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2014年3月20日 (木)

縄文の土偶の傑作「仮面の女神」が国宝に

Dscn0825_320_3 国宝に指定されている土偶は、現在4個あります。
1.縄文のビーナス(平成7年指定)
2.合掌土偶(平成21年指定)
3.中空土偶(平成21年指定)
4.縄文の女神((平成24年指定)


そして今年、5個目の国宝指定に、現在重要文化財に指定されている土偶の傑作「仮面の女神」(写真上)が答申されました。
数ある土偶の中でも、僕が一番好きな土偶です。
同じ長野県の尖石縄文考古館に所蔵されている「縄文のビーナス」が日本最初の国宝土偶に指定されてから17年。
尖石縄文考古館でレプリカ(写真下)を購入して、部屋で毎日眺めていた「仮面の女神」ファンの僕としては、国宝指定が遅いのでは感じていたので、この国宝答申のニュース、素直に喜んでいます。
ちょっと脱線しますが、国宝土偶第一号「縄文のビーナス」は、以前から、ビーナスと呼ぶにはちょっと抵抗があり、青森県出土の国宝土偶第4号で、土偶には珍しいすらりとした8頭身美人?の「縄文の女神」と名前を入換えたほうがしっくりすると思っています。
http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000001479000/ 尖石縄文考古館

仮面の女神について、縄文考古館のホームページから、転載させていただきます。

Kamen_512仮面の女神」の愛称をもつこの土偶は、茅野市湖東の「中ッ原遺跡」から出土した、全身がほぼ完存する大形土偶です。
全長は34センチ、重量は2.7キロあります。
顔に仮面をつけた姿を思わせる形であることから、一般に仮面土偶と呼ばれるタイプの土偶です。
今から約4000年前の縄文時代後期前半に作られました。
 
 遺跡のほぼ中央にある、お墓と考えられる穴が密集する場所で、穴の中に横たわるように埋められた状態で出土しました。
右足が壊れて胴体から外れていましたが、これは人為的に取り外したことが明らかになりました。
お墓に一緒に埋納されたものか、あるいはこの土偶だけが単独で埋められたものかは
、今後の研究を待たねばなりません。
 「仮面の女神」の顔面は逆三角形の仮面がつけられた表現になっています。
細い粘土紐でV字形に描かれているのは、眉毛を表現しているのでしょうか。
その下には鼻の穴や口が小さな穴で表現されています。
体には渦巻きや同心円、たすきを掛けたような文様が描かれています。足には文様はなく、よく磨かれています。
この土偶は、土器と同じように粘土紐を積み上げて作っているため、中が空洞になっています。
こうした土偶は中空土偶と呼ばれ、大形の土偶によく見られる形態です。
 中ッ原遺跡の「仮面の女神」と似た土偶は、長野県辰野町新町遺跡や山梨県韮崎市後田遺跡で出土しています。
どちらも20センチほどの大きさであることを考えると、この土偶がいかに大きいかがわかります。

「仮面の女神」の出土状況
土偶は、右足が壊れた状態で出土しました。もし、この破損が埋めている最中か埋めたあとにできたなら、出土したときの向きで胴体と足が接合するはずです。しかし、出土した向きでは接合せず、足を180度回転させたところで接合することがわかりました。このため、上で述べたように、わざと足を壊して(取り外して)埋めたのではないか、と考えられるのです。(
転載終わり)

3月20日の東京新聞「筆洗」に、大英博物館で開催された特別展「土偶の力」に出展された「仮面の女神」について書かれていますので、引用させていただきます。
以下一部引用

「二〇〇九年に大英博物館で開かれた特別展「土偶の力」は、見事なものだった。
七十点以上が並べられた中でも、主役扱いされたのが、長野県茅野市で出土した国宝「縄文のビーナス」と、近々国宝に指定される「仮面の女神」だった
◎マクレガー館長は、こうも書いている。<ほとんどの国は海外で自国を紹介するときに、帝国時代の栄光や侵略軍だった時代を振り返る>。だが経済大国日本は、驚いたことに太古の技術の高さと美的洗練を紹介する。<これはじつに説得力がある>と。世界に誇るべき創造の女神なのだ。」 
引用終わり

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