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2017年1月12日 (木)

韓国、釜山の出来事

Dsc01622_10241月9日、土曜日からの三連休で、正月気分も今日で終わり。
午後、久しぶりに居間に寝転んで窓越しに空を眺めていました。(写真左)
雨上がりの澄んだ冬空に、雲が流れてゆきます。
好きな山登りでは、終日空と雲を眺めて、稜線上の登山道を歩くこともありますが日常では空をじっくり眺める事など少ないのです。           それでも、週に二日ほど参加している太極拳の準備、整理運動で行われる「八段錦」の中の第六段「両手攀足固腎腰」に、両手を頭上に挙げ、天を押し上げるような動作があります。この時だけは空を眺め、雲の動きを見ることが出来ます。
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昨年11月に訪ねた韓国釜山の龍頭山公園の釜山タワーからも、眼下に釜山港と展望台のガラス面いっぱいに広がる青い空と白い雲を見ました。日本と変わらぬ空でした。
 このタワー前には韓国の英雄、李舜臣将軍像が立っています。
韓国の歴史ドラマにたびたび登場するこの李舜臣将軍は、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、日本水軍との戦いで何度も戦功をたてますが、1598年の慶長の役の海戦で日本の島津水軍からの銃撃により戦死したとされています。
今、釜山では日本総領事館前に置かれた少女像により、日韓関係が大きく揺れています。もしも、昨年11月ではなく、この時期釜山を訪ねていたら、釜山の人達は、僕たち日本人旅行者に同じように接してくれるのだろうかと考えてしまいます。
釜山の市街を見下ろしながら、李舜臣将軍は慰安婦問題で争う両国をどう思っているでしょうか。
日本政府は、この総領事館前の少女像設置に対する次の対抗処置を取りました。
1、韓国駐在の大使とプサン総領事の一時帰国
2、通貨スワップ協定再開の協議中断
3、日韓ハイレベル経済協議の延期
4、プサン総領事職員のプサン市での関連行事参加取り止め

この厳しい強硬処置が、日韓関係の今後にとって、正しい判断だったかについて考えると、僕は早急に過ぎたのではないかと思っています
2015年12月の慰安婦問題の日韓合意についても、安倍政権が歴史的解決と解釈しても、これですべてが終わったとは思えず、10億円の拠出があろうとも必ずまた問題が発生すると思いました。
韓国の人たちがこの合意に納得しているとは思えなかったのです。問題の根はもっと深いのです。
日本の安倍政権と韓国の朴政権との間に結ばれた合意は、朴槿恵大統領の職務停止による政権の失墜により、評価が変わってしまいました。日本政府が日韓合意の着実な実施を求めても、次は韓国が誠意を示せと伝えても、もはやそれに答えられる政権がないのです。この合意、砂上の楼閣、累卵の危うきだったのです。
マスメディアやネット上には、日本側の対韓国外交への高評価、強硬姿勢への支持があふれています。
日本からの10億円の拠出については、詐欺にあったようだとまで罵る人たちもいて、これほどの状況は、今までに見たことがありません。
かたや韓国では、日本の制裁処置に対する日本への猛反発と反日感情が悪化の一途をたどっています。
朴政権の消滅も起因して、市民団体が設置した一少女像が、日韓両国の関係を最悪の状況にさせました。
日本は振り上げた拳は降ろせない、韓国は加害者である日本が、居直って上から目線で問題の解決を迫ることに我慢がならない。もはや最も大切な隣国としての姿は有りません。日本は大使の一時帰国などの4つの対抗処置をとることにより、韓国側が折れて問題が解決すると思ったのか、おそらくそうではないでしょう。
韓国を弱者とみて、この際、次期大統領にも圧力を掛けておきたいと考えたのでしょう。日韓合意が大統領選にも影響する政治問題化して、両国間が泥沼の状態になるとまでは想定していなかったと見ます。

 

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