« 台湾旅行-5 やにわに腕にスタンプを押された!---日月潭遊覧船 | トップページ | 脱原発を支持。憲法改正反対。明日は選挙に行きます »

2012年12月11日 (火)

今ならまだ阻止できる日本右傾化

1217_top
(写真上、TAIM誌最新号の表紙。国旗中央の日の丸を右にずらして日本の右傾化を表している)
終戦後、疎開先の福島県から戻ったばかりの小学生だった僕と父の会話。うろ覚えですが、こんなことを話した記憶があります。
僕「なぜ、アメリカのような大きくて強い国と戦争したのだろう」
父「日本はいつも後先の事を考えないのだよ」

憲法改正、天皇を国家元首に、国防省に、国防軍創設、徴兵制導入の検討、集団的自衛権の行使、交戦規定整備、原発は抑止力、稼動継続、核兵器の研究準備などなど、、選挙運動で聞こえてくる恐ろしい公約、談話などを聞くにつけ、なんともいえない焦燥感と不安にかられる毎日を過ごしています。そして5日後に衆院選挙が迫っています。

新聞、テレビは連日、経済問題、日本の再建などを論点にして、実は本当は一番取り組みたいこれらの問題をオブラートに包んで選挙戦を戦っている自民党、日本維新の会、国民新党などの選挙での躍進予測を報道しています。

明治維新から30年も経たないうちに日清戦争、その10年後には日露戦争、それから32年後にはまたしても泥沼の日中戦争から、ノモンハン戦争、そして太平洋戦争へと突入し、ナチドイツと共に完膚なきまでに叩きのめされ、大敗して敗戦を迎えました。
明治維新からわずか78年後の事です。
戦後、押し付けだと言われようとも平和憲法の下に約70年近い間、戦争で国民の命が失われる事なく過ごしてきました。
300万人、国民の25人に一人が死亡した太平洋戦争の悲劇を再び繰り返さないという思いを、国民が重く受け止めた結果です。

いままた、愛国心を煽り、好戦的な意見をとなえる勢力が国の実権を握らんとしています。
太平洋戦争が敗戦で終わるまでの戦争の相手国には、常に朝鮮、中国が絡んでいました。
そして、尖閣諸島での紛争もまた、中国です。
日本は過去、中国に対して常に武力を行使して対抗してきました。中国海軍に海上自衛隊は勝利」出来るなどの週刊誌の見出しを見るにつけ、日本は「後先の事を考えないのだ」という父の言葉を思い出します。
選挙での改憲派の言葉が、国民にどう響いているのか。閉塞感に包まれた国の現状が、それらの威勢の良い呼びかけに魅力され、流れが一気に右傾へと進むことが心配です。
経済成長と繁栄が続き、勢いのあるときは見過ごされてきたナショナリズムが、国の脆弱と共に台頭してきています。
戦後、子供たちを徴兵制などに晒されたくない思いで右への勢力と対抗し、なんとか今まで平和憲法を守りきることができました。
少子化に歯止めがかからない現状では、今でも不足している自衛隊兵力維持の延長に、国防軍の準徴兵制などがあり得るとしたら、孫にどうして反対してくれなかったと云われて、老いた僕はなんと答えたら良いでしょう。
一億玉砕が叫ばれ、陸海軍の特攻隊による自爆攻撃が行われ、多くの若者たちに死ぬ事を求めた異常な国です。
憲法が改正され、国防軍という組織が出来れば、また同じ道を進む事になる危険があります。近隣国との関係を、日本の将来にどう位置付けるかなどの長期的展望をいまだ思考出来ない国なのです。昔と変っていません。だから右傾化することが危ぶまれる国なのです。
自衛隊が国防省下、国防軍となるのは、単に名前の変更などではなく、はかりしれない危険をはらんでいます。反省無き国、責任を取らない国の軍事化は危険です。
大国の中国と力で争う事が出来ると言う人達の声が大きくなっています。
戦争を知っている世代にとっては信じがたい思いです。

選挙において、支持政党の見つからないと言う皆さん、投票率の低いと言われる若者の皆さん、選挙に行かないつもりの皆さん日本を立て直すとか、維新などという響きの良い言葉に騙されないでください。本当は明治維新以後、太平洋戦争で敗れて以来の最大の難局に国民が晒されています。最大の岐路に立たされています。
どうぞ、日本国に強まる権限と戦力増強に反対し、右傾化を防ぐべく、選挙権を行使してください。今ならまだ間に合います。

|

« 台湾旅行-5 やにわに腕にスタンプを押された!---日月潭遊覧船 | トップページ | 脱原発を支持。憲法改正反対。明日は選挙に行きます »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 台湾旅行-5 やにわに腕にスタンプを押された!---日月潭遊覧船 | トップページ | 脱原発を支持。憲法改正反対。明日は選挙に行きます »