« 台風10号の進路予測 | トップページ | 民進党代表選挙のこと »

2016年9月 4日 (日)

奥秩父の国師ヶ岳へ

9月1日(木)
Dsc00979_1024

(写真上、国師ヶ岳に向かう登山道に在る「夢の庭園」から朝日岳と金峰山を望む。金峰山頂の五丈石も見える)(写真はクリックすると拡大します)

9月1日、奥秩父の国師ヶ岳北奥千丈岳に登りました。
大弛峠からの往復です。
晴天を狙っての、眺望を楽しもうとの目的なので、今回はいつもの友人二人に、かみさんも加わりました。

実は僕は川上牧丘林道を上る大弛峠は初めてなのです。峠の標高2,360m、自動車が通行できる峠として、日本最高所です。
もう50年以上前、僕が20代の頃、既にこの林道は出来ていました。
未舗装の悪路として一部のダートマニアには知られた存在でした。
長野県の高原野菜で有名な川上村と山梨県側を結ぶ林道で、確か当時は峰越林道と呼ばれていました。
川上村の廻り目平が、現在のようなフリークライミングのメッカなどになる前の話です。
金峰山川の西俣沢沿いに村営の古い小さな山小屋があり、その周りがどこでも天幕が張れるキャンプサイトになっていました。
現在の喧騒の廻り目平からは想像できないくらいの、静かな素晴らしいキャンプ場でした。炊事には沢の水を使い、夜には付近の森から薪を集めてきて、大きな焚き火をしました。
この事は以前にも書いたことがありますが、ある秋のことです。
久しぶりに子供にキャンプを楽しませようと、紅葉の廻り目平にやってきました。
キャンプ場には、もう誰もいないかもしれないよ、熊も出るよ、夜は怖いねなどと会話しながら、車を進めるとなぜか、広場に沢山の車が見えました。
あれ、今日は村の行事でもあるのかなと思ったのです。
しばらく登山から遠ざかっていて、廻り目平が、小川山を巡る岩峰群のフリークライミングのメッカになっている事など知らなかったのです。
あの、静かな僕の大好きなキャンプサイトが一変した姿でした。
話が飛んでしまいましたが、僕は廻り目平に行く度に、峰越林道を大弛峠を越えて山梨側に走りたいと思っていました。
しかし、雨が降ると道が川になり、落石、崖の崩壊などで度々通行禁止にもなる、ほとんど車の入らない悪路のダートを走る勇気がなくて、ついにその夢は叶いませんでした。
かなり厄介なダート道だった、三国峠を越える中津川林道より、さらに難路だと云われていたのです。
長年の大弛峠への夢は、今回の国師ヶ岳登山で、山梨県側の完全舗装された林道から、友人の運転する車で、一気に上り詰めて叶いました。
標高2,360m。奥秩父最高峰の北奥千丈岳2,601mまで、標高差241mです。
峠の駐車場は平日なのにほとんど満車状態でした。
ほとんどの登山者は、ここから日本百名山の金峰山を目指します。
僕は、数年前、今日も同行している友人との金峰山登山の際、この大弛峠からのコースは取りませんでした。
朝日岳を越えて、明るい山稜を行く登山道も捨てがたいと思うのですが、奥秩父の盟主たる山には、沢沿いの道を歩き、苔むした針葉樹の森を登り、森林限界の岩稜帯に至るコースを辿って山頂に立ってもらいたかったのです。
登山前日、久しぶりに廻り目平にテントを張り、翌日西俣沢沿いの道を登り、金峰山に至りました。
他の登山者には会いませんでした。金峰山小屋から、ハイマツと岩の間を抜ける最後の急坂を登り金峰山頂に飛び出た時、友人が驚きました。
なんでこんなに人がいるんだと。
ちょうど大弛峠からの大勢のツアー登山者と一緒になったのです。もう、金峰山は、ほとんどの登山者が大弛峠から往復する山になりました。

さて、今日の目的の国師ヶ岳は、大弛峠から金峰山とは、反対方向の東側に向かいます。駐車場を出ると左側に大弛小屋があります。小屋の前を抜ける登山道に入ると、すぐに丸太組の桟道と階段が続き、これは登りはじめたばかりの体に堪えます。
喘ぎ喘ぎ、15分ほど登ると巨岩が連なる夢の庭園と名付けられた展望の良い場所に出ます。
朝日岳から金峰山に至る稜線がはっきり見えます(写真上)
Dsc00981_1024
尚も桟道と階段混じりの登山道を登り切ると(写真左)前国師岳2,576mに着きました。峠から約1時間の登りでした。
かみさんは、登山道横にたくさんあるシャクナゲの木を見て、花が咲いている時期はきれいだろうなと言います。

前国師から、少し下り、緩やかな歩きやすい登山道を進むと、三繋平の分岐です。案内板が北奥千丈岳を示してくれます。
Dsc00997_1024

Dsc00987_1024

国師ヶ岳への道を右方向にとって、10分弱の登りで、奥秩父最高峰2,601mの北奥千丈岳に至りました。大きな岩が積み重なる広い山頂です。
ここからの晴天の大眺望を期待したのですが、残念ながら雲が次々と流れ、ほとんど展望できません。大弛峠では晴れていたのですが。

Dsc00993_1024


登ってきた道を分岐まで戻り、これも登ること10分程で今日の目的の山、国師ヶ岳に到着しました。この間、苔むした針葉樹林帯が続き、奥秩父の山らしい雰囲気が味わえます(写真左4枚目)

国師ヶ岳山頂2,592m。ここでも雲に阻まれて眺望は得られませんでした。目の前の、先ほど登ってきた北奥千丈岳の山頂も、流れる雲に邪魔されて見え隠れします。
広い山頂で、ゆっくり昼食をとり、登ってきたコースを下山しました。
帰りは早く、一時間ほどで駐車場まで戻ることができました。
50年以上も前に出来ていた林道を、今更どうこう言うことはできませんが、かっては奥秩父の深山として、二日がかりで山頂に立った国師ヶ岳に、僅か一時間で登れてしまう完全舗装された林道の存在は老登山者として、ありがたいと云うべきか迷うところです。

Dsc00991_1024

|

« 台風10号の進路予測 | トップページ | 民進党代表選挙のこと »

コメント

奥さまとご一緒の山行、羨ましい限りです。
山頂からの眺望、ちょっと残念でしたね。。。

投稿: トックリヤシ | 2016年9月 5日 (月) 09時22分

>トックリヤシさま
眺望が素晴らしく、簡単に登れるとかみさんに話したので、ついて来ました。大弛峠では青空だったのですが2、500mを越えたあたりから雲の中に入りました。絶対に晴れると睨んでいたのですが、山の天気は難しいです。
シャクナゲの群生を見て、登る季節を間違えたんじゃないのとか、言われてしまいました。

投稿: Souroku | 2016年9月 5日 (月) 15時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 台風10号の進路予測 | トップページ | 民進党代表選挙のこと »