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2015年4月17日 (金)

産経新聞元ソウル支局長の記事

産経新聞の加藤達也元ソウル支局長にたいする、韓国政府の出国禁止措置が解除され、日本に帰国した翌日の4月15日午前に、安倍首相と約45分ほど面会したと報じられました。
加藤氏が産経新聞WEBサイトへ書いたコラム「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に---誰と会っていた?」が朴槿恵大統領の名誉を毀損したとして在宅起訴され、昨年8月以降日本に帰国できないでいたことは、報道、言論の自由の侵害として問題になっていました。
僕は言論、報道への圧力として、あってはならないことと思いながらも、嫌韓報道記事の多い産経新聞のことでもあり、そのソウル支局長の拘留には、やや冷めた目で経過を見ていました。
産経新聞には、詳しく報道されていたのかもしれませんが、僕が嫌うこの新聞は、他紙との記事表現の違いを調べる時以外は、読むことは少なかったのです。
他のマスコミからも、加藤氏の主張など、裁判の経過、詳細が伝わらなかったこともあり、ここに来て突然の帰国、そしてすぐに官邸での安倍首相との面会に驚いた次第です。
安倍首相との面会、加藤氏の今後の裁判などなどについて、あまりマスコミが大きく取り上げないのは、なんとなく腑に落ちない感もあるのですが。
それにしても何とも配慮や慎重さの足りない安倍首相です。記者が帰国しても、しばらくは情報を得る程度にしておく度量があれば良いものを、翌日には官邸に招き、お疲れさんなどと慰労したら、事情はどうあろうとも韓国の感情を逆なでするようなものです。何しろ、韓国大統領の名誉を毀損したとして起訴されているのですから。
翁長沖縄県知事が何度面会要請しても、時間の調整がつかないなどと言いながら避け続け、産経新聞となると我が味方なりとばかり便宜を図る。この単純さが情けない。
韓国とのぎくしゃくした関係を改善する方向とは全く逆のことをやらかしています。


そんなことで、僕は韓国政府から「名誉毀損」とされた加藤氏の記事の概要を知っているだけで、全文を読んだことはなかったので、この際だからと読んでみました。
まあ、なんというか、がっかりする記事でした。
朝鮮日報のコラム記事の引用に、嫌味な刺を加えたような内容で書く事にどれほどの意味があったかと思いました。
韓国政府も引用元の自国の朝鮮日報でなく、日本の産経新聞を標的にしたのは、それなりの意味があったのでしょうが、もう少し落ち着いた対応ですませば良かったのにと思いました。
報道機関に対する圧力として、これさえ認められないことではありますが、注意喚起、遺憾の意などで不快の念を表明する程度で済ますことです。
ちなみに日本の安倍政権はもっと露骨に文書、電話、メールなどで報道各社に干渉していますが。
韓国政府の行った新聞記者への起訴は絶対にあってはならないことです。今後、韓国において加藤氏の出頭のもと、裁判が継続されるとの事、何度でも韓国に渡り、言論、報道の自由を求めて、断固主張を曲げずに大いに論戦をして無罪を勝ち取って欲しいものです。
ただ、惜しむらくは、安倍首相に直接慰労されるほどの記者でありながら、問題視された記事が報道の自由云々を語るにしては、なんともお粗末なのがちょっと恥ずかしい。
このあたりが、日本のマスコ各社が今ひとつ乗り切れない理由かもしれません。
以下、記事全文のコピーです。
(クリックすると拡大して読みやすくなります)
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コメント

この国の首相は、沖縄県知事と会うのはさんざん避けていたくせに、産経のチンピラ記者にはホイホイ会うのだからお話になりません。

投稿: kappaman | 2015年4月18日 (土) 01時34分

>kappamanさま
安倍晋三、こんな男に、国の命運がかかっているかと思うと、恐ろしいことです。戦前、戦中の日本の指導者を彷彿させます。もし何らかの非常事態のさいに、この男が指揮をとれば、悲劇的結末を迎えそうです。

投稿: Souroku | 2015年4月18日 (土) 08時42分

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