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2014年7月30日 (水)

「原発の稼働停止で貿易赤字が増えた」は一方的言い分

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貿易赤字国に転落した日本。その主たる原因が原発の全面停止により、代替化石燃料の輸入が大幅に増えたとの主張が政官財、評論家諸氏から声高に叫ばれています。
少し検証してみれば、それが必ずしも正しい主張では無い事を知っているマスコミ各社が、それを隠し、その説を支持するような報道を続けています。
 これに対して昨日、自民党の河野太郎衆議院議員が、自らのメールマガジンで、それはおかしいと書きました。
しっかりしたデーターを提示して、貿易赤字論に異議をとなえた河野氏はさすがです。野党議員は河野太郎議員の爪の垢でも煎じて飲みなさい。
メールマガジンは、全文を掲載する場合に限り転載・再配布できますので、全文を転載させていただきます。河野太郎氏は、このメールマガジンの中で、次のように書いています。
どの新聞を読んでも天然ガスの輸入量やその価格がどう推移したのか、まったくわかりません。
政府が発表していることだけを右から左に流しているだけではマスコミの役割を果たしていると言えないのではないでしょうか。

右から左に流すだけでなく、嘘の情報を刷り込むような新聞もある中で、河野太郎さん、昨日の東京新聞朝刊は、ちゃんと書いていますよ。(上の記事、クリックすると拡大します)

東京新聞は、3月12日の「こちら報道部」でも、「原発停止で3.6兆円増のトリック」と題して原発停止により、3.6兆円の国富が流出したとする経済産業省の試算が、嘘だと暴いています。

以下、転載

ごまめの歯ぎしり 2014年7月29日号 貿易赤字の裏側

......ごまめの歯ぎしり メールマガジン版......
      衆議院議員 河野太郎の国会日記===========================================================

財務省が7月24日に発表した2014年上半期の貿易収支は、
7兆5983億円の赤字で、半期では過去最大の赤字となりました。
このままのペースでいくと、年間を通して15兆円の貿易赤字と
なります。

日経新聞は「燃料輸入の増加が主因」と分析しています。

産経新聞も「原発の稼働停止に伴う、火力発電用燃料の輸入額が
高水準となるなど輸入が過去最大に」
と解説しています。

天然ガスの輸入量が増えて貿易赤字が増えているというように聞
こえます。
この一年間の天然ガスの輸入量を四半期ごとにみてみましょう。

2013 Jan.-Mar(1月-3月)     23,494千トン
2013 Apr.-Jun(4月-6月)     19,913
2013 Jul.-Sep(7月-9月)       21,244
2013 Oct.-Dec(10月-12月)  22,840
2014 Jan.-Mar(1月-3月)      23,734
2014 Apr.-Jun(4月-6月)      20,528

2013年の第2四半期と比べ、2014年の第2四半期の天然ガス
の輸入量は3%の増加です。
ところが同じ時期の天然ガスの輸入金額をみてみるとこうなります。

2013 Jan.-Mar(1月-3月)     1,829,974,606千円
2013 Apr.-Jun (4月-6月)     1,671,296,539
2013 Jul.-Sep(7月-9月)      1,705,469,789
2013 Oct.-Dec (10月-12月)   1,852,210,267
2014 Jan.-Mar(1月-3月)       2,113,850,763
2014 Apr.-Jun(4月-6月)      1,792,803,219

2013年の第2四半期と比べ、2014年の第2四半期の天然ガス
の輸入金額は7%も増加
しています。

福島第一原発の事故が起きた2011年と比較してみましょう。

年度      輸入量 輸入金額

2011   83,183
千トン      5,404,383,719 千円
2012   86,865              6,214,120,485
2013   7,731                7,342,827,358

2013年の輸入量は2011年と比べて5%の増加です。
しかし、輸入金額は36%も伸びています。
2011年3月、天然ガスの価格は$12.18でした。
当時の為替レートは1ドルが81円79銭。円建ての天然ガスの価格は996円25銭。

2014年5月の天然ガス価格は$17.75、為替レートは101円79銭。
円建ての天然ガス価格は1806円77銭。円建て価格は81%の上昇です。

2014年上期の輸入量、金額を単純に2倍して比較してみると輸入量は
2011年と比較して6%の増加、輸入金額は45%増えることになります。

新聞報道を見ていると、あたかも原発が停止したので天然ガスの輸入量
が増えて、貿易赤字が膨らんだかのように思えます。
しかし、事実は、
天然ガス価格の上昇とそれに輪をかけた円安のおかげで円建てのガス
価格が上昇し、貿易赤字が増えたのです。

どの新聞を読んでも天然ガスの輸入量やその価格がどう推移したのか、
まったくわかりません。

政府が発表していることだけを右から左に流しているだけではマスコミの役割を果たしていると言えないのではないでしょうか。

(当レポートに掲載された記事は、全文を掲載する場合に限り転載・再配布できます。)

 

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2014年7月27日 (日)

週間金曜日創刊1000号と東京新聞

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Jy27002_1024 1993年7月23日、創刊第一号を発行してから20年、「週間金曜日」が1000号を発行した。
良くぞ継続してくれたの一言しかない。そしてこれからも、いやこの時代だからこそ週間金曜日の必要性は揺るがないだろう。
しかし、東京新聞への広告には驚いた。広告主が広告媒体を「がんばれ」と応援している(写真上)
僕も応援する。「週間金曜日」がんばれ!。「東京新聞」がんばれ!。

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2014年7月26日 (土)

JR東日本(東京)がんばれ---都市対抗野球

Dsc01796_1024 都市対抗野球の「JR東日本東京」を応援しています。
今年も7月19日の室蘭シャークス(室蘭市)戦と、24日のパナソニック(門真市)戦を、かみさんや、チビスケ2号、友人たちと東京ドームに見に行きました。
室蘭には4対0、パナソニックには3対2と勝利し、今夜、横浜市代表のJX-ENEOSと対戦します。昨年敗れた強敵です。
観戦した2試合とも、応援ステージ近くの内野席で応援しました。
良い席は試合開始2時間くらい前から並ばないといけないのです。
昨年も書きましたが、都市対抗の応援は攻撃、守備時にかかわらず、タオルを振り、拍手とウエーブを繰り返すので、ゆっくりビールなど飲んでいられません。
なんとか逆転勝ちしたパナソニック戦では、7回から試合終了まで立ちっ放しの応援で、年寄りには厳しいものがあります。
それでもステージ上で繰り広げられるチアリーダー、応援団のパフォーマンスと一体になって、体全体で応援するのはなかなか気持ちの良いものです。
自チームを応援するスタンドの一体感が、プロ野球とはまた違った雰囲気で、ゲーム観戦と応援が半々といった状態で、選手の一挙手一投足に目を向ける余裕はありません。でもこれもまた楽しいのです。
今夜の試合、強敵ですがJR東日本にぜひ頑張ってほしい。プロ野球のオリックスに移った昨年のエース、吉田投手の抜けた穴は大きくても「フレー、フレーJR」

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2014年7月22日 (火)

西武池袋線の赤い車両

Pk2014071702100061_size07月19日から西武池袋線に、「幸福の赤い電車」と名付けられた赤く塗装された車両が1編成運行されていると発表されています。 (写真は西武鉄道提供)
あまり西武池袋線に乗る機会がないので、1編成だけの車両に会える機会は少ないと思うのですが、池袋駅付近で見るチャンスがあるかもしれないと思っています。地下鉄への乗り入れには、使われないのだろうな。

Ca390040_320昨年運行された山手線の、1編成だけの緑色の車両や、地下鉄銀座線のレトロな黄色い車両には、運行直後に出会うことができて、わりと運があるぞと思ったので、案外近いうちに「幸福の赤い電車」にも会えるかもしれないと期待しています。
運行車両は、待ち構えているわけではないので、ホームに進入してくると、あわててカメラや携帯電話を取り出している間に出発してしまい、うまく写真が撮れません。どちらもドアが閉まり発車した後を追いかけた写真です。

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2014年7月18日 (金)

株主優待で、かなりの高配当---中央魚類と極洋その2(2014年)

Dsc01774_3204年前(2010年)の同じ時期、「 株主優待で、かなりの高配当---中央魚類と極洋」で記事を書きました。http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/----090c.html
株主優待の商品が送られる時期になると、「検索」からこの記事を読んで頂ける方が多いようです。

4年前の事ですので、今とは少し変わっているところもありますので、再度この項で同じように書いてみます。

写真上が中央魚類下が極洋の今年の株主優待で、数日前に送れらてきた商品です。極洋の缶詰セットは毎回変わりませんが、中央魚類のほうは、かまぼこセットだったりと毎回違った商品が届きます。
今年は明太子、シャケ、イクラの瓶詰セットでした。

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さて、配当の方ですが、中央魚類の今日の株価は249円、配当金が年6円で配当率は2.41%です。それに瓶詰セットの3500円相当を加えると配当率は3.81%となります。
株主優待には1000株の保有が必要ですから、今日の株価から必要金額は249,000円です。この配当が年9500円(3.81%)相当ですから、悪くありません。
ただ、4年前の株価は、同じ配当金ながら178円でしたので、もし持ち続けていたらかなり含み益があります。

極洋は、今日の株価が260円、配当金がこれも4年前と変わらず5円で配当率は1.92%です。それに缶詰セットの5000円相当を加えると配当率は3.84%となり、こちらも中央魚類とほとんど同じです。今日の株価から必要金額は260,000円で配当が年10,000円(3.84%)相当となります。4年前の株価は183円でしたからこちらもかなり値上がりしています。

株価が値上がりしていて、配当金は同じですから現在の配当率は当然下がります。4年前は株価全体が安く、そのため高配当銘柄がとても多かったのです。
4年間でニューヨークダウ平均は、10366.72ドルから今日の17,138.20ドルへと6,771.48ドルも上がりました。約165.3%の上昇です。

日経平均は、9,685.53円から今日の15,370.26円と5,684.73円上がりました。約158.7%の上昇です。
個別にみると中央魚類が140%、極洋が142%と日経平均と同じような上昇ですね。
日経平均はだいたいニュヨークダウと連動していることは周知ですが、アベノミクス云々ではやされて一時的に日経平均が上がることもありますが、長い目で見れば、為替とニューヨークダウとに影響されていることがよくわかります。
配当がそこそこ良く、株主優待の商品も魅力的な食品関連の会社は多いのですが、この中央魚類と極洋は、株価も200円台と安いので、購入に必要な金額も抑えられますし、株価も比較的安定しています。そんなところが気に入って株式を保有している会社です。

ここのところ、日経平均が15000円をいつ割ってもお
かしくない状況で推移しています。
ここ数年、単位こそドルと円で異なりますが、ニューヨークダウと日経平均は数字で500~1000位の差で動いてきました。もちろん日経の数字が下です。
今日(7月17日)現在は、17,138.20と15,370.26ですから、その差は1767.94です。
かなり引き離されました。日本の市場がアベノミクスで株価が上昇と謳う割には、不安定というか不安要素が強く弱いのです。
ひとつ、言えることは、日経平均が下がると「下支えされるといった動き」があり、これを上手く掴んで、下がったら買い、上がれば売りを短期的に繰り返して利益を上げている人達もいます。世に言うディトレーダーはとは違います。株価の動きが実に単純でわかりやすいので損が少ないのです。このへんのところは書くと長くなるのでまたの機会に。

さて、最後に高配当の本題に戻って、配当金に掛かる税金が、4年前の10%から20%に変わった事はご存知のとおりですが、これ、いざそうなってみると案外効きます。
(---もう少し続く)

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2014年7月15日 (火)

GARMIN eTrex20Jを購入

Dsc01775_320 判断力が鈍くなってきたことを痛感し、今や山道で右に行くところを、左に行きかねないと思い、初めてGPSを購入しました。
購入にあたり、GARMIN社製とは決めていましたが、eTrex30JにするかeTrex20Jにするか迷うところでした。
その違いは高度計と電子コンパス機能の有無の差。
高度計は、腕時計内臓と、携帯高度計を使用しているし、電子コンパスは、あれば良いが、原則、山では二万五千分の一地図とコンパスを使うので、GPSは、あくまで補助として使いたい。よって20Jに決定。
パソコン使用でGPSとカシミール3Dとの連動も、当分使いそうも無い、いや使えそうもないが正しいのですが、そこで20Jの格納地図ソフトは同じGARMIN社の「日本登山地図 TOPO10MPlus V2」を同時購入しました。
「山と高原地図」の昭文社が編集した、山と高原地図59冊のすべての山域が収録されているソフトです。
GARMIN社の地図ソフトBaseCampを使用して、パソコンでの地図表示が可能とも書かれていますが、すぐにパソコンにインストールする必要もないので、GPSに格納すれば即使用できるマイクロSD版を選びました。
さて、GPSなど触れたことがない僕にうまく使えるのかが問題です。
製品には写真左の「操作マニュアル」が付属していました。
しかし、この操作マニュアルは「リファレンスマニュアル」と呼ぶべきもので、機能について項目ごとに詳しく説明されていますが、これを読んで、すぐに使用法が理解できるとは到底思えない代物です。愚痴れば、だいたい機能が多すぎる。
しかし、こんな感想を持つのは、僕だけだとしたらちょっとつらい心境ではあります。
今まで購入して使っている放射線量測定器、デジカメ、ウオークマンなど、マニュアルを読んでもよく理解出来ない状況ではあるのですが。小さな文字で書かれたマニュアルや面倒な電子マニュアルなど、読み解く根気がなくなっているのは確かです。

ところで、登山者にはかなり普及していると思われるGARMIN社のGPS、僕の場合はeTrexですが、ネットでその使用法を探しても、驚くほど少ないのです。
何故なのだろう、まだアマチュア無線機などと同じレベルの専門性のあるものなのでしょうか。
でも、最近の登山記録などでは、ルート軌跡など、ごく当たり前のようにアップされているし、若い登山仲間との交流も少ないのでこのあたりの事、よくわかりません。
さて、本番の山行き前に、街でたどたどしく軌跡を表示したりして、使って見た感想などは、また書くことにしましょう。

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2014年7月10日 (木)

上関原発に反対する祝島の漁師さんに500万円届けようキャンペーン

Photo_3「拡散に協力します」

みんなの海の会

上関原発に反対する祝島の漁師さんに500万円届けようキャンペーン

みんなの海の会

http://minnanoumi.jimdo.com/
みんなの海の会HP

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http://minnanoumi.jimdo.com/deutsch/

“Das ist unser aller Meer! Das wird nicht für Geld verkauft!”  - 32 Jahre nach der Entscheidung gegen den Bau eines Atomkraftwerks steckt die Iwai-shima-Insel wieder in der Klemme

 

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2014年7月 6日 (日)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その38---海上自衛隊がCTF-151の司令官に!CTF-150への参加も現実味を帯びてきた(集団的自衛権の行使容認と無縁ではない)

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http://combinedmaritimeforces.com/   (合同海上部隊(CMF)のHP。日本政府は国内的には公にすることを避けたがるのですが、ここには日本国旗が掲載され日本国の参加を表しています)

防衛省は2009年の海賊対処法による海上自衛隊の護衛艦派遣当初から、米軍などが共同運用する多国籍部隊への参加は、憲法や自衛隊法からの制約から難しいと、その枠組みには入らず個別対応の立場で活動する方針を守ってきました。
 
多国籍部隊(海賊対処専任部隊としてはCTF151)の活動は「攻撃しても武力行使にならない」と日本政府が判断した海賊の制圧が中心とはいえ、武力行使とみなされる「国または国に準じる組織=一部のテロ組織」との交戦を否定していない。このため、CTF151への参加は困難と判断した経過があります。

従ってソマリア沖に派遣された海上自衛隊の活動は、当ブログで護衛活動開始以来の毎月の活動を掲載しているように「エスコート方式」と呼ばれる、護衛対象船舶の前後を2隻の護衛艦で守るオーソドックスな船団護衛方法でした。

しかし、日本政府は昨年(2013年<平成25年>)12月より、ソマリア沖で船舶護衛の海上自衛隊第17次派遣部隊の護衛艦2隻のうち、1隻を第151連合任務部隊(CTF-151)に参加させることに決定しました。
従来のエスコート方式の船団護衛を1隻の護衛艦(さざなみ)だけにして、他の一隻(さみだれ)を広範囲の海域を監視巡回し、海賊が民間船舶に近づかないよう警備する方式です。特定の船舶を護衛せず、航路が通る海域を他国(CTF151参加国)と区切って警戒する「ゾーンディフェンス」と呼ばれる方式に移行させることにしたわけです。
昨年12月以後の17次以降の派遣部隊もこれに続いています。尚、CTF151への参加はその経過から見て、米軍の強い要請によるものと思われます。

 あれ、自衛隊が多国籍部隊に参加して良いのとの疑問が生ずるわけですが、防衛省は「これまでの活動同様、海賊行為を取り締まる警察活動で、武力行使ではない」と説明しています。
しかし、このあたりが日本政府お定まりの、参加したの、それとも片足だけ入れたのと思わせる何とも歯がゆい説明に終始するのですが、参加したことはしたが、海域の割り振りなど連絡・調整のため、隊員を多国籍部隊の司令部に派遣するだけで、指揮下には入らないと説明しています。
(話はそれますが、その指揮下には入らないと説明したCTF-151の司令官は、護衛艦「さみだれ」が参加した昨年(2014年)12月当時はデンマーク海軍でしたが、今年の2月にパキスタン海軍に、そして6月から韓国海軍が指揮をとっています。
ですから現在、海上自衛隊の護衛艦1隻(第18次派遣部隊のいなづま)は好むと好まざると、韓国海軍の司令官の指揮下?にあるわけです。
実は護衛艦の1隻が参加といっても、同じソマリア沖で活動しているもう1隻の護衛艦はどうなのだと聞かれれば、これまた説明不足でよくわからないとお伝えするしかありません。)


この「指揮下には入らない」という言葉が如何にあいまいなものであるか、またしても驚くべき進展の中で浮かび上がります。

なんと、7月3日のNHKのニュースで、ソマリア海賊対策に自衛隊の司令官を派遣するとの放送が流れたのです。(この話、実はかなり前から出ていて、昨年12月のCTF-151参加時に事実上日本側も了承していたと断じてよいと思います。
しかし、安倍内閣が集団的自衛権の行使を閣議決定した直後に、政府広報NHKが流すとは、いつものことながら不快です)


おい、おい、遂に海上自衛隊が多国籍部隊の司令官になることを発表したのかと、ニュースを聞いていましたが、これまたなんとも要領を得ない報道で、政府広報といえどもNHKさん、もう少し自分の言葉で報道しろよと言いたくなる内容です。
まあ、わからないながら要約すると

〇自衛隊が参加している多国籍部隊に、初めて自衛隊から司令官を派遣する(司令官を派遣するなどと、わかり難いことを言わず、現在韓国海軍がその任についているCTF-151の司令官に、近いうちに海上自衛隊がつくことになったと言えば国民には理解しやすいのです。
政府発表は、原発事故などにも言えますが、なるべく隠そう隠そう、あいまいにしようとするので、こんな奥歯に物の挟まった文章になるのです。要は後ろめたいのです。
それをNHKは、政府の意を汲んでそのまま発表し、なおかつ妙なフォロー文を挟むからなおややこしくなるのです。まあ、他のマスコミ、特に読売、産経、日経なども似たようなものです。防衛省は各国からの要請と説明していますが、米軍の強い意向に沿った行動です)


〇海賊対策に主体的に関わることで、積極的平和主義のもと、国際社会に貢献する姿勢を打ち出す。(いかにもNHKらしいフォローです。)

〇多国籍部隊の司令官は4ヶ月から6ヶ月ごとに参加国の間で持ち回りで交代している。
(政府は「アメリカ、イギリスなどの多国籍部隊への貢献」という言葉が好きです。インド洋給油の時も、最後の頃パキスタン海軍だけにしか給油していない時期にも、しきりに多国籍部隊への給油をうたっていました。始めは多国籍部隊でも、いつの間にか参加国が少数になることも多いのです。実はCTF-151もその傾向があるのですが、これは別記事で)

〇多国籍部隊への参加による活動のなか、防衛省は各国からの要請などを踏まえて検討を進め、多国籍部隊の司令部と参加している部隊との関係は、指揮・命令の関係ではなく、あくまで連絡調整であり、法的にも問題はないなどとして自衛隊から司令官と司令部要員を派遣する方針を固めた。
多国籍部隊の司令部と参加している部隊との関係は、指揮・命令の関係ではなく、あくまで連絡調整であり、法的にも問題はない---国民からの反発もあって、最初は参加も躊躇っていたCTF-151の司令官に、指揮下にはない、いや司令官になっても指揮、命令は無いなど、何のかんのと言い回しだけで、結局就任してしまいそうです)

海上自衛隊がCTF-151の司令官の任に就くことは、「海賊対処法」による護衛艦派遣の範囲を越えてきているのではとの声も上がってよさそうなのですが、隠されているというか、報道もされずに、問題視される様子も無いことが不思議です。
米国の次なる狙いは、海上自衛隊と航空自衛隊を、米軍が掌握しているテロ対策部隊CTF-150(海上治安活動、海上阻止行動の実施が主任務)への参加を促すものと思っています。

ソマリア沖の海賊対処活動については、僕は原則反対ではありません。
しかし、海上警備行動から海賊対処法に至る成立過程、あまりにも虚偽にすぎた護衛船舶数想定、マスコミを利用した不正確な情報操作、船主組合、経団連側の一方的な過剰要求と国交省、防衛省との癒着、シーレーン防衛などとの結びつけ方、恒久基地化への道を進んでいる「ジブチ拠点」と称する我国初の海外基地の在り方、ジブチ共和国政府との交換公文にみられる不実、そして、CTF-151への参加、間をおかずして司令官への就任要請受諾に見られる歯止めなき拡大解釈と国民への説明を避けようとするる政府のあり方などなど、あまりにも不誠実な国民への対応は、このまま、見過ごすことはできないと思っています。
また、海賊対処法のもと、警察活動の名目で参加した多国籍軍参加が、防衛省内部では、今後の、本格的多国籍軍参加への足掛かり、突破口としての重要課題として検討されていることも見逃せません。
先ずは、集団的自衛権行使のための法整備で、海賊対処法の変更と、それに関連する自衛隊法の規定変更作業に力を注いでくるでしょう。
海賊対処法一つをとっても、自衛隊が海外で動くという事実が、かように複雑な展開を見せてくるのです。集団的自衛権行使容認の閣議決定から見えてくるその先の目的に収束させようとする大きな力が働いているからです。

見ていてください!

集団的自衛権の行使容認により、安倍政権のあいまいな説明とはかけ離れた、従来の専守防衛とはまったく異なる強大な軍事力保持の方向に向けて即、動き出すのを目の当たりにすることになりますから。

CTF-151とCTF-150、聞きなれないかもしれませんが、どちらも合同海上部隊の傘下にあり、密接な関係があります。今後、自衛隊との関連が、特定秘密保護法、集団的自衛権行使の容認と複雑に絡んでくることは必至です。このことについては、書き出すと途方もなく長くなりますので、後日別途書くことにします。

今後、この話題も出るかと思いますので、参考までに、CTF-151の歴代司令官を書いておきます。現在の韓国海軍が22代目となります。

1.米国海軍2009.1~
2.米国海軍(二度目)
3.トルコ海軍
4.米国海軍(三度目)
5.シンガポール海軍
6.韓国海軍
7.トルコ海軍(二度目)
8.パキスタン海軍
9.シンガポール海軍(二度目)
10.ニュージーランド海軍
11.パキスタン海軍(二度目)
12.デンマーク海軍
13.タイ海軍
14.韓国海軍(二度目)
15.トルコ海軍(三度目)
16.パキスタン海軍(三度目) 2012.12.13~
17.シンガポール海軍(三度目) 2013.3.7~
18.パキスタン海軍(四度目)2013.6.13~
19.イギリス海軍 2013.9.5~
20.デンマーク海軍(二度目) 2013.12.12~
21.パキスタン海軍(五度目)2014.2.27~
22.韓国海軍(三度目) 2014.6.12~
23.日本海上自衛隊の可能性あるも? 
24.日本海上自衛隊の可能性 2015.2か3頃か

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2014年7月 1日 (火)

梅雨の晴れ間に乾徳山へ

「2014年6月26日」
週間天気予報を毎日ながめていて、この日しかないと選んだ先週の木曜日、友人3人と乾徳山に登ってきました。
結果は上々、薄日もさす好天に恵まれました。同行の友人達の中で、二人は乾徳山は初めてだったので、変化にとんだこの山が楽しめたようです。
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朝、徳和の登山口近くの林道脇の小さな駐車スペースに車を止め、9時頃から歩き始めました。歩くこと約15分で登山道入り口着。右手に案内板があります。
ここから、朝の登り始めにはちょっと辛く堪える、石のゴロゴロした急な樹林帯を登ります。
春セミが鳴き、新緑の緑がきれいです。
最初の銀晶水に到着すると、残念、ほとんど流れはありませんでした。
なおも急坂を登り、廃道化した林道を二度横切り、次の銀晶水に到着。ここでは筒先から勢いよく冷たい水が流れ出ていました。下山時には汲んで帰ろう。
ここからが、乾徳山登山の楽しいところ。
勾配が急に緩くなり、明るい疎林の中を行くと国師ヶ原です。つつじがきれいな所なのですが、もうほとんど花は咲き終わっていました。小さな黄色い花が沢山咲いていましたが、名がわかりません。(写真下から2枚目)
Dsc01741_1024おや、避難小屋に通ずる林道が舗装路のように整備されている。なぜかなと思って避難小屋の白い建物を覗いたのですが荒れた小屋に変わりはありません。(これ、下山後立ち寄った三富温泉の「みとみ笛吹の湯」で地元の方から、トイレの新設工事のために林道整備したのだろうと教えられました。国師ヶ原にトイレが整備されるなら、登山者にとっては朗報です。写真下から3番目)
国師ヶ原から、明るく開けた登山路を50分ほど登ると、月見岩と呼ばれる大きな岩がある扇平に到着。
ここで、岩陰でバーナーでお湯を沸かし、前方に開けた眺望を眺めながらのんびりと昼食。

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さあ、ここからがまた、樹林帯の急坂です。木々が密生し眺めは得られません。扇平から高度差約300メートルに足らない最後の登りですが、結構きつい登りです。
何か所か岩場を越えると乾徳山名物の天狗岩の岸壁が立ちはだかります。
高さ約15メートルほどの一枚岩のような壁に鎖がとりつけられています。(写真一番下)

最初の5メートルほどは、狭いクラックに足を入れて、ほとんど腕力で直上し、右上に伸びる割れ目に沿って斜め横に移動し、そこからはやや傾斜が緩んだ岩溝に足場を見つけながら鎖を頼りに登ります。下が切れ落ちていないので高度感が無いからいいものの、ここが北アルプスの登山道なら、間違いなく鉄梯子が取り付けられるだろう難所でしょう。
この岩場を避ける迂回路もつけられていますので腕力の無い女性は、そこを登られた方がよいかもしれません。

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 天狗岩を越えると、もう標高2036mの乾徳山頂上です。他の登山者は誰もいません。
今日は、徳和の駐車場にも僕たちの車だけだったし、途中5,6人の登山者に逢ったのですが、皆大平牧場の方に降りたのか、扇平から上と、下山中には誰にも逢わない僕たちだけの静かな山でした。

小さな祠が祀られた山頂は、360度の大眺望なのですが、残念ながら今日は、雲が多く眺めは良くありません。それでも梅雨時の登山にしては上々と皆で喜び合いました。
帰りも同じ道を下り、銀晶水付近から、雨の下山になりましたが、夕方4時半頃、無事車に戻ることが出来ました。

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