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2013年6月18日 (火)

旧石器の接合について、目からうろこ----「旧石器時代人の智恵」から知る

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Dsc00951_1024安蒜正雄著「旧石器時代人の智恵」をアマゾンで取り寄せ、ちょっとわくわくしながら読み始めました(写真左)
読み始めたというのは、言い過ぎで、まず巻頭の「はじめに」で目から鱗が落ちる衝撃。
恥ずかしながら、旧石器に詳しい人には笑われるでしょうが、出土した旧石器を接合して原石に戻す接合という作業がこれほど奥の深い意味のあることだとは知らなかったのです。

ちなみに、上の大きな写真は、志木市の隣町である、三芳町の町立歴史資料館の企画展解説シートの1ページです。
ここに同市の中東遺跡から出土した石器の接合写真があります。三芳町は後期旧石器時代である3万年前の日本国内でも貴重な発見とされる石器資料が出土されるなど、重要な遺跡が多く残る事で知られています。
「旧石器時代人の知恵」を読んで、まるで土器の復元作業のようで、何をしようとしているのかよくわからなかったこの写真の石器の意味が初めてよく理解できたのです
安蒜正雄氏はこの本で、出土した石器の緻密な分析から、旧石器時代人の思考と行動をいきいきと描き出してくれました。
まだ、充分に読み終えていないので、詳しい事は別の機会に書くとして、僕は石器の変遷や形態と分類、製作技術、用途などに偏りがちだった勉強を多いに改めることになりました。

今まで石器や土器についての多くの本を読みましたが、今から約50年前に出版されて僕を旧石器の面白さに目覚めさせた藤森栄一著「旧石器の狩人」、そして実験考古学の興味ある何冊かの本などとともに、この「旧石器時代人の知恵」は単に石器研究に留まらない、人類の歴史と文化の起源を教えてくれる貴重な一冊となる事は間違いありません。
最初にも書きましたが、素晴らしい本に出合えてわくわくする気持ちで読んでいます。

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