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2013年8月18日 (日)

「アニメ映画 風立ちぬ」と「海老蔵歌舞伎 疾風如白狗怒涛之花咲翁物語」その評価に「うーん?」

新座シネプレックスで「風立ちぬ.」を見ました。
僕の感想の前に僕と一緒に見たかみさんと、映画好きの友人夫妻、そして僕が見なくても良い映画と言ったにもかかわらず見に行った友人、合わせて4人の感想は。
かみさん「1000円返してもらいたい」---自分で見に行って代金返せは無いでしょうが。それも割引料金で見て。---でも。
友人夫「なんてつまらない映画だ。半分寝ていた」友人妻「同感」
友人「忠告に従うべきだった」

さて世の中の評価はというと、これがなんともよくわからないのですが、「賛否両論」とか。賛否両論といいながら、それでもネットで見ると感動した、傑作、泣けた、映画終了後拍手が起きたと良い評価がずらり。---これって本当?

さて、僕の感想は。
家内の評価があまりに悪いので、映画を見ることを勧めた手前、今まで楽しませてくれた宮崎 駿監督作品に敬意をはらい「僕は設計を生業としてきたので、共感できるところも多い」と言うのが精一杯。
堀越二郎という設計者が、美しい飛行機を作りたかった。そして出来たのがゼロ戦だった。その過程での美しい少女との恋。ゼロ戦に関して、戦争との係わり、加担などもう少し描いて欲しかったことは、もろもろ全て追いやられ、ただただ飛行機にかける情熱をテーマにした深みの乏しい脚本。
僕もゼロ戦設計者の名と「風たちぬ」という郷愁をくすぐる題名に惑わされました。
映画終了後の館内の雰囲気は。ぼそぼそとした声が聞こえ、なにかしらっとした雰囲気。それでも、おまけして、見て良かったと思う気持ちは少し残っていますとお伝えします。まあ、そのくらいの映画で、いつもの星評価は 「★★★星三つ」 
結構選んで映画を見に行くので、星三つは珍しいのです。最近では、高倉健さん主演の「あなたへ」がそうだったかな。まてよ、あまりに凡作だったので感想書いていないかもしれませんね。

専門家の批評では、「東京新聞」に海田恭子氏が書いています(下記記事、クリックすると拡大します)

「でも作者の切実さが最もダイレクトに伝わってくる作品であることは確かだ。そして全人生をかけて何かを成し遂げた人にしか見えない世界、感じられない風を追体験できる映画であることも。」

この映画を見て、ここまで書ける映画評論家というのは、僕たちとは別次元の、映画を見る目と感性を持っているのだと感じます。僕は、恥ずかしながら深みの乏しい脚本などと書いてしまいましたが、映画を見る人により、作者の深い思いが伝わるし、またそれを受け止める感性があるのだと思います。映画って楽しいし、難しい。

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さて、もう一つは。
ネットで評判の良いこと良い事。評価も高いこの海老蔵歌舞伎「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語」の真の評価は!
半世紀をはるかに越える演劇鑑賞を楽しむ達人にして、厳しく時に優しく歌舞伎を評論して僕に歌舞伎鑑賞を勧めてくれる友人からのメールとは。
彼は自分で書くよりも、まず他の方の評価を読んでもらったほうが良いと考えたのか、メールでこの方のブログを紹介してくれました。

「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語」---学芸会レベルhttp://blogs.yahoo.co.jp/bochitoretakahashi/11917220.html?from=relatedCat
この方のブログを読んでいただけると良いのですが、ここにお断り無しに転載させて頂きます(もし、ブログ作者にご迷惑がかかるようであれば、即、削除します)

「チケット代を返せとは言わないことにしよう。ある程度、予測できたことなのに、チケットを買ってしまった私がいけないのだ。しかし、いくらなんでも、もう少しまともだろうと思っていた。

この脚本が何を言おうとしているのかが、全く分からない。いや、何も言わないことを表現する芝居だってあるだろう。しかし、この芝居は、果たして何かを表現しようとしていたのだろうか。私に分からないだけのことだろうか。
私が分かったのは、『花咲じいさん』と『桃太郎』を掛け合わせてこれを作ったということのみだ。表現したいことがまずあったのではなくて、ただ、昔話を題材にしようということがあっただけではないのか。
薄い内容を引き伸ばせるだけ引き伸ばして、劇場の空間と時間をやっとのことで覆ったというような印象だ。あまりにも不毛な芝居すぎて、私には気持ちが悪い。

海老蔵のシロが可愛くなく、犬の顔というよりは狼の顔に見える。また、犬の仕草を真似て、可愛らしさを見せようとするのだが、いつも無理が付き纏う。芝居はその最初のところから、大きく躓いている。

この芝居に付き合った、あるいは付き合わされた、愛之助や吉弥や市蔵をひじょうに気の毒に思ったし、この芝居がシアターコクーンという劇場を使い、2時間近くの時間を使うということ自体が、勿体ないと思う。

歌舞伎の新作、『愛陀姫』や『大江戸りびんぐでっど』もひどい芝居だったが、今回の『『疾風如白狗怒涛之花咲翁物語』に較べたら、これらのほうが、はるかにちゃんとした芝居であったと思う。
歌舞伎の新作として上演する意味が分からないし、歌舞伎云々は別にしても、舞台に上げる水準に達していたのだろうか。「これは、やめたほうがいいよ」と言ってあげる勇気のある人は誰もいなかったのだろうか。

払ったチケット代のことは忘れてしまいたいし、この観劇の記憶も頭の中から消去してしまいたいと思う。
転載終わり

そしてこのブログにコメントした友人にして達人の感想は!。いつも僕に送ってくれる感想メールは長いのに、ここでは実に簡略。


同感・共感・あほみたいな作品。
海老蔵は正気でやってるのか?
発声も最悪。もともと変な発声なのに、楽なところ、楽なところへ逃げて気分がわるくなる。学芸会だって、もっとマシなものがある。哀しくなりました。

まだ、コメントにはいろいろ続きがありますが、僕は見ていないので、偉そうなことは書けません。
しかし友人をこれほどまでに落胆させたシアターコクーンでのこの芝居、きっと出来の悪い芝居、いや、もっと酷いものなのだと僕は思います。世間の評価がどうあれ、僕は10代の頃から歌舞伎鑑賞の楽しさを教えてくれた友人の評価を支持します。
僕が星評価する資格がありませんが、友人ならこうかな?「★★星二つ?」いや「★一つ」か。

それにしても、映画にしろ、芝居にしろ世間の評価?と、実際に鑑賞してみた感想はかくも異なるものなのか。鑑賞した個人の感想、賛否両論では片付けられないものがあります。

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コメント

星などあげられません!

投稿: | 2013年8月19日 (月) 23時42分

>さま
闇夜ですね!

投稿: Souroku | 2013年8月20日 (火) 11時08分

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