人の句集「日本レジスタンス俳句撰」の切り抜きを改めて読んでいます。(写真下クリックすると拡大されます
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<記事より>
同書によると、1940年(昭和15)から43年にかけて、特高警察が全国で主に二、三十代の俳人計44人を治安維持法違反の疑いで検挙した。
皮切りとなった40年の「京大俳句事件」では、「戦争が廊下の奥に立ってゐた」の句が有名な渡辺白泉をはじめ、俳誌『京大俳句』に参加していた学生ら15人が検挙された。
最終的には尋問や拷問の末に計13人が懲役刑を宣告され、消息不明となった俳人もいる。

 治安維持法による知識人、文壇、作家、出版界への厳しい弾圧がありました。俳句、俳壇にしても、これしかり。
自身も検挙され、激しい拷問にあった、岩波書店会長だった小林茂氏は、こう語ってくれたことがあります。
「治安維持法は、悪の根源である国家によって作られ、小者たちが限りなく拡大解釈して実行するんだ」
著書である「一本の道」でもこう書いています。
「昭和20年私が横浜に拘引されたのは、いわゆる「横浜事件」の一環と考えられている。即ち改造社、中央公論に続いて岩波書店を取り潰そうとする陰謀であった。
「横浜事件」では拷問によって二人も死んだ。戦争の終るまで拘置されていた二十余人の「被疑者」たちは、警察で拷問した特高たちを起訴した。私にもその仲間に入れという勧誘があった。しかし私はそれを断った。
拷問は確かにひどかった。けれども彼ら特高などは、拳骨のようなものであって、拷問させたのは誰だ。治安維持法を作ったのは誰だ。その根源を退治しなくては拳骨をなぐり返して見ても意味がない」

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2017年2月21日 (火)

もう、2月も半ばを過ぎて---あれこれ

Dsc01749_320月日が矢のように過ぎ去ってゆきます。
ひと月もすれば、柳瀬川土手の桜がまた見られると思う反面、今年に入っての50日間、いったい何をしていたのだろうかと考えてしまいます。
ところで、昨年の春は、前年の掘削工事の影響か、柳瀬川にマルタウグイがほとんど遡上しませんでした。今年はどうだろうと、時々川を覗いています。

〇LPガス販売の日本ガス(東京)は1月30日、卓上こんろ用のカセットボンベからガス漏れする可能性があるとして、最大約500万本を自主回収すると発表しました。
この件、どうも、世の中にはあまり知られていないように思うのですが、回収数500万本とは、すごい数です。
回収に該当するボンベは、我家にもありました。非常災害用に常に6本ほどは常備してあるのです。(写真上
日本ガスのホームページにアクセスして、連絡したところ宅配業者が本日、自宅まで回収に来てくれることになりました。
1~3本は、500円分のクオカード1枚、4~6本はクオカード2枚と交換とのこと。
使い慣れないクオカードでの返金にも違和感があるのですが、販売店での返品などの方策が取れなかったものかと思うのです。

〇科学雑誌「ニュートン」の発行元(株)ニュートンプレス社が、会社更生法を申請したと報道されています。
ニュートンの発行が、即中止されることはないようですが、書籍、雑誌離れが続く中、右派系雑誌ばかりが元気なことは、喜ばしいことではありません。

〇豊洲移転問題で、都議会に調査特別委員会(百条委員会)が設置されるとのこと。東京ガスからの土地購入の不透明さ、新市場建設の土壌汚染処理、工事費の疑惑だけでなく、2016年東京オリンピック招致に絡む、メーンプレスセンター計画との関連、そして移転反対だった東京魚市場卸協同組合が賛成に変わった農林中金債務問題にも切り込んで欲しいものです。

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2017年2月13日 (月)

福岡河岸記念館---貴重な木造3階建て

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2017年2月11日(土)
埼玉県ふじみの市にある福岡河岸記念館に行きました。(写真左は全景)
この建物は、前にも紹介したことがある「埼玉たてものトラベル」という本にも掲載されています。
この本は東京新聞の書評で「埼玉県内にあるレトロな洋風建築や、日本美あふれる和風建築など、近現代に建てられた特徴的な建築物をまとめたガイドブック」として紹介されていて、僕の埼玉県内の建築探訪にはとてもありがたい本です。
先日、同じ東京新聞に、通常非公開の「離れ」の2,3階部分が、2月11日のみ特別公開されるとの記事が掲載されていましたので、良い機会だと、見学することにしました。
東武東上線の上福岡駅から徒歩20分ほどと、我家からそう遠くない場所にあります。
江戸時代から明治にかけて、江戸と川越を結ぶ船運に使われた新河岸川には、この福岡河岸などのような、幾つもの河岸場が設けられていました。我が志木市も船運の河岸場の一つとして栄えた歴史があるのです。
そんな福岡河岸にあった3軒の回漕問屋の一軒だった福田屋の建物が、見学できる記念館になっているのです。
この福岡河岸記念館については、ネットでもいろいろ紹介されていますので、ここでは省略します。
僕の見学の目的は、特別公開日でなければ見る事が出来ない離れの3階建て住宅の2、3階に登ることでした。
埼玉県内には、3階建ての木造建築はいくつかあるのですが、住宅用として現存しているのは、たぶんこの旧福田屋だけだろうと思います。(写真上)
書きかけ---続く
「追記」
この3階建ての「離れ」が建設されたのは、明治33年頃(1900)と推定され、これは明治初年に建設されたとされる主屋よりだいぶ後の事で、家業の船運は最盛期を過ぎていました。それでも接客目的に、梁間二間半と桁行三間半のこれだけの離れを建てたのは、福田屋10代目の当主であった星野仙蔵の活躍期と重なり、回漕問屋の気概を示したかったのでしょう。
 見学は1階でガイドさんの説明を聞いたのち、10名ほどの見学者の人達と一緒に待望の2階、3階へ登ることが出来ました。
階段は一間長さ、10段登りで納められているので、狭くて急勾配です。
一度に床荷重がかかるといけないと、2階、3階への人数制限をしているようでした。
2階には10畳の和室と床の間、その東と南に廊下があります。
3階も10畳の和室ですが、東と南方向に大きな窓があって、素晴らしい眺望が望まれます。
武蔵野台地が新河岸川に落ち込む崖線に建つ建物だけに、高度感が際立ちます。
3階までの通し柱が6本と説明された以外は、この離れの構造に関することは聞けませんでしたが、関東大震災にも耐えた3階建ては、いろいろと工夫が施されているのでしょう。四角形の搭状の形状が、構造的にもバランスが取れている事は確かです。
内部の障子などの建具、欄間の細工が見事で、貴重な建物を見学できたことは嬉しいことでした。
次回の特別公開日は3月12日(日)とのことですから、出来れば建物の細かい部分などを、再度じっくり見てみたいものだと思いました。

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2017年2月11日 (土)

梅にメジロ

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先日、庭の梅の木にシジュウカラが来ると書きましたが、最近、頻繁に2羽のメジロがやってきて、花をついばんでいきます。
ネットで調べたら、花の蜜を吸いに来る、そしてミツバチに変わり、受粉の効果もあると書かれていました。
それにしてもちょこちょこと動き回るこのメジロ、実に可愛いのです。(写真上)

ところで、「目白押し」という言葉、メジロが群れで木の枝に体を寄せ合って止まっているところから来たとも書かれていて、そうだったのかと思いました。恥ずかしながら知りませんでした。

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2017年2月 9日 (木)

宝幢寺の梅の花が咲いています

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2017年2月8日
志木市の古刹、宝幢寺の梅の花を見てきました。我家から歩いて20分位のところにあります。
八分咲といったところでしょうか、今年も見事な花を咲かせています。樹齢200年程の古木だそうで、ぼくの知る限り市内で最も素晴らしい梅の木です。
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花を見上げていたら、隣の桜の木に大きな鳥がやってきました。なんと、インコです。
野生化したインコがいるとは聞いていましたが、間近に見るのは初めてです。それも4羽とは、驚きました。

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2017年2月 6日 (月)

日本は、米軍駐留経費負担が増えないと喜び、財政支援は他の国の見本だとおだてられ悪い気はしない。

「英文ニュースサイトより」
Mattis said Tokyo's financial support for US troops in Japan had been a "model of cost-sharing" while Inada told the same news conference there had been no discussion of whether Japan should increase that funding.
〇マッティス氏は、日本の米軍に対する財政支援は「コスト分担のモデル」だったと述べ、稲田氏は同じ記者会見で、日本がその資金を増やすべきかどうか議論していないと述べた。

ここに、6,7軒の公営賃貸住宅があります。なかに、やや斜面で北風が強く当たる住宅があります。
 風除けに防風林を植えてもらい、凍結路のガードレール設置や除雪もしてもらっています。
 賃貸住宅の住人は言います。
ありがたいことだ、防風林の管理や除雪車の費用は持たせてもらいます。
そうそう、いつも来て下さる作業の方にはお世話になっているので、お車の駐車場は我家のを使ってください。そうだお手当も一部負担させてください。
こんなに良くしてくれるのだから、不服なんて言えませんよ。そうですか、我家は他の住宅の皆さんのお手本だと言っていただけるなんて、嬉しいです。
えっ!、厳しい市長さんに変わっても、家賃の値上げは無いのですか。良かった!

 どうぞ皆さんにも伝えてください。でも他の家の皆さんは、どう思っているのでしょう。
なんですって、そんなこと言ってるんですか。
あの家は、「お金持ちでだから払えるんだ」ですって! ひどい。
「お手本には良いお手本と悪いお手本があるので、褒められたからって喜ぶのは馬鹿だよ。良く話し合って決めれば良いのに。あれは悪いお手本だから、真似してはいけないよ。今は知らんぷりがいちばん、いちばん。」
なんですって、陰でそんなこと言ってるんですか。みんなで、住みよい所にしなくちゃいけないのに。
ええ、うちは協力しますよ。住まわせていただいているだけで、ありがたいのだから。市長さんにくれぐれもよろしくお伝えください。

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2017年2月 3日 (金)

イエメンでのオスプレイMV-22の墜落---操縦の難しさ!実戦での墜落に米軍もショック大!

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トランプ政権下の軍事作戦で、米国に初の戦死者が出たと報じられています。
1月28日、場所はイエメン中部のバイダ州で、アルカイダの拠点を米国海軍特殊部隊シールズが攻撃し、双方で激しい銃撃戦となり、米兵1人が死亡、3名が負傷しました。負傷した米兵を救出するため、アデン湾の強襲揚陸艦マキン・アイランド(LHD 8)(注1)から派遣された海兵隊の垂直離着陸機MV-22オスプレイ(写真上)が着陸に失敗して不時着(墜落?)し、再離陸できなくなり、機体はその場でF-16戦闘機の空爆で破壊され遺棄されました。(英文ニュースサイトでは、Hard LandingまたはCrash Landingと書かれています)
米国NBCニュースは、墜落原因は敵の攻撃によるものではないと、発表しています。
(注1):MV-22が発進したのは、ジブチのキャンプ・レモニエとの情報もあります。

このMV-22の墜落で、さらに1人ないし2人の負傷者が出たようですが、詳細は発表されていません。(新たに負傷者3名、うち一人は重傷との情報もあります。)
おそらく、操縦していた搭乗員と思われます。
機体が破壊されたのは、最新のステルス戦闘機にも使用されているレーダー塗料などが使われているため、敵にわたるのを防ぐためだったと伝えられています。

 日本でも、沖縄普天間基地に配備されている米国海兵隊のMV-22、24機のうち、1機が昨年12月に空中給油訓練中に海岸に墜落大破、もう1機が普天間基地内で着陸に失敗して損傷したばかりです。沖縄海兵隊の運用では、MV-22の事故率は高いのです。
イエメンにおける戦闘中のMV-22の緊急着陸時の墜落は、実戦での運用がまだ少ないだけに、米軍内でも墜落のショックは大きく、戦闘中の操縦の難しさ、機体の安全性などを危惧する声が高まりそうです
英文サイトの書き込などにも、砂塵の巻き上げ、突風などに弱く、訓練でも戦闘時の極限状態での操縦性、緊急着陸態勢の機体の動作安定性などに、操縦士の技量の優劣が大きく影響するなどのコメントがあります。今回の墜落も無関係とはおもえません。
ベルとボーイング社の共同開発で生産された同機の、米軍の購入価格は1機60億〜70億円ほどだそうですが、今回の戦闘では、それを失うという手痛い損害を受けました。

この、MV-22、生産国の米国以外では、まだ購入している国は有りません。販売は進んでいないのが実情なのです。
そんななか、日本の自衛隊が先ず17機を、3600億円で購入することが決まっています。初の購入国というより、米国の圧力と、すり寄る日本側の思惑が一致して、言い値で購入させられたというほうが正しいでしょう。
17機以後にも、日本は追加で20機ほどの購入を希望をしていると、米国のメーカー筋が情報を流しています
日本に先がけて、最初の購入国となるはずだったイスラエルも当初、5機の購入を決めていましたが、軍の装備品調達予算の関係で、高額すぎると白紙に戻されました。

トランプ政権になって、日本側が案じる米軍のさらなる駐留経費負担増額云々よりは、米軍と共に他国でも戦える自衛隊の軍備増強、そして兵器、装備品の購入圧力のほうがはるかに強まることは必至です。これもまた、MV-22購入と同じく、すり寄る事は目に見えています。
 イエメンでの墜落は、日本のメディアでは、今のところ詳しく報道していません。
しかし、米軍、そして陸自機も加わって、将来51機ものMV-22、CV-22が日本各地で飛行する事の危険性が指摘されていることも考えて、この件、少し詳しく書いてみます。

Iva121jpp023223254戦闘で死亡したのは、海兵隊シールズ部隊のWilliam Ryan Owens兵曹長(36歳)で、遺体は米国デラウェア州のドーバー空軍基地に運ばれました。
2月1日、トランプ大統領が娘のイバンカさんと共に弔問に訪れ、「とても悲しく美しい訪問だった。彼はすばらしい兵士だった」と語りました。(写真左
このような米国の、一人の戦死した兵士への手厚い弔意に比べて、このシールズによる襲撃で死亡したのは、武装勢力戦闘員14名の他に、子供を含む16名の民間人犠牲者が出たことが報じられ、作戦に対する批判も予想されると報道されています。
なお今回の作戦で死亡した武装勢力側の戦闘員の半数は女性だったとも伝えられています。

「多数の命を救うためには、少数の犠牲もやむをえない、巻き添えが無いようにすべきだが、やるべき時には躊躇しない」
こう述べたのは、CIA長官のジョン・ブレナンですが、トランプ大統領は1月28日、過激派組織「イスラム国」(IS)の壊滅に向けた戦略を30日以内に策定するよう命じる大統領令に署名しています。
戦闘員の死亡者より、民間人の犠牲者数が上回る攻撃とは、とても、やむをえない少数の犠牲とは言えません。
トランプ大統領の就任により、より激しい論調が生まれてくる恐れもあります。

ところで、爆破されたとされるMV-22の機体の詳細発表はまだですが、英文ニュースによると、F-16戦闘機による空爆で破壊されたとされています。

下写真は、イエメンで破壊されたMV-22の残骸とも報道されています。
跡形もなく完全に破壊されています。
「ビン・ラーディン殺害作戦」で不時着したステルス型VH-60ブラックホークヘリコプターを、作戦終了後の撤退時に完全破壊できなかっいた教訓が生かされたようです。V22ospreycrashlanded706x397

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