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2016年3月13日 (日)

福島の復旧の遅れー---民主党政権時代の科学的根拠のない高い線量規準のせいで、人が戻れない!!!!

 2月7日、丸川珠代環境大臣は長野の講演会での問題発言について、当初、記憶にない、記録をとっていない、そういう言い回しは無かったなどと、釈明と逃げの答弁に終始しましたが、一転、国会で自身の講演内容の問題部分を読み上げ、撤回し謝罪しました。
一応、1ミリシーベルトの科学的根拠を認識し、今後の除染にも継続する旨の発言をしていますので、一件落着のように見えますが、丸川環境大臣が、本心からそう思っているとは到底思えません。
問題発言を追求される過程で、「言葉足らずでありお詫びする」などと、しらっと言い逃れようとする態度などを映像で見ていると、この方、環境大臣の任にあらず云々より、人間性にひどく問題ありと思えます。
これは、全くの私見ですが、顔つきも少しおかしくなってきているような気がします。私の嫌いな女性たち、桜井よしこ、高市早苗、稲田朋美、安倍首相のお気に入りと噂されるNHKの女性記者など、人としてのやさしさ、相手を思いやる気持ちに欠けるのではないか、なにか似ているのではないか、そんなように感じます。
嘘を突き通そうと考えたとしても、講演内容の録音や記録などは必ず存在するし、数日後には露見することなど、誰の目にも明らかなのに、言い張る心中が理解できません。
それにしても、ネットで1ミリシーベルト、20ミリシーベルトなどと検索すると、除染目標が高すぎる、根拠がない、法律がない、この程度の放射線量は問題無いなどという論調の人たちがおどろくほど圧倒的です。
しかし、国際勧告による数値の根拠や、守らねばならない数値としての法律は厳然とあるのです。
放射線業務関連の法令が、やや難しい点もありますが、法を犯せば罰せられるのです。
福島原発の事故後、放射線業務作業従事者や放射線管理区域の関連法についてはいろいろと書いてきましたので、ここでは詳しくは書きません。
Radiation_warning_symbol_svg_2
左写真の原子力マークを病院などで目にすることもあって、その存在が比較的わかりやすい放射線管理区域というのは、放射線による障害を防止するために設けられた区域で、しっかりと法令により定められています。
建築技術者の私たちが、病院建築に携わる際、放射線管理区域、放射性物質の管理、保管、廃棄施設などの設計、工事が厳しく指導されるのは、その仕事に従事する放射線業務関係者の基準だけでなく、一般人を放射線の被爆から守るためにあるのです。
5ミリシーベルト、20ミリシーベルトなどと、簡単に言われますが、20ミリシーベルトとは、放射線業務従事者にのみ、職業上やむを得ないと定められた年間被曝数値です。
もし、放射線管理区域内で、子供たちが遊んでいたり、お弁当を食べている人たちを見たら、厚労省の係官は卒倒するでしょう。
そんな、放射線管理区域に相当する福島県の場所に、放射線被曝を過小評価して国民の居住を促すのは法令違反なのです。
健康に害が有る無しを、勝手に決めてはいけないのです。
残念ながら無能な丸川珠代環境相は、全く理解していないのでしょう。
大臣の長野の講演会での発言、国会での自身の読み上げを、書きおこしてみましたので、全文載せておきます。

「とりわけ私、今、福島の仕事しているから本当にひどかったんだと思っています。
私、なんで福島の仕事しているかと言うと、環境省の仕事していますから、除染の仕事をやっているんですね。
今まで環境省というのは、エコだ、なんだって言っていれば良かったんですけれど、あの震災から5年間、ずっと除染の仕事やってます。どれだけ除染するからっていう議論があるんですね。
100ミリシーベルトを下ったところ、年間100ミリシーベルトを下ったとこっていうのは、基準が無いもので、ずっと国際的にも20から100の間のとこで、いいとこで切ってください。
地域地域にあった線量を決めてくださいと云うのでやってきたんです。
ところがその一番低い20ミリシーベルトになるように除染しましょうねといっても、「反放射能(脳?)派」というと変ですけれども、どれだけ下げても心配だっていう人は世の中にいるんですよ。
そういう人たちが、ワァーワァー、ワァーワァー騒いだなかで、
何の科学的根拠もなく、その時の細野さんという環境大臣が1ミリシーベルトまで下げますって、急に言ったんですよ。誰にも相談しないで、何の根拠もなく、そういった結果、帰れるはずのところに、今まで帰れない人が出てきているのです。以上」

どうも長くなりますが、ついでに関連する発言を書いておきます。
丸川大臣の発言は正しいと、擁護しまくりの、経済評論家にして自民党アジテーター、上念司氏の、3月10日(月曜日)文化放送「お早う寺ちゃん」での発言です。
丸川珠代環境相が、発言を取り消し、謝罪したことなど、全く眼中にないようです。
これも放送を録音して書きおこしました。こんなことしているから、時間が足らなくなることはわかっているのです。声が大きいだけで、かなりデタラメなことをまくし立てることの多い経済評論家のコメントなど、無視すれば済むことですが、狭量な僕は腹が立つのです。
でも、その発言から逆な意味で、自公政権が焦っているなどと、情報を得られることもありますが。

番組中の「福島では、復旧と除染が遅れていることに関して」

「これね、遅れているというより、遅らせていると思った方が、いいかなと私は思うのですよ。
これ、例えばね、広島なんて原爆落されて、核爆発したもんですから激しく放射能汚染されたんですが、とっくに復旧していますし、それからあの時に、激しく放射線を不幸にして浴びてしまった人も、まあ、子々孫々にはほとんど何も遺伝していないということはデーター上で明らかなんですよね。
それで、なんで広島は復旧できたかというと、科学者がちゃんと線量を測定して、安全な場所からどんどん、どんどん人を帰したからなんです。
ところが、まあ、東日本大震災の福島の原発事故の場合、ぜんぜん、ちゃんと計らないというか、計らせないというか、まあ、計ってもそこ危ないとか何とか云って、あと、非常に高い基準ですよね。
1ミリシーベルト以下に人工的に戻す、事故が起こった場所で1ミリシーベルト以下に戻すって、なかなか難しくて、だいたい国際的基準でも、20ミリ以下にして、取りあえず住み始めて、あとは年が経つにして減り始めるから、取りあえず、それでなんとかしましょうと。
実際、それより高い線量が出ている地域って世界中にもいっぱいあるんですよ。
自然線量とか、ラドンとか、そういうところに住んでいる人で、そんなにガンの発生率が高いということは無いんで、まあ、早めに人を戻したほうがいいんですが、
民主党政権時代に、非常に科学的根拠に基づかない高い基準のせいで、なかなか人が戻れない。
それが、復旧を妨げる最大の原因だと思いますね。戻れる場所には、人がどんどん戻った方が良いと思いますよ。」

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コメント

原発推進の政権を必死で擁護する言動が目立ちます。
誰の為に?・・・、結局は自分への見返りを期待しているのでしょう。
こんな動きを平然と眺めている大半の国民、目覚めて欲しい。。。

投稿: トックリヤシ | 2016年3月14日 (月) 08時55分

>トックリヤシさま
本当にその通りですね。福島の教訓をなにひとつ生かそうとしていません。CTスキャン、飛行機での被ばく量と比べたり、地中の岩盤からの放射線と、微粒子となって降り注いだ放射性物質での危険性を同一視する。
なんとしても原発を推進しようとする勢力の執念はすさまじいばかりです。原発に頼らない国へ、国民がもっと声をあげてほしいと思います。

投稿: Souroku | 2016年3月14日 (月) 17時10分

明日は脱原発デモなんですね
頑張ってください
嫌いな女性、同じです。もっといます
そして丸川氏の国会での発言はカーラジオで聞きました
ごまかしていましたが、言い直してと言われ棒読みしました
そこに反省する気持ちなど微塵も感じられませんでした
放射線管理区域に匹敵する場所に住む人(子供)への気持ちなどありません
少し前に福島へ行きました。
またまた考える事は多く、これからも脱原発の運動をしたいと思いました

投稿: マジョ | 2016年3月19日 (土) 19時38分

>マジョさま
ありがとうございます。今日のデモには、新しく作った「原発再稼働反対」の、のぼり旗を持って参加するつもりです。米国の最近の世論調査でも、反原発支持が54パーセントと、ついに半数を越えたと報じられています。
 これからの子供達に、原発被害の恐怖を体験させることがないように、活動を続けてゆきます。

投稿: Souroku | 2016年3月20日 (日) 10時16分

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