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2012年12月27日 (木)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その31(2012年10月と11月)---日本関係船舶は何処に?

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)

*平成24年10月の海賊対処法による船舶護衛実績(396回護衛~405回護衛の10回)
   護衛艦(第13次派遣部隊)  まきなみ   ゆうぎり     
 
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    8隻
                   合計8隻  1回平均0.8隻
           
              外国籍船 44隻  1回平均4.4隻 

護衛回(日程)                   日本籍船  日本関係外国籍船   外国籍船 
396 (9/28-10/1)    東行き       0         0           3 
397 (10/1-3)        西行き        0          2              7
398 (10/3-6)       東行き       0           0              8
399 (10/6-8)        西行き      0           0            1 
(10/8-11) ジブチ基地にて4日間補給、休養
400 (10/12-14)      東行き      0           0            8
401 (10/16-19)     西行き     0          0             6   
(10/19-21) ジブチ基地にて4日間補給、休養
402 (10/22-24)      東行き      0          2            4
403(10/24-26)       西行き      0          1            2
404(10/27-29)       東行き      0          0            2
405(10/29-31)       西行き      0          3            3

合計                                0                 8                      44

*平成24年11月の海賊対処法による船舶護衛実績(406回護衛~412回護衛の7回)
   護衛艦(第13次派遣部隊)  まきなみ   ゆうぎり     
 
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船    1隻
                   合計1隻  1回平均0.14隻
           
              外国籍船  26隻  1回平均3. 7隻 

護衛回(日程)                   日本籍船  日本関係外国籍船   外国籍船 
406 (11/3-5)       東行き       0         0           1 
407 (11/6-8)        西行き        0          0              6
408 (11/9-11)      東行き       0           0              5
409 (11/11-13)      西行き      0           0             1 
(11/13-16) ジブチ基地にて4日間補給、休養
410 (11/17 -19)      東行き      0           0            3
(11/19-24) この間、船舶集合待ちの洋上待機なのか不明
411 (11/24-26)      西行き     0          0             1   
412 (11/26-29)       東行き     0           1            9

合計                               0                  1                     26

今年最後の「海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛」報告です。
11月の護衛実績を見ると、最近の日本関係船舶の状況が良くわかります。
7回の護衛船団が組まれましたが、うち6回は日本貿易関係船舶は0隻
かろうじて第412回目の護衛に日本の運行会社によるパナマ船籍のタンカーが1隻加わっただけです。
ソマリア沖を航行する日本関係船舶は年間2000隻もあり、一回の護衛に10隻の船舶が加わるから、護衛艦2隻では不足だ、4隻は出せと騒いで防衛省、海上自衛隊を困らせていた自民党の某議員さんは、この実情を理解しているでしょうか。今度の衆院選挙で返り咲いて今また、ホルムズ海峡に護衛艦を出せ、インド洋給油を再開せよと叫んでいるのでしょうか。
日本関係船舶の護衛に限って言えば、最早派遣開始時の大義名分は消滅しています。
何度も書くように、ソマリア沖船舶護衛の戦略も見直す時期にあると思われます。
 尖閣諸島を巡る中国との軋轢のなか、中国の脅威をあおって、普天間基地移設問題から、集団的自衛権の行使容認、憲法改正、国防省、国防軍創設などの道筋を立てたい対米追随路線の安倍政権にとって、海上自衛隊護衛艦が護衛している外国籍船の半数が中国船籍、並びに中国の船舶運航会社の船舶というのは皮肉です。

104kirisame_320(第13次隊と交代のためジブチ基地に向け航行中の第14次隊の護衛艦DD-104きりさめ)114suzunami_320



(同じく、DD-114すずなみ)

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コメント

『きりしま』じゃなく『きりさめ』ですょ。

投稿: サクラ | 2013年1月 1日 (火) 23時57分

>サクラさま
ご教示ありがとうございました。「きりさめ」に訂正いたしました。

投稿: Souroku | 2013年1月 2日 (水) 22時53分

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