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2016年8月 3日 (水)

新都知事---案じられる日本会議の影

Ntkoike

Koike1024x576_720新都知事が決まった。
一昨日の東京新聞朝刊に、選挙投票の出口調査で10代の49.1%、20代の44.6%が、小池百合子候補に投票したと報じられていた。
「悩んで投票」との見出しもつけられていたが、今度の都知事選、確かにそうだったかもしれない。
しかしである。選挙は終わったのだという諦観とともに、なんとも言えない心のモヤモヤが晴れない。埼玉県人としてもである。
僕の初めての選挙投票は20才の誕生日後の衆議院選挙だった。
都知事選は、まだ選挙権の無かった、その前年の1959年に有り、無所属で出馬(後に自民党支持)した東竜太郎氏が日本社会党の有田八郎氏に約17万票の僅差で競り勝っていた。当時は日本社会党が元気だった。
20歳の年、1960年の衆院選は、安保闘争の余韻冷めやらぬ選挙だったが、結果は安保闘争は反映されず、自民党の勝利に終わった。
僕は投票には悩まなかった。
国会前の安保反対デモに参加し、法案成立前夜に体験した地鳴りのような群衆の足音がいつまでも頭を離れず、岸信介首相を退陣に追い込んだとは言え、軍備増強、右傾化するきな臭い自民党に投票しようとなどとは、これっぽっちも思わなかった。
僕の周りの初の選挙権を得た友人たちも、国の未来を案じて、皆同じ思いだった。

こんどの都知事選、日本最大の超右翼政治組織「日本会議」国会議員懇談会の副会長である小池百合子に投票し、新都知事に選ぶという10代の選択は、僕が考えるほどには「悩んで投票」の範疇にはなかったのだろう。
いや、投票したほとんどが、小池百合子が日本会議の主要メンバーであり、これまでの数々の言動が示すように、核武装も辞さないという右派思想の持ち主であることさえ知らなかったと言えるのだろう。
何しろ、今や安倍晋三首相以下、閣僚の大半が日本会議国会議員団に所属しており、日本の政治は、日本会議に牛耳られていることさえ、知らない若い人たちが多いといわれるのだから。
小池百合子は「見たこともない都政を進める」と云う。イデオロギーを超えた、都民のための新しい都政に手腕を発揮すると思うのは早計だ。
この人の言行不一致は、よく知られている。
事に就任早々、選挙中の勇ましい発言を、悪びれる風もなく、言い換えている。この人のしれっとした物言いに、なんど不快な思いをしてきたことか。
新都知事、小池百合子に投票した10代、20代の諸君、支持し投票した責任として、新知事としての小池百合子が、選挙中に約束した言葉をどこまで実現していくのか、しっかりと監視してほしい。
そして、選挙中は隠された日本会議の主要メンバーとしての言動が、都政にどんな影響を与えてくるのかも見守って欲しい。
首都の首長を押さえたと喜ぶ日本会議の意向が、さっそく現れてきているのだから。

日本会議の推薦で、小池都知事が、自らの政策実現に向けて、最初に選んだのがこの人。政務担当特別秘書になった野田 数(かずさ)氏。
この人もまた、日本会議メンバーである。
4年前、維新の会に所属していた都議会議員時代、日本会議の活動家として、都議会本会議で、現行憲法を無効とし、戦前の「大日本帝国憲法」の復活を求める時代錯誤の請願に賛成している。
その前の自民党都議だった2010年12月の都議会本会議でも、戦前の「教育勅語」について「日本人の芯となる価値が存在している」と賛美した。
東京都立高校で平成24年度(2012年度)から必修科目となった「日本史」教科書「江戸から東京へ」における「南京事件」の記述を削除し、ダグラス・マッカーサーの「日本の戦争は自衛戦争である」との誤って広められた発言を掲載するよう求めたりもした。右派教科書育鵬社版を支持し、東京書籍版の排斥を論じたりもしている。
こんな人物が、新都知事の都政のブレーンの一人として、登場してきたこと自体、小池都知事の都政に危うさを感じざるを得ない。東京都の教育施策に、介入してくること必至である。日本会議恐るべし。

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