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2015年5月29日 (金)

甲斐大和駅から大菩薩峠へ」

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Dsc00155_1024連休中の5月3日(日)、家族で大菩薩峠に登ってきました(写真上、その日の大菩薩峠。若者たちが多い)
大菩薩峠には何度か登っていますが、いつもは車で上日川峠より先の「福ちゃん荘」まで上がっていたので、電車利用は今度が初めてでした。
志木市の自宅からの足の便も良く、楽に大菩薩峠日帰り登山ができましたので、今日は山より交通について少し詳しく書きます。
2008年10月から、中央本線の甲斐大和駅から上日川峠まで、登山バスが運行されるようになりました。
この路線の開通で、従来の塩山駅から、登山口の裂石までのバス便より、日帰り登山にはだいぶ便利になりました。
この路線を運行させたのは栄和交通。栄和交通のタクシーの運転手さんの話では、社長の英断だったとのことで、土日の運行とはいえ、登山客にとってはありがたい会社です。
おかげで裂石の登山口から上日川峠まで、歩行程が約2時間弱程度短縮できるので、帰りにゆっくり温泉に入る時間が取れるようになりました。
甲斐大和駅は、僕が中央本線の夜行列車に乗って、せっせと山行をしていた時代の駅名は、初鹿野駅でしたが、ほとんど記憶にない駅名です。
ただ、日本100名山の著者である深田久弥さんが大正十二年に初めてこの山に登った時のことを、著書にこう書いています。そう、この駅から歩き始めたのです。

「それは関東大震災の前で、私は自分の学校の旅行部の人たちと一緒に、未明初鹿野駅で下車し、嵯峨塩鉱泉から雁ヶ腹摺・小金沢山を経て、大菩薩峠に達した。古い話で記憶は茫としているが、道の長かったこと、峠から雲峰寺へ下った時は暗くなっていたこと、そこで食べた蕎麦のうまかったことなどをおぼえている。」
注:嵯峨塩鉱泉から牛奥ノ雁ヶ腹摺山までの登山コースがはっきりしませんが、現在でも約12時間以上の歩行程だと思います)

駅前からのバス便は、朝8時10分、9時10分、9時50分の三本があり、混雑の程度により臨時便も運行されるとのことです。
志木市の自宅を6時頃出ると、8時半には甲斐大和駅に到着し、9時10分のバスに乗れます。駅にはすでに100人くらいの登山客が列を作ってバスを待っていました。普段は寂しい無人駅が、大菩薩峠登山客のために駅員も臨時に配置されて大賑わいです。
ここから上日川峠まで、約40分の乗車で、バス運賃は1000円です。Suicaは使えません。
ゴールデンウイーク中でもあり、上日川峠のロッジ長兵衛前は、人と車でかなり賑わっていました(写真、2枚目)
バス停横の広場には幕営場があり、テントが幾張りか見えました。
ここから、唐松尾根を登り、雷岩から神部岩、賽ノ河原、親不知ノ頭を経て大菩薩峠に至りましたが、山はカラフルなウエァに身を包んだ若い登山客ばかりで、前に八ヶ岳登山でも、最近の山は華やいでいると書いたことがありましたが、10年ほど前とはだいぶ様変わりしてきたことをあらためて感じました。

大菩薩峠からは、整備された登山道を下り、1時間ほどで楽に上日川峠に戻りました。期待した富士山は見えませんでしたが、好天に恵まれ、美しい新緑の楽しい山歩きができました。
帰りはもちろん温泉です。上日川峠15時発のバスに乗り、途中の大和天目山温泉で下車しました。約30分ほどの乗車です。運賃は駅までと同じ1000円ですが、温泉入浴の200円割引券をくれます。ここで下車して温泉に入ると、次の甲斐大和行のバスは最終の16時16分しかありません。これだと、少し忙しい入浴になりますが、良くしたもので、同じ甲斐大和駅まで17時12分発の市民バスがあるのです。
しかし実際には、17時発の栄和交通の臨時バスが運行され、これに乗る事ができました。この会社、なかなか細やかな運行の配慮をするなと感心した次第です。天目山温泉も同じ会社の経営なのです。温泉は高アルカリ温泉とかで、お湯が滑らかで露天風呂などの施設も良くおすすめできる日帰り温泉施設です。
甲斐大和駅から、空いた普通列車に乗り込み、無事に今日の登山を終わらせました。「中央沿線の山々」というガイドブックもありますが、電車利用の近場の山歩きも良いものです。
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(写真左、賽ノ河原付近)

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