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2017年2月13日 (月)

福岡河岸記念館---貴重な木造3階建て

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2017年2月11日(土)
埼玉県ふじみの市にある福岡河岸記念館に行きました。(写真左は全景)
この建物は、前にも紹介したことがある「埼玉たてものトラベル」という本にも掲載されています。
この本は東京新聞の書評で「埼玉県内にあるレトロな洋風建築や、日本美あふれる和風建築など、近現代に建てられた特徴的な建築物をまとめたガイドブック」として紹介されていて、僕の埼玉県内の建築探訪にはとてもありがたい本です。
先日、同じ東京新聞に、通常非公開の「離れ」の2,3階部分が、2月11日のみ特別公開されるとの記事が掲載されていましたので、良い機会だと、見学することにしました。
東武東上線の上福岡駅から徒歩20分ほどと、我家からそう遠くない場所にあります。
江戸時代から明治にかけて、江戸と川越を結ぶ船運に使われた新河岸川には、この福岡河岸などのような、幾つもの河岸場が設けられていました。我が志木市も船運の河岸場の一つとして栄えた歴史があるのです。
そんな福岡河岸にあった3軒の回漕問屋の一軒だった福田屋の建物が、見学できる記念館になっているのです。
この福岡河岸記念館については、ネットでもいろいろ紹介されていますので、ここでは省略します。
僕の見学の目的は、特別公開日でなければ見る事が出来ない離れの3階建て住宅の2、3階に登ることでした。
埼玉県内には、3階建ての木造建築はいくつかあるのですが、住宅用として現存しているのは、たぶんこの旧福田屋だけだろうと思います。(写真上)
書きかけ---続く
「追記」
この3階建ての「離れ」が建設されたのは、明治33年頃(1900)と推定され、これは明治初年に建設されたとされる主屋よりだいぶ後の事で、家業の船運は最盛期を過ぎていました。それでも接客目的に、梁間二間半と桁行三間半のこれだけの離れを建てたのは、福田屋10代目の当主であった星野仙蔵の活躍期と重なり、回漕問屋の気概を示したかったのでしょう。
 見学は1階でガイドさんの説明を聞いたのち、10名ほどの見学者の人達と一緒に待望の2階、3階へ登ることが出来ました。
階段は一間長さ、10段登りで納められているので、狭くて急勾配です。
一度に床荷重がかかるといけないと、2階、3階への人数制限をしているようでした。
2階には10畳の和室と床の間、その東と南に廊下があります。
3階も10畳の和室ですが、東と南方向に大きな窓があって、素晴らしい眺望が望まれます。
武蔵野台地が新河岸川に落ち込む崖線に建つ建物だけに、高度感が際立ちます。
3階までの通し柱が6本と説明された以外は、この離れの構造に関することは聞けませんでしたが、関東大震災にも耐えた3階建ては、いろいろと工夫が施されているのでしょう。四角形の搭状の形状が、構造的にもバランスが取れている事は確かです。
内部の障子などの建具、欄間の細工が見事で、貴重な建物を見学できたことは嬉しいことでした。
次回の特別公開日は3月12日(日)とのことですから、出来れば建物の細かい部分などを、再度じっくり見てみたいものだと思いました。

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