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2013年12月31日 (火)

靖国神社と英霊を考える

Dsc01326_1024「国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対し、哀悼の誠を捧げるとともに、尊崇の念を表し、御霊(みたま)やすらかなれとご冥福をお祈りした」 ---安倍首相の靖国神社参拝後の言葉

「靖国神社と英霊」。侵略戦争であったことを否定し、戦死者を英霊として祭る軍国主義の象徴。しかし靖国神社だけではありません。前戦争を聖戦と美化し、戦死者を英霊と称える碑もまた各地に多いのです。この碑もそんなひとつです。

「英霊に捧ぐ」

大東亜戦争の敗戦より三十五年がたちました 今日本人は国民の間の貧富の差が自由世界で最も少なく思想とその発言は世界で最も自由な国であり且つ建国以来最も豊で平和な生活を営んでいます またこの戦争を機会に多くの国々が植民地から独立国家へと変わりました 大東亜戦争に敗れましたが結果としては戦争の目的は達せられました ただしこの成果を得るために貴兄方の尊い命がささげられたことを私達国民は永遠に忘れてはなりません 今後はこのことを深く肝に銘じいかなる内外からの暴力に対してもこれを阻止してこの平和な祖国を守り且つ之を子孫に伝える努力を致します
                                昭和五十五年八月十五日 
(写真はクリックすると拡大します)

我が街、志木市の敷島神社境内にあるこの碑の前に立つと、僕は考えます。
 熱帯のジャングルや、孤島の洞くつで、凍てつく荒野で銃弾や飢えに倒れ、あるいは爆沈する艦船と共に海原に没した兵士たちの想いを。
太平洋戦争中に戦死した日本軍将兵230万人のうち、実に半数以上が餓死、戦病死という数字が無謀な戦いを象徴しています。
英霊と称えられる事よりも、故郷で親兄弟と妻子と平穏な生活を願ったであろう人達は、自分たちの戦いをこんなふうに美化することを望んでいたのでしょうか。
安倍首相の言葉「国の為に戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対し--」 僕の心にはなんとも空しく響きます。戦わされ、犠牲にさせられ、英霊にされたのです。
安倍首相の望む平和とは異なるもの、それが英霊にされた人達の想う平和だと僕は考えます。反省無き無謀な戦争の肯定は次なる戦争への序章です。
2013年の大晦日の夜、戦争のできる国への歩みを、止める事、それを強く思っています。

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コメント

Wow, great article post.Thanks Again. Want more.

投稿: Bella | 2014年1月24日 (金) 08時16分

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