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2013年4月16日 (火)

最高裁が二審支持---水俣病初認定で遺族勝訴、それにしても情け無い!最高裁の田中幸太郎長官。そして外務、防衛省官僚たち

今日、喜ばしいニュースを聞きました。水俣病訴訟した遺族の勝訴が決まったのです。
水俣病患者と認められなかった熊本県の女性の遺族が、同県に認定を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷の寺田逸郎裁判長は、患者認定について「司法が独自に判定すべきだ」との初判断を示し、女性を患者と認定するよう命じた二審福岡高裁判決を支持、県側の上告を棄却しました。遺族の勝訴が確定したのです。

最高裁といえば、砂川事件での米国関与と最高裁内部の司法権の独立に反する動きと、唾棄すべき田中幸太朗最高裁長官のニュースが流れ、何とも砂を噛むような思いを味わっていたので、これはほっとさせてくれる判決です。
水俣病を始め、原爆被爆、ビキニ環礁被爆、そして多くの公害、薬害などでの因果関係の立証の厚い壁がどれほど被害者を苦しめてきたことでしょう。
僕の旧い山の友は、若いころ僅か2年弱配属された鉄道車両検査関係の職場でアスベストを吸引して、40年後に中皮腫を発病して死去した事は何度か書いてきました。友の場合は職場の環境等の記録や、同じ職場に発病した複数の社員がいたこと、所属労組の支援があったことなどで、最終的に労災認定まで認められました。
しかし、僕の知る建設関係の仕事では、因果関係の立証などとは程遠い状況の中、アスベストを吸引し、今肺がんなどで苦しんでいる高齢者が多数おります。
おそらく福島第一原発の爆発による放射能被ばく被害が、これから長い間、同じような因果関係の立証問題で苦しめられることは目に見えています。
その意味からは、今日の最高裁判決は朗報です。「寺田逸郎」この裁判長の名前は覚えておきましょう。

かたや、砂川事件では東京地裁の伊達裁判長が下した無罪判決を上告審裁判長田中幸太朗最高裁長官が破棄。15人の最高裁判事全員一致の結論だったというが、その裏では田中長官が米国側と連絡を取り合い、根回しの怪しい策謀を行ったとされています。
 このことは、一部の新聞を除き詳しく報道されていますので、ここでは述べませんが、東京新聞の4月8日の「筆洗」に痛快に書かれていましたので転載しておきます。

司法の独立を説く資格のないこの人物は、退官後に本誌
(注:東京新聞)に寄稿している。「独立を保障されている裁判所や裁判官は、政府や国会や与野党に気兼ねをする理由は全然ない」厚顔とはこんな人のことを言う。

砂川事件の
最高裁判決への米国関与は、同じようなことが現在でも起こりうることであり是非検証をしてほしいと思いますが、しかしはっきり言って今の日本では無理でしょう。何しろ砂川事件時の岸信介首相の孫が、憲法改正に熱心な現在の安倍晋三首相です。


同じ思いを抱くのが、鳩山由紀夫元首相の普天間基地移設問題に絡む、外務省、防衛省官僚たちの日本政府への裏切り行為です。
砂川事件の策謀の記録が米国公文書館の開示で発見されたように、普天間問題でも米国と内通し時の首相をおとしめる策謀を行った両省上層部の卑劣な官僚たちの事実を何とか検証し記録に残したいものです。
でも、これも無理でしょう。今の政府が米国に逆らうことなど絶対にできっこありません。

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