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2013年4月26日 (金)

「ヘンリー4世」と「おのれナポレオン」を見ました

Dsc00728_320今週は、昨年の12月に東急シアターオーブで見た「劇団新感線」の公演「ZIPANG PUNK五右衛門ロックⅢ」以来、久しぶりに二つの演劇公演を見ました。
昨年の締めに見た五右衛門ロックⅢは僕は当時感想を書く気もおきなかったほどの少しも楽しめなかった舞台でした。けちくさいけど12500円ものチケット代が惜しまれます。
物語もつまらなかったし、大音響は良しとしてもセリフが聞き取れないという芝居は出来、不出来以前の問題です。これを、寝ることもかなわず、それでも最後まで見ましたがこの感想は僕だけでなく、一緒に観劇した毎月多くの芝居を見て、いつも的確な評論を聞かせてくれる友人は途中で出てしまったし、新感線公演をよく見ている他の友人もちょっとひどかったねと悲しげでした。こんな事もあるのですね。
さて、今週は。
まず、東京芸術劇場の「おのれナポレオン」
http://www.geigeki.jp/performance/theater018/ おのれナポレオン
三谷幸喜作演出、俳優としてだけの野田秀樹がナポレオン役で主演するということで評判を呼んでいる舞台です。どうも僕は三谷作品とは相性が悪いようで、こんども期待したほどの満足感は得られませんでした。ナポレオンのセント・ヘレナ島での死の真相に纏わるストーリー展開ですが、ミステリー仕立ての筋もわかりやすく、随所に笑いが入るのですが、全体として深みがないというか、どうも引き込まれない脚本でした。
それでも、主演の野田秀樹さんのナポレオンは格段の見ごたえがある熱演で、他の俳優陣も皆役にはまって舞台を引き締めています。役者は揃ったが、作品として感動が今一つわかなかったというのが観劇後の感想です。でも、これは僕の三谷作品への偏見もある片寄った見方に問題があるのかもしれません。観客席は満員で、立ち見?の方もいたようだし、当日券売り場には長い行列ができていました。

Dsc00724_320もう一つ、さいたま芸術劇場の「ヘンリー4世」
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2013/p04_henry.html ヘンリー4世
彩の国シェイクスピア・シリーズ第27弾。蜷川幸雄演出、出演は吉田鋼太郎、松坂桃李他。
ここも満席で観客の9割は若い女性と思われ、1階男子トイレも臨時に女性用に変更されていました。
舞台はこんなに奥行き感が出せるのかと驚いた、壁などの装置の少ない空間で始まり、最初から引き込まれました。
大筋はわかっている舞台ですが、大きな腹と丸い体型の愛すべきキャラクターのフォルスタットを吉田鋼太郎がのびのびと演じ、楽しげです。
ハル王子役に抜擢されたの松坂桃李も声がよく通り、長セリフもよどみなく実に見事な演技でした。
2部作を一本にまとめ、休憩15分を挟んで4時間を越える長編でしたが、僕は最初から最後まで楽しめ、見てよかったと誘ってくれた友人に感謝しました。

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2013年4月20日 (土)

寒い!午後6時の外気温は7度---湯豆腐がうまい

Dsc00720_320寒いです。志木市では冷たい雨が降り続き、我家の午後6時の外気温は7度です。過去30年のさいたま市の4月20日の平均最低気温が9.2度ですから、それを思うと今日は特に寒い日にあたるでしょう。庭の咲き始めたモッコウバラも冷たさに震えているようです。
この寒さは、明日、明後日と続くとの事。いかん、冬服は仕舞っちゃっいました。
そんなわけで、今日の夕食に湯豆腐を食べました。とても冷奴という気分ではありません。
豆腐と言えば、志木ニュータウン内のぺあもーる商店街の「佐藤豆腐店」の豆腐はうまいです。豆腐一筋50年、ここの豆腐は以前食べたことがある、京都南禅寺前の店の豆腐を越えていると思います。
http://www.pairmall.com/shop/food/satou/

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(庭のモッコウバラが満開です)

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2013年4月18日 (木)

頑張る、矢車草

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今日、散歩途中の道端で見つけた矢車草です。民家のコンクリート塀と道路、側溝の隙間から伸びて綺麗な花を咲かせていました。よくぞこんなところから。ただ、ただ感心するばかりでした。
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2013年4月16日 (火)

最高裁が二審支持---水俣病初認定で遺族勝訴、それにしても情け無い!最高裁の田中幸太郎長官。そして外務、防衛省官僚たち

今日、喜ばしいニュースを聞きました。水俣病訴訟した遺族の勝訴が決まったのです。
水俣病患者と認められなかった熊本県の女性の遺族が、同県に認定を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷の寺田逸郎裁判長は、患者認定について「司法が独自に判定すべきだ」との初判断を示し、女性を患者と認定するよう命じた二審福岡高裁判決を支持、県側の上告を棄却しました。遺族の勝訴が確定したのです。

最高裁といえば、砂川事件での米国関与と最高裁内部の司法権の独立に反する動きと、唾棄すべき田中幸太朗最高裁長官のニュースが流れ、何とも砂を噛むような思いを味わっていたので、これはほっとさせてくれる判決です。
水俣病を始め、原爆被爆、ビキニ環礁被爆、そして多くの公害、薬害などでの因果関係の立証の厚い壁がどれほど被害者を苦しめてきたことでしょう。
僕の旧い山の友は、若いころ僅か2年弱配属された鉄道車両検査関係の職場でアスベストを吸引して、40年後に中皮腫を発病して死去した事は何度か書いてきました。友の場合は職場の環境等の記録や、同じ職場に発病した複数の社員がいたこと、所属労組の支援があったことなどで、最終的に労災認定まで認められました。
しかし、僕の知る建設関係の仕事では、因果関係の立証などとは程遠い状況の中、アスベストを吸引し、今肺がんなどで苦しんでいる高齢者が多数おります。
おそらく福島第一原発の爆発による放射能被ばく被害が、これから長い間、同じような因果関係の立証問題で苦しめられることは目に見えています。
その意味からは、今日の最高裁判決は朗報です。「寺田逸郎」この裁判長の名前は覚えておきましょう。

かたや、砂川事件では東京地裁の伊達裁判長が下した無罪判決を上告審裁判長田中幸太朗最高裁長官が破棄。15人の最高裁判事全員一致の結論だったというが、その裏では田中長官が米国側と連絡を取り合い、根回しの怪しい策謀を行ったとされています。
 このことは、一部の新聞を除き詳しく報道されていますので、ここでは述べませんが、東京新聞の4月8日の「筆洗」に痛快に書かれていましたので転載しておきます。

司法の独立を説く資格のないこの人物は、退官後に本誌
(注:東京新聞)に寄稿している。「独立を保障されている裁判所や裁判官は、政府や国会や与野党に気兼ねをする理由は全然ない」厚顔とはこんな人のことを言う。

砂川事件の
最高裁判決への米国関与は、同じようなことが現在でも起こりうることであり是非検証をしてほしいと思いますが、しかしはっきり言って今の日本では無理でしょう。何しろ砂川事件時の岸信介首相の孫が、憲法改正に熱心な現在の安倍晋三首相です。


同じ思いを抱くのが、鳩山由紀夫元首相の普天間基地移設問題に絡む、外務省、防衛省官僚たちの日本政府への裏切り行為です。
砂川事件の策謀の記録が米国公文書館の開示で発見されたように、普天間問題でも米国と内通し時の首相をおとしめる策謀を行った両省上層部の卑劣な官僚たちの事実を何とか検証し記録に残したいものです。
でも、これも無理でしょう。今の政府が米国に逆らうことなど絶対にできっこありません。

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2013年4月13日 (土)

菜の花を見に行ったら、農家の方から蕪(かぶ)を頂いた

我家からの散歩コースの一つに「お得コース」なるものがあることは、以前に書いたことがあります。コース途中に数か所の農家の無人直売所があり、採れたばかりの新鮮野菜を安く買えることから、名付けてお得コースです。
このコース途中の畑一面に、今菜の花が咲いています。我家から歩いて10分、隣の三芳町になります。乾燥した畑の土ぼこりが風で飛ばされるのを防ぐのが目的です。
畑の脇に立つ看板には「花は自由にお摘みください」と書かれていて、誰でも自由に持ち帰ることができます。
帰り道、かぶの収穫をしている畑で、写真を撮らせてもらったら、農家の方から「おいしいから食べてみなさい」とかぶを頂きました。菜の花とかぶ、これぞ、まさに本当のお得コースでした。
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(一面の菜の花畑が広がります)

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(竹間農地環境保全協議会のやさしい気持ちに感謝)

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(畑から収穫した株を軽トラックに積んでいます)

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(農家の方から頂いた大きなかぶ)

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(家に帰り、菜の花を活けました)





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2013年4月 9日 (火)

高層ビル群と絶景露天風呂---伊豆大島行き

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Dsc00710_320昨日(2013年4月8日)、東海汽船の高速ジェット船で伊豆大島に行ってきました。
かみさんと一緒に日帰りのツアー参加です。
ジェット高速船で往復し、昼食、露天風呂入浴付で9800円という価格設定の魅力に惹かれました。何故かって、高速船の通常料金は大島まで往復15000円もするのです。今回は新しく就航した高速船の就航を祝う特別企画なのです。これは乗ってみる価値ありの船旅です。ただし、これを読まれた方が行ってみようと思われても、残念ですがこの企画は4月12日(金)までの限定です。
竹芝桟橋を朝8時半に出港すると、途中久里浜経由で約2時間、10時40分には伊豆大島岡田港に到着です。
大島へは以前、新島へ向かった船が、海が荒れて接岸できず、やむを得ず引き返す途中、大島に寄って時間調整をした際に、数時間立ち寄った経験があります。この時は、料金が全額返済され、新島には行けなかったけれど、何となく得したような覚えがあります。
そんなわけで、今回の大島行きも格安のちょっとにんまりの船旅です。
本当は佐渡やマカオ行きなどで乗ったことがあるジェット船は、走行中シートベルトで座席に縛られていますので、船旅としては面白くなく、それほど好きではないのです。しかし、早いのは魅力ですが。
それでも、好天に恵まれ大島に向かう途中、右手には洋上から眺める富士の雄姿が常に眺められこれは素晴らしかった。三原山も全貌が見れたし、絶景露天風呂(写真上から2枚目)に大満足。これで昼食の不平は申し訳なくて言えません。もうひとつ、良かったのが久しぶりに訪れた竹芝桟橋埠頭からの高層ビル群の眺め(写真一番上)は拾いものでした。

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(写真左上、三原山山頂口の展望台からの三原山全景)

(写真左下、波浮の港を見下ろす)

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2013年4月 6日 (土)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その32(2012年12月から13年2月)武装警備員同乗の法案と云うけれど日本船籍の舶は3ヶ月で0隻

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インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)

前回報告(船舶護衛その31)に続く、平成24年12月~25年2月までの3ヶ月の26回に及ぶ護衛実績ですが、日本籍船は0隻、日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船でさえも8隻と、護衛艦2隻による護衛船団に日本貿易関係の船舶が1隻も加わらない事が多い状況で推移しています。
26回の船団護衛で僅か8隻と云う数字は、海賊対処活動開始時の想定の1回の護衛船舶数にも及びません。(1回の護衛に日本関係船舶が10隻加わるとされた)。
26回ですよ、それでは何処の国の船舶を護衛しているかですって?。
いまや護衛の主力は、中国を筆頭に、ギリシャ、シンガポール、トルコ、ドイツなどの船舶運航会社の船なのです。中国貿易関係の積み荷が多いようです。
そんなわけで、従来発表していた毎回の護衛船団ごとの数字では、日本貿易関連の船舶の数字、
0隻が並ぶばかりなのでこれを省略して毎月の合計数だけを発表します。

*平成24年12月の海賊対処法による船舶護衛実績(413回護衛~419回護衛の7回)
   護衛艦(第13次派遣部隊)  まきなみ   ゆうぎり     
 
 護衛した船舶  
日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    

                   
合計1隻  1回平均0.14隻
           
              外国籍船 19隻  1回平均2.7隻

*平成25年1月の海賊対処法による船舶護衛実績(420回護衛~429回護衛の10回)
   護衛艦(第13次派遣部隊)  まきなみ   ゆうぎり(第424回まで)
   護衛艦(第14次派遣部隊)  すずなみ   きりさめ(第425回以降)     
 
 護衛した船舶  
日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    

                   
合計4隻  1回平均0.4隻
           
              外国籍船 32隻  1回平均3.2隻

*平成25年2月の海賊対処法による船舶護衛実績(430回護衛~438回護衛の9回)
   護衛艦(第14次派遣部隊)  すずなみ   きりさめ     
 
 護衛した船舶  
日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    

                   
合計3隻  1回平均0.33隻
           
              外国籍船 45隻  1回平均5隻

ここへ来て、国土交通省は、上に掲載した新聞記事にあるように、ソマリア沖などの海賊の対策として日本船籍の船に武装した外国の民間警備員が乗り込むことを認める
「日本船警備特別措置法案」を今国会に提出する意向だと報道されました。
詳しいことは、記事を読んでいただくとして
(クリックすると拡大します、この法案提出に至る下地は民主党政権時代からあったのですが、自民党政権になってより具体的に動き始めました。
過去、何度か日本船主協会、経団連は政府に対し、海賊対処の強化を求めてきました。新しいところでは、2011年10月に日本船主協会の要望書に続くように、経団連が下記のような提言を発表しています。

「経団連は14日(2011年10月)、近年被害が急増しているソマリア沖の海賊対策の強化を求める提言を発表した。
現在自衛隊が派遣している2隻の護衛艦と2機の哨戒機の拡大を要望。給油用の補給艦派遣や現在は認められていない外国船籍への給油が可能になるよう法的な整備も求めた。
日本船籍の船舶に武装した自衛隊員や海上保安庁職員を同乗させ警備を強化すべきだとしている。」

「船舶護衛その29」でも書きましたが、再度気になるところを抜粋しておきます。

「1.海上輸送に対する海賊の影響
日本は、トン数ベースで貿易量(輸出入合計)の99%を海上輸送に依存して
いる。このため、シーレーンの安全確保は、わが国のエネルギー安全保障や経
済にとって非常に重要である。
アデン湾においては、紅海、スエズ運河、地中海を経由して世界全体で年間
2 万隻の船舶が航行し、
そのうち約2,000 隻が日本関連船舶である。これに加
え、年間3,400 隻の日本関連船舶がペルシャ湾を航行し、原油タンカーなどが
活動範囲を拡大した海賊の脅威を受けている。

わが国は、原油総輸入量の88%を中東に依存しているが、原油タンカーは低
速かつ海面からデッキまでが低く、海賊に狙われやすい。

わが国の自動車の輸出台数の3 分の1 は、ソマリア沖・アデン湾およびイン
ド洋を通航する自動車専用船やコンテナ船によって運搬されている。海賊を避
けてソマリア沖・アデン湾を迂回し、アフリカ大陸最南端の南アフリカのケー
プタウンにある喜望峰を経由すると、6~10 日余計にかかるため、燃料代など
コストが大幅に増大する。自動車専用船やコンテナ船が航路を迂回することで
納期が遅れるとともに、生産計画にも変動が生じることが懸念されている。ま
た、海賊の脅威により、ソマリア沖・アデン湾およびインド洋への配船を取り
止める動きもあり、その経済的損失や商業的権利の喪失は看過できない。一方、
ソマリア沖・アデン湾を航行する場合でも、追加保険料や警備員の手配等が必
要になる。

4.強化すべき具体的な海賊対策
今後、強化すべき具体的な海賊対策として、以下の4つを求める。

(1) 自衛隊の派遣規模の拡大
自衛隊の派遣規模は、2009年からの護衛艦2隻とP-3C哨戒機2機に加え、人員が増強され現在は約580人である。
これまで海上自衛隊の海賊対処航空隊はソマリアの隣国であるジブチの米軍基地内に間借りしていたが、7月にジブチに自衛隊初の自前の海外拠点を開設した。

今後は派遣規模をさらに拡大し、護衛艦と哨戒機の数を増やす必要がある。あわせて海上給油により護衛艦の活動範囲や頻度の拡大を可能にするため、補給艦を派遣すべきである。

また、海賊対処法では、外国の艦船への給油が想定されていない。そこで、国際協力による護衛活動の強化の観点から、外国の艦船への給油も可能とするため、同法の改正もしくは新法の制定により海賊対策を強化する必要がある。

(2) 自衛隊員や海上保安庁職員の乗船による警備強化
海運会社としては、船舶の放水装置や鉄条網、citadel(シタデル:避難所)の充実など自衛に向けた取組みを着実に進めることが重要である。

一方、船舶の自衛措置には限界があり、乗組員の不安を軽減し安心して乗船できるよう、多くの国々が自国の軍隊あるいは民間の武装警備員を自国籍の船舶に乗船させる措置を講じている。

わが国では民間人による武器の所持が禁止されていることから日本船籍の船舶に武装した自衛隊員や海上保安庁の職員が同乗して公的な警備を強化すべきである
(以上、抜粋終わり)

海賊対処行動による護衛活動の開始以来の、参加船舶数の実績からみると、この護衛強化提言は首を傾げざるを得ないのですが、それはおくとして実際には提言の実現よりもこのような提言を、定期的にしておくことに意味があると考えているのだと思われます。
同じような提言が過去にもなされていますが、それと呼応するように政府の何らかの施策が実施されているからです。

日本船主協会、経団連だけの思惑だけでなく、根本には国土交通省、防衛省とも根回しがなされた総合的政策の一環と捉えてよいと思います。

しかし防衛省・自衛隊は、現状では護衛艦や哨戒機の増強は考えられないでしょう。一時言われた補給艦の派遣、外国の艦船も含む海上給油も、ジブチ基地の恒久化などと絡んで前向きな検討がされましたが、現実的でないと案件促進は後退しています。

最後に今回の国土交通省による日本船に武装警備員を乗船させる法案の提出ですが、経団連や船主協会が望んだ、
自衛隊員や海上保安庁の職員が同乗する提案にたいし、先ずは民間警備員の乗船から一歩前進しようと策を練ったのでしょう。
実は、船主協会の要望とは裏腹に、日本の船舶運航会社には、太平洋戦争中の徴用船に纏わる恨みともいえる忌まわしい記憶があり、防衛省制服組とはギクシャクした感情も根強いのだそうです。
しかし、実際的には今度の日本船籍の船に武装警備員を乗船させる法案は、法案のための法案といった感じです。
なぜなら冒頭に書いたように、ソマリア沖を運航する日本船籍の船など無いに等しいからです。
ちなみに過去6か月にさかのぼっても勿論0隻、いやもっと厳しくいうならば、平成21年7月28日から平成25年2月28日のまでの海賊対処法による護衛活動中に、護衛船団への参加を望んだ563隻の日本関係船舶中、日本籍船は15隻しかないのです。15隻と云っても、同じ船の西進、戻りの東進が含まれますから実数はもっと少ないのです。
おそらく日本の船舶運航会社は、経費のかかる民間警備会社の武装警備員同乗を実施しないでしょう。これが法案のための法案たるゆえんです。
もう一つ、経団連は船舶運航会社による自衛処置、すなわち放水銃や鉄条網の設置などをあげていますが、ヨーロッパの船舶には取り入れられているこの種の装置が日本のタンカーなどに設置されたことを知りません。この事は、以前詳しく書きましたので省略しますが、武装警備員の同乗を認める「海賊対策法案」と並行して、日本の船舶運航会社に対し、自衛処置の取り組みを促進させる強制力のある指導も必要でしょう。

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(写真は、海賊対処活動に従事する「EU艦隊」が啓蒙する電流有刺鉄線と高圧シャワーなどの商船の自己防衛対策の例です。EU艦隊では詳細なマニュアルも作成され、船舶運航会社にその対応を強く求めています。米国海軍もまた、海軍は海賊対処の経費負担に堪えられないと、自己防衛の必要性を訴えています。日本では実施が遅れているというより、やろうとしません。)

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2013年4月 4日 (木)

2013年柳瀬川桜情報その5(最終回)---最後のお花見は明日(4月5日)でしょう

Dsc00685_320 今日(4月4日)の柳瀬川土手の様子です。
昨日の強い雨風に耐えて、枝にはまだ花が残っています。道は散った桜の花びらでピンク色に染まっていました。
週末は日本海側を通過する低気圧の影響で台風並みの大荒れの天気との事。
今年の柳瀬川のお花見も明日が最後のチャンスとなりそうです。今日は何軒かの屋台も店開きしていました。
まだ花見をしていないという方は、明日はどうぞ今年の柳瀬川土手の桜の見納めにいらしてください。
これを今年最後の桜情報とします。たくさんのアクセスを頂きありがとうございました。

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