« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »

2016年1月29日 (金)

梅一輪

Dsc00206_1024

梅一輪 一輪程のあたたかさ 服部嵐雪

 庭の南高梅の花が咲き始めました。沢山の蕾が膨らんでいますので、来週には一気に開花することでしょう。
毎年、訪れている国営武蔵丘陵森林公園の梅林の梅も咲き始めたそうで、今年の開花は早いようです。
梅の花言葉は、「高潔」「忠実」「忍耐」、白い梅は「気品」
 
 甘利経済再生相辞任会見 
「私の政治家としての美学、生きざまに反する」

笑わせないでくれたまえまえ!言っていることと、やっている事とが真逆です。
もし、甘利邸に梅の花が咲いていたら、その一輪と向き合ってみてほしい。

それにしても、与党政治家を訪問する際には、菓子折りに現金入りののし袋を付けるのが当たり前と、改めて思い知らされました。
今日の東京新聞夕刊の一面見出し 
政治の裏「悪代官と商人」そのものの姿が浮かび上がりました。 

| | コメント (4)

2016年1月28日 (木)

カマキリの卵とミツマタの花

Dsc00199_1024


Dsc00200_1024先週の土曜日、「西原ふれあい第三公園」の斜面林の手入れに、ボランティア参加しました。
この日の手入れは、18日の降雪の重さで落下した木の枝の片づけ、遊歩道に凍結した雪の除去、下草の刈り込みなどを行いました。
NPO法人エコシティ志木の会員の方たちと一緒に行う作業では、いろいろと教わることが多く、植物、昆虫などに無知な僕にとって、とても有意義です。
今回も、ミツマタの花(写真上と左1枚目)と枝に付いていたカマキリの卵(写真左2枚目)について話を聞くことが出来ました。
ミツマタの枝には、遠目には綿花のような白い蕾が沢山ついていて、近くで見るとその蕾の中から淡い黄色い花が咲き始めていました。ミツマタの花、今まで気付かなかった花です。
    三椏の咲くや古雪に又降りつむ  水原秋櫻子
 
 枝に巻き付いたようなカマキリの卵は、卵鞘と云い、この中から百匹以上のカマキリが這い出して来るそうです。蛹にはならないので不完変態と云い、この卵鞘から細長い芋虫のような前幼虫という形で生まれ、薄い皮から脱皮すれば、ほとんど成虫と変わらないカマキリの形になるそうです。教えてもらわなければわからなかったカマキリの卵ですが、観察すると、他の枝にもいくつかの卵鞘を見つけることが出来ました。恥ずかしながら、これがカマキリの卵だと今回初めて知りました。Dsc00202_1024

Dsc00201_1024


(カマキリの卵鞘)
(西原ふれあい第三公園)

| | コメント (0)

2016年1月25日 (月)

我家の外気温ー4.5度、下川町ではー31.8度を記録したそうです

Dsc00204_1024親戚の住む北海道下川町の今朝の最低気温ー31.8度だったと報じられています。
それにはとおく及びませんが、今朝の我家の外部温度計もー4.5度を指していました。
今年一番の厳しい寒さです。沖縄にもみぞれが降るとは、これも異常気象のなせる技なのか、なにかただ事ではありません。

冬山ではー20度以下の気温を、何度も経験していますが、通常の生活をしている場所がー31.8度というのは、なかなか想像できません。
貧乏で装備の悪い登山をしていた若い頃、ー20度以下の外気温の中、テントの中で、登山靴が凍らないように抱えて寝袋に入っても、まともに寝られた覚えはありません。ウトウトしても、胴震いとともに目が覚めます。若さゆえにできたことです。魔法瓶は、雪を溶かした貴重な水を、翌朝の朝食のために凍らないよう保存する為に使いました。
以前、イベント会場の低温体験でー40度の部屋に、夏服で入って、寒いというより気分が悪くなったこともありました。

下川町の冬の家の中は、暖房で暖かいよと言われますが、それは今の時代の事。昔はさぞ寒かったろうと想像します。
これも50年以上も昔の冬、八ヶ岳山麓の開拓農家であった親戚宅に、八ヶ岳登山の為、仲間を連れて泊めてもらったことがあります。翌朝、枕元の茶碗の水が底まで凍りついていて驚きました。
氷点下の寒暖計を見ながら、いろいろと思い出しています。

| | コメント (2)

2016年1月23日 (土)

あたみ桜と熱海梅園の梅

Dsc00162_1024


Dsc00164_1024昨日の続きです。
熱海では、桜と梅の花を同時に見る事が出来ました。
桜は市内を流れる糸川沿いに、早咲きのあたみ桜が満開でした。同じ早咲きの河津桜は有名ですが、僕はこの「あたみ桜」を見るのは初めてです。吉野桜より、やや濃いピンク色の花が見事でした。
熱海市の「市の木」でもあり、国内で最も早く咲くあたみ桜ですが、それでも今年は例年よりも2週間も早い開花だそうです。

写真左2枚目)
梅の開花にはまだ早いと思って訪ねた熱海梅園でしたが、なんともう3、4分咲の梅のDsc00156_1024花が迎えてくれました(写真上と左1枚目)恒例の梅祭りは週末から始まるとあって、まだ入園無料で開放されていましたが、かなりの数の観光客が、訪れていました。
暖冬の影響で、今週は満開の桜と、咲き始めた梅を同時に見る事が出来た、ラッキーな小旅行が出来ました。

| | コメント (0)

2016年1月22日 (金)

熱海来宮神社の大楠

Dsc00176_1024


Dsc00179_1024正月疲れもあり、温泉にでも入ってリフレッシュしようかと、近場の熱海温泉に行きました。
熱海駅までは、池袋駅から湘南新宿ラインに乗り、大船駅で同じホームの東海道線の快速アクティを乗り継ぐと、2時間弱で到着します。
帰りも河津駅で乗り継げば、池袋まで直行します。
電車を選べば、往き帰りとも乗り継ぎ時間が5分以内と、とても便利なのです。
熱海は、早咲きの「あたみ桜」がちょうど見頃で、梅園の梅と併せて、梅と桜の花見ができました。
今年の熱海梅園は、恒例の梅祭りが始まる前に早くも梅の開花が進み、訪れる観光客で賑わっていました。
この梅と桜については、明日に譲るとして、今日は帰りに寄った来宮神社の「大楠」について書いてみます。

大楠は僕も見るのが初めてで、楽しみにしていたのです。
上の写真を見てください。昨年見た縄文杉にも負けない、絶句するような迫力です。
樹齢は約2000年とかで、鹿児島の蒲生八幡神社の大楠に次ぐ、日本第二位の巨木だそうです。これ、縄文杉でも感じましたが、植物というより、なにか不思議な生き物を連想します。しばらく写真を撮るのも忘れて見とれてしまいました。
実は、この巨大樹とは比べようもありませんが、志木ニュータウンの僕の住む街区のシンボルツリーも「楠」なのです。
街区誕生の時に植えたもので樹齢は50年ほどでしょうか。近年、樹勢が弱まり、このままでは枯死すると診断され、昨年、樹形が半分ほどになる大剪定と、根回りの土の入れ替えや栄養剤の注入などが行われました。
この大手術のおかげで、ずいぶん小ぶりな樹形にはなりましたが、だいぶ元気になったようです。しかし、まだまだ、油断が出来ないそうですので、頑張って生き延びてくれよと祈っているのです。
Dsc00183_1024

| | コメント (0)

2016年1月18日 (月)

暖冬の冬は、大雪に注意

 もう菜の花が満開だとお知らせしようと思っていたら、我家の前の、この雪景色。(写真下)
暖冬の冬は、太平洋側で大雪が多いと云われますので、今年はまだまだ、雪が降りそうです。
 今朝の積雪は10cmを超えていて、建物入口の階段周りが特に滑りやすいので、少し雪かきをしました。シャーベット状の水分を含んだ重い雪でした。
鉄製のスコップだと、舗装の床のタイルを傷めやすいので、プラスチック製のスコップを買おうとは思っていたのですが、残念、今日は間に合いませんでした。
それにしても、鉄道の運休が多過ぎませんか。それほどの大雪?。
体で覆いかぶさっても、ポイントの凍結を防ぐカンテラの火を守った、その昔の鉄道員の話などすると「カンテラ」て何?って言われそうですね。
この程度の雪でも、道路の通行止めや、交通の乱れの報道を聞くと、原発事故の避難計画がとても心配になります。若杉冽さんの著書「原発ホワイトアウト」が頭をよぎります。

Dsc00151_1024

雪景色から、一転、菜の花畑です。先週ウオーキングコースの一つでもある、隣の三芳町を歩いていたら、なんと菜の花が満開でした。いつもなら2月から3月にかけての光景だったと思うのですが。やはり、スーパーエルニーニョによる異常気象の影響大です。

Dsc00134_1024

| | コメント (7)

2016年1月15日 (金)

東通原発に震度5弱(東通村観測)---NHK全く報道せず

2016011412254220160114140010large昨日(2016年1月14日)の12時25分頃、北海道、浦河沖を震源(北緯42.0度、東経142.8度) とするマグニュチュード6.7の地震が発生しました。震源の深さは50km、最大震度は「震度5弱」とかなり大きな地震でした。
注目すべきは、震度5弱の揺れを観測した地点は函館市の新冠町、浦河町、様似町そしてもう一地点が、東北電力の東通原発がある青森県の東通村だったことです。

ご存じのように、東通村のある青森県の下北半島は東通原発以外にも大間原発、東京電力原発2基(建設を計画)、六ケ所村使用済み核燃料再処理工場・核燃料用ウラン濃縮工場、むつ市使用済み核燃料の中間貯蔵施設(建設中)など、多くの原発施設が集中しています。
そして東通原発敷地内にある2本の断層は、原子力規制委員会によって活断層の可能性が高いと判断されました。他にも複数の活断層が原子炉周辺にある疑いが強いと云われ、原発建屋から約50メートルの至近距離を走る活断層の存在も指摘されていると 報道されています。原発再稼動どころか、原発の存在自体が問題視されているのです。
実はここ数週間、いくつかの地震予知サイトが、太平洋側のやや大きな地震発生の可能性を発信していました。
広範囲の予報でもあり、この浦川沖の地震が該当するかは、今はまだ判断できませんが、僕も会員通知メールを受けていて、一応、いつもの警戒態勢にはなっていたのです。
その為、この浦川沖のM.6.7の地震発生も注視し、青森県の原発施設に被害は無かっただろうかと心配していました。
ところがです。当日「NHK夜7時のニュース」で、この地震発生には少し触れましたが、あろうことか原発関連の報道は全く無かったのです。
まあ、NHKのいつもの報道姿勢とはいえ、危険地帯に立地する東通原発をM6.7、震度5弱の地震がもろに襲っても、「報道するな」と沈黙を守るのです。

政権運営、原発推進にマイナスとなる情報は、出すわけにはいかないという籾井会長の意向が徹底されたNHKは、規制された報道姿勢によるストレスから、たとえアナウンサーの頭髪が白くなり、、科学文化部のスタッフの声が出なくなろうとも、視聴者の視点にたった報道はなされません。
原発事故の報道で、籾井会長のNHKを信頼してはいけません。万一の場合は民法ラジオです。それもなるべくTBS,文化放送を情報源として行動するようにしましょう。電通、電力会社の圧力があるとはいえ、危険から少しは逃れられる可能性が高くなります。
重ねていいます。NHKは駄目です。

| | コメント (2)

2016年1月11日 (月)

今年のロウバイの花は異常---西原ふれあい第三公園斜面

Dsc00116_1024


Dsc00115_1024


Dsc00117_1024
志木市の西原ふれあい第三公園横の斜面に、今年もロウバイ(蝋梅)の花が咲きました。

ただ、昨年と比べて異常です。昨年は1月30日のブログで、満開をお知らせしましたが、今年は3週間も早いのです。
そのせいか、落ちきっていない葉が枝に沢山残っていて、花が黄色い枯葉の間から顔を覗かせるといった感じで、少しも綺麗ではありません。
ちなみに、下に昨年の同じ場所のロウバイを載せてみました。比べると一目瞭然です。
暖冬のせいでしょうか?

Ca390041_1024

Ca390043_1024(写真上と左)は、昨年の1月30日の、ロウバイです。枝に葉はなく、花だけが綺麗に咲いています。

| | コメント (2)

2016年1月10日 (日)

焦る安倍首相---公的年金運用損の国会質疑

「財源1兆円の確保策」云々と騒がれると、公的年金運用損の8兆円の巨額さがよくわかる---追記編」を書いたばかりですが、年金運用について、今の国会で年明けからの株価下落の影響を質問されて、答弁する安倍首相の国会中継です。
年金運用に関する質問は、画面の29分50秒あたりから始まります。
質問をはぐらかし、民主党の時は云々などと逃げていますが、顔つきや、一方的な話方にかなり焦っている状況が見て取れます
8兆円の巨額運用損を出した平成27年度第2四半期に続いて、第3四半期(10月~12月)の運用状況は、例年2月末に発表されます。そして、質問にもある1月~3月の第4四半期が一体どうなるか。株価を気にしないわけがない安倍首相には、かなり厳しい状況が耳打ちされているような気がします
それにしても、いつもながら情けない答弁です。他の質問に対してもそうですが、この件に関してもほとんど答弁になっていません。質問にない官僚作成文書をペラペラと読んでいるだけです。
公的年金基金は、国民の財産です。その運用に大きな問題が発生している状況を、また8兆円もの損失を出したことにたいして、国民の代表である国会議員に説明する態度ではありません。全く反省の色がありません。
日経平均株価を吊り上げる為の、工作的売買を繰り返した挙句の損失です。民主党議員も、もう少し具体的なデーターを集め、いかに国民の財産を目減りさせたかについて、現状、今後の展望等について、もっとねちっこく質問し、切れやすい安倍首相を逆上させ、本音を吐かせるように誘導してください。

年金基金運用は長期的に見てくれと、安倍首相は言いますが、長期的展望による運営をどうしたいのか、どのくらいの運用益を見込むのかなど、ほとんど顧みないギャンブル的運営を、この一年続けてきたのは、安倍政権です。偉そうに、平成13年(2001年)からの運用益は45兆円以上だなどと言いますが、14年間の運用ですから、年平均は3兆円ちょっとです。
それを、政権維持、経済政策の見せかけのために、わずか3ヶ月で8兆円(これも過小発表の疑い有り)、今年度だけで10兆円いや、15兆円も目減りさせるような荒っぽい運営を、公的年金基金を使ってやることは、根本的誤りです。
来年、取り戻せる保証などないのです。そんな運営を年金受給者は望んでいません。口で言う長期的な安全、安定な運用とは真逆の運営をしていることに、気づいていない答弁を繰り返す安倍首相、厚労相の頭はおかしいのではないか。中継画面を見ているとそう思わざるをえません。

| | コメント (4)

2016年1月 6日 (水)

「財源1兆円の確保策」云々と騒がれると、公的年金運用損の8兆円の巨額さがよくわかる---追記編

平成28年(2016年)を迎えての株式市況は、1月4日の日経平均が582.73円、昨日5日も-76.98円(18,3740円)と下落しました。今日(6日)の終値も182.68円(18,191円)と下げています。この状況を見ると、公的年金運用の第4四半期(1月~3月)も楽観を許さない状況です。
7兆8899億円もの過去最大の大幅な運用損を出した平成27年度第2四半期に続き、第3四半期(10月~12月)の運用実績はどうなったのか、まもなく発表されるでしょう。
黒字と予想されていますが、それほどの運用益は出ていないのではないかと思います。

「ここからは、書きかけであった、昨年12月16日のブログを再掲し、続きを書きます。」

昨日(平成26年12月15日)に続き、今日の日経平均も大幅下落で、先週の月曜日から7日間で1132.25円も下がっています。
昨年10月から株式運用の比率を大幅に引き上げた「年金積立金管理運用独立行政法人」(以下GPIFと書く)の、運用資産である公的年金がまた確実に目減りしていると思われます。
11月に発表された平成27年度第2四半期の運用損は、7兆8899億円。
この運用損金は四半期で見れば、リーマン・ショック直後の2008年10月〜12月の5兆6千億円を上回る最大の損失です。
約8兆円と発表されましたが、実際には外国株式の評価損の操作があって、実際はあと
-1兆円位上積みされて9兆円の損失としてもおかしくないと思っています。
連日の軽減税率をめぐるドタバタで、税収の目減り1兆円の財源確保と騒げば騒ぐほど、
わずか
3ヶ月(平成27年7月1日~9月末)の公的年金運用実績のマイナス額8兆円の巨額さが浮き彫りになります。
今年も残すところ半月、第3四半期(10月1日~12月末)の運用実績を
2.7兆円から3.6兆円の黒字と見込んでいる年金積立金ですが、このところの世界的株価下落で、黒字どころか、またしても数兆円の運用損の可能性も有りうる話となってきました。

金運用は長期的に見てくれ、去年は15兆円の黒字ではないか、四半期ごとの実績など、本当は発表したくないと云う「年金積立金管理運用独立行政法人」。
この組織の問題点、運用へ危惧を書き始めると、とても長くなりますので、わかりやすく箇条書きで指摘します。それにしてもこの組織、
-8兆円という金額の大きさに、危機感が全くありません。
「これより追記」

①先ず厚生年金と国民年金の積立金の管理運用をしているこの組織の正式名称
年金積立金管理運用独立行政法人
(ねんきんつみたてきんかんりうんようどくりつぎょうせいほうじん)

英語では( Government Pension Investment Fund)略称( GPIF)
厚生労働省所管の独立行政法人である。
 ホームページ http://www.gpif.go.jp/
組織についてはウィキペディアにかなり詳しく書かれている
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E9%87%91%E7%A9%8D%E7%AB%8B%E9%87%91%E7%AE%A1%E7%90%86%E9%81%8B%E7%94%A8%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%B3%95%E4%BA%BA

②職員数は約80名で、職員は運用の専門家ではなく、資産運用の全ては外部の金融機関に委託されている。
資金運用の判断、決定、責任の所在などについては、調べた限り、はっきりしなかった。
「以下運用先についてWikipediaより転載」

具体的な委託先は公表されており、2014年4月現在の委託先は、国内株式投資について、野村グループとゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、
スマートベータ型の他、伝統的アクティブ運用では、インベスコ・アセット、キャピタル・インターナショナル、ナティクシス・アセット、日興アセットマネジメント、フィディリティ、みずほ投信投資顧問、ラッセル・インベストメント、JPモルガン、DIAMアセットマネジメント、他2社に委任している。
また、国内パッシブ運用のTOPIX担当では、先のみずほとDIAMの他、三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、ブラックロックが運用している。  
「転載終わり」

③2014年11月の安倍政権により運用資産の構成割合(後述)が変えられた事に伴い、ガバナンスの強化や組織の専門人材の強化なる下記の発表されたが、
専門的能力のある職員の移動、新規採用など具体的にどう強化されたかは、わからない。
【専門人材の強化】
●専門人材の確保を図るため、外部コンサルタントを活用しつつ給与体系の見直しを進めており、できるだけ早期に結論を得て、採用に着手したいと考えています。
● 専門人材の強化・育成については、適宜、運用委員会にその状況を報告し、その意見も踏まえて、積極的に推進していきます。

ただ、後日GPIFのホームページには、専門職員の採用広告が出され、それを見る限り、3年の任期付職員募集のようで、採用条件は厳しいが、この条件で応募できる人、する人がいるだろうかと思ってしまうし、これが強化策だとすればお粗末である。

職員の募集

投資戦略を担当する運用専門職員及び市場分析・資産配分戦略を担当する運用専門職員を募集します。

応募要件及び募集人員

<投資戦略を担当する運用専門職員(注)>
1.応募資格
以下に掲げるいずれの条件も満たしていること。
(1) 運用機関、金融機関において投資・資産運用に係る3年以上の経験を有すること。
(2) 最新の投資・運用動向に精通していること。
(3) 海外の関係機関等と口頭及び書面で連絡して情報収集できるレベルの英語力を有すること。

2.募集人員 2名程度

<市場分析・資産配分戦略を担当する運用専門職員(注)>
1.応募資格
以下に掲げるいずれの条件も満たしていること。
(1) 次の①から③の業務について、合わせて3年以上の実務経験を有すること。 ①中長期の内外経済動向や金融政策に関する分析。(エコノミスト)
②市場動向等を踏まえた、株式又は債券に関する投資戦略の策定。(ストラテジスト)
③内外の景気や企業業績、金融政策の動向を踏まえ、また市場のバリュエーション、 需要の分析を行った上での資産配分戦略の立案。

(2) 海外の関係機関等と口頭及び書面で連絡して情報収集できるレベルの英語力を有 すること。
2.募集人員 2名程度

④運用資産の構成
2014年6月末における運用資産の構成割合は国内債権が53.36%、外国債券は11.06%、日本株式が17.26%、外国株式が15.98%だった。

2014年11月、第2次安倍改造内閣の下、デフレ脱却後の経済への対応として2014年10月31日から構成割合の目標値を国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%に変更すると発表した。

平成27年(2015年)度第2四半期末現在の運用資産額とその構成割合は次のとおり。」
運用資産額 135兆1,087億円
国内債券 38.95%
外国債券 13.60%

国内株式 21.35%
外国株式 21.64%
短期資産   4.40%

合計すると42.99%にもなる国内株式、外国株式に年金資産がシフトされたことが、よくわかる。

⑤資産運用益の推移
平成13年(2001年)から平成27年第2四半期末までの運用益の推移は、GPIFのHPに詳しいので省略しますが、平成19年(2007年)、20年(2008年)にかけてのリーマンショックによる運用損は15兆1848億円にも及び、2001年からの運用益を全て帳消しにしてしまいました。
平成27年(2015年)度第2四半期(3ヶ月)の損失は7兆8899億円ですが、もし今、安倍首相が云う消費税10パーセントへの値上げを見送る事になる事態、すなわちリーマンショックのようなことが起こると、公的年金の運用損失は25兆円から35兆円になるだろうと想定されます。
最初に書いたように、平成27年度第3四半期(10月~12月)の運用実績も、まもなく発表されるでしょうが、どれほどの結果が出るのか注目されます。
平成28年(2016年)を迎えての株式市況は、4日の日経平均が-582.73円、昨日5日も-76.98円(18,3740円)と下落し、今日(6日)も終値が-182.68円と下げています。
この状況が続けば、第4四半期も厳しくなり。ことによると2008年の年間運用損9兆6670億円を上回る過去最大の運用損を出すことになります。

⑥もし、株価下落に歯止めがかからず、低迷し続ければ、公的年金の積立金が目減りし続ける事にもなりかねません。
GPIFは2001年から2015年までの運用益は45兆4927億円にもなると発表していますが、15年間の平均で見れば、年に3兆2495億円ほどです。
しかし、年間の運用益を増やしたいと実績を焦れば、取り返しのつかない事態を招くことにもなりかねません。
四半期、すなわち3ヶ月で8兆円もの損をするような公的年金積立金の運用は、危険過ぎます。130兆円の積立金は国民のものです。年金支給の目減りにも危険な及ぶ株式での運用は、国民が認めたことではありません。

⑦政府は年金運用のガバナンス強化と言っていますが、これを本当に実施し、運用の独立性、透明性を高めると、現在のような日経平均に一喜一憂する、官製相場とも言われる国のコントロールが弱められ、国の意向で株式を買うことが難しくなります。口で言うほど、安倍政権が前向きにならない理由がここにあります。首相官邸がブレーキをかけているのです。
考え抜かれた真の投資戦略でない、政府の意向に沿った株価操作の為の売買では、運用益を出すことは難しく、政府の介入に運用担当者も音を上げている現実もあるのです。

⑧安部総理は以前、得意そうに株価上昇の実績を謳っていましたが、最近あまり株価に触れたがりません。公的年金投入の官製相場の失敗が現実のものとなってきた現状に、日経平均を上げるだけの資金投入は、傷口を広げるだけと、自制したか、もはやそれだけの資金の余裕が無くなった報告を受けたのかと疑いたくなります。

⑨それでは、大きな運用損が発生した場合、もし最悪、厚生年金保険料の値上げで対応せざるを得なくなる事態まで生じたときに、厚労相だけの責任すませられるのか。
運用損拡大に焦ったか、GPIFは高リスクの海外の低格付け(ジャンク)債の投資にも手を出そうとしていると報じられています。米国やカナダなども年金で株式運用をしていますが、それは日本の厚生年金に当たる部分だけで、年金資産をこれほど株式運用につぎ込んでいるのは日本だけであると、東京新聞が報じています。
今こそ、年金資産の株式運用の是非を議論すべきでしょう。そして国民にほとんど知らされていないGPIFの組織の透明性、独立性などの根本的改革が求められます。

| | コメント (2)

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »