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2013年7月16日 (火)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その34(2013年5月と6月)---護衛船舶少なく、米国の要請もあり遂に護衛方式を変更

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)
20130519_00_320_2
(写真左、第15次派遣部隊の108あけぼのと155はまぎり。海上自衛隊ホームページより転載しました)


*平成25年5月の海賊対処法による船舶護衛実績(455回護衛~462回護衛の8回)
   
   護衛艦(第14次派遣部隊)  すずなみ   きりさめ (第455回まで)    
   護衛艦(第15次派遣部隊)  あけぼの   はまぎり (第456回以降)
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    3隻
                   合計3隻  1回平均0.375隻
           
              外国籍船 23隻  1回平均2.875隻

*平成25年6月の海賊対処法による船舶護衛実績(463回護衛~471回護衛の9回)
   
   護衛艦(第15次派遣部隊)  あけぼの   はまぎり     
 
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    3隻
                   合計3隻  1回平均0.33隻
           
             外国籍船 22隻  1回平均2.44隻

このところ毎月書いていますが、海上自衛隊護衛艦によるソマリア沖の船舶護衛は、護衛船団と呼ぶにはあまりにも護衛される船舶が少なくなっています。

5月、6月で見ても17回の護衛船団に参加した日本籍船は0隻、日本の船舶運航業者が運航している外国籍船も僅か6隻(平均0.3隻)といった状況です。
国際貢献の名のもとに、護衛船団に参加させている中国、シンガポールなどの外国籍船を加えても平均3隻です。
前後を2隻の護衛艦に守られて航行している船舶が護衛艦より少ない中国タンカー1隻という事態も何度も起きています。
防衛省が毎月発表している護衛実績の表も、だんだん省略されるようになり、遂に6月には表も発表されなくなりました。多分、日本貿易関係船舶より中国、シンガポールなどの貿易商船が多い事態をなるべく隠したいという意図なのでしょう。
参考までに、5月、6月の表を比べてみましょう。
Jy14002_1280_3

Jy14003_2

が5月まで発表されていた護衛実績の詳細別表。下が突然変更された別表とは名ばかりの簡単な報告書。

当ブログで、何度も指摘してきた事があります。
日本のエスコート方式の護衛船団は、最低でも10隻の日本関係船舶が加わった状況(派遣開始にあたり、自民党政権が根拠にしていた数字)を仮定したもので、外国籍船を加えても2、3隻の船舶の護衛に、2隻の護衛艦が伴走することへの疑問と問題提起です。

ところが、政府は7月9日の安全保障会議と閣議で海賊対処活動の1年延長と合わせて、2隻の護衛艦のうち1隻を米軍などが共同運用する海賊対処活動部隊CTF151に参加させることを決めてしまいました。米軍からの要請といわれています。
従来の護衛船団は、1隻の護衛艦で行い、もう1隻は外国部隊と共同作戦を取るというものです。
これは、報道も小さく、話題にもなっていませんが、実はCTF151部隊とのかなり複雑な問題を含んでいます。
ここに至る、日本船主協会、経団連、そして国土交通省、防衛省などの根回しの過程なども含めて、別途書くことにします。









                                                   

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