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2016年11月14日 (月)

私たちの誓い---曹洞宗寺院にて

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親族の13回忌供養が、曹洞宗の寺院でおこなわれました。参列し帰り際に控室の壁を見ると、写真のような張り紙がありました。
文は曹洞宗の信仰の誓いの一部を易しく書かれたもののようです。僕は曹洞宗徒ではありませんが、住職の講話の後でもあり、心に響く文章でした。

一、私たちは みほとけの とも生きの教えを自覚し いじめや差別のない社会をめざして 人権の擁護と確立に努めます

二、私たちは ひとりびとりの命の尊さを自覚し 戦争のない平和な世界の実現に努めます

三、私たちは 大自然のなかに生かされていることを自覚し すべてのものにやさしさを持って生きることに努めます

誓いの文章を読み返しながら、米国の大統領選挙で当選が確定したトランプ氏に対するドイツのメルケル首相の記者会見での呼びかけの言葉を思い出していました。

「ドイツと米国は民主主義や自由、出身や肌の色とは関係ない人間の尊厳という価値を共有している。こうした価値に基づき、緊密に協力していきたい」

一方、安倍首相の談話と言えば。
「トランプ候補が次期米国大統領に選出されたことに、心からお祝いを申し上げます。日米同盟は普遍的価値で結ばれた揺るぎない同盟です。その絆をさらに強固なものにしていきたいと思います」

安倍首相は17日には渡米して、トランプ氏との会談するとか。
トランプ氏の選挙中の発言を受けて、日米間の関係を見直す良い機会にしたいなどと伝えることは決してないでしょう。
内容は多分こんなことでしょう。
日本にとって米軍の撤退などはあり得ないことを強調し、改めて日米同盟の前進と、米国に対する軍事協力を伝え、予算面でも日本側の負担増大に含みを持たせるような話し合いになるだろうと想定します。

Dsc00059_1024日本とドイツを思うとき、以前一人で訪ねたミュンヘン大学の「白バラ記念館」の小さな部屋の事を思い出します。
「ナチス」に対する白バラ抵抗運動により、断頭台に散った若い学生たち。
彼らが裁かれた法律的解釈などの議論を越えて、僕は当日、同じ時間に記念館を訪れていた人達から、学生たちへの尊敬と共感を感じ取ることが出来ました。
この大学構内にある記念館には、学生に限らず今でも多くの人達が訪れるのです。

かたや日本では、戦時中、軍部に反対して投獄され、虐殺された人たちに対して、白バラ記念館と同じ反権力への抵抗を、共感できる場所があるのだろうかと考えてしまうのです。
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