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2013年5月14日 (火)

室内の放射線量も決して低くない


今日のブログ記事とは直接関係ありませんが、昨日の参議院予算委員会で「みどりの風」の谷岡郁子議員が、なぜ、「福島では血液検査をしないのか」と、子供たちの低放射線量被ばくの問題と国の検査について、厳しい質問をしておりました。それに対する安倍総理、石原環境相の答弁からは、現在の自民党政権の被ばく問題の消極的対応しか見えてきません。
今、恐ろしい事態が進行している気がしてなりません。


それでは本題。
志木市では、毎月1回、特定市有施設の空間放射線量を測定し、市のホームページで公開しています。
http://www.city.shiki.lg.jp/51,36128,270,1156.html (最新測定日:平成25年4月18日木曜日)

最新の測定である4月18日のデーターでもわかるように、市内25箇所の測定場所で、ほとんど毎回放射線量の高いトップは館保育園の庭です。(4月18日測定値 0.081マイクロシーベルト)
前を通る度に、小さな子供たちが保育園の庭を遊びまわっている光景を見るにつけ、市の除染基準以下であり、たとえ被ばくの影響少ないとしても、市内最高放射線量の測定場所が保育園の庭というのは、あまり気持ちのよいものではありません。
思い切って庭の表土を剥がすなどの除染処理をして、放射線量ワースト1が保育園の庭であるという事態を解消してしまう気は市には無いものでしょうか。

この問題はおくとして、市のホームページには次のようにかかれています。
国が定めている年間1ミリシーベルト以内の被ばく量から換算した数値です。
すなわち環境省が示している毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠です。

一日のうち、8時間を屋外、16時間を屋内にいるというという前提で、365日を暮らした場合、年間1ミリシーベルトになるには0.23マイクロシーベルト/時という数字が計算されるからです。

「志木市のホームページより」
年間換算値の計算式(簡易な試算方法です)

{(測定値×8時間[屋外にいる時間])+(測定値×0.4[屋内での放射線の低減率]×16時間[屋内にいる時間])}×365日÷1000=年間換算値(ミリシーベルト/年)
なお、年間換算値については、1時間あたりの値をもとに試算した参考値です。


計算例:館保育園地表付近の場合{(0.081×8)+(0.081×0.4×16)}×365÷1000=0.4257≒0.426(ミリシーベルト/年)〔小数点以下第4位を四捨五入〕

8時間を屋外で過ごし、16時間を屋内でという設定には当てはまらない生活環境の人のほうが多いとも思われますが、この16時間過ごす屋内の放射線量の低減率が屋外の40%という捉え方は問題です。
福島原発事故直後は、多くの家庭で窓を閉め切る、外出から戻ったら埃を払うなどしてなるべく放射線物質を屋内に入れない努力をしていたと思います。また居住環境の気密性の良し悪しも関係した事でしょう。
しかし事故から2年以上経過して、その間窓を開放する事も多く、室内には放射性物質が堆積してしまいました。
Dsc00794_320 コンクリート造集合住宅1階に住む我家の室内の床や家具、布団などの表面の放射線量は、はっきり言って外部の庭とほとんど変りません。
測定機の違いによる数値の誤差はありますが、「SOEKS 01M」の数値をそのまま表示すると、我家の室内の計測値は0.12~0.13マイクロシーベルトあります。(写真左)
庭の1メートル高さの数値もこの程度なのです。
掃除していないだろうですって、そんなことはありません。もう、床、壁、家財、衣類などに付着して掃除の問題ではないと思われます。
とても室内の放射線量は、外部の0.4倍だという仮定は当てはまらない状況です
ゆえに年間被ばく1ミリシーベルトからの換算値、毎時0.23マイクロシーベルトは適用できません。
ちなみに、常に動かしている空気清浄機のフィルターは、掃除で埃を除去しても0.17マイクロシーベルト程度は示します。

いままで書いてきたことは、あくまで「外部被ばく」の事であり、実際には外部被ばくより恐ろしいとされる、呼吸、、飲料、食品による「内部被ばく」は考慮されていません。
多くの方が指摘されているように、この内部被ばくは、外部被ばくの陰にされ、年間1ミリシーベルトの被ばく限度から隠され、ごまかされてきたような気がします。

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