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2012年11月26日 (月)

台湾旅行-4 高雄の竜虎の塔で、福島さざえ堂を思った

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11月8日、台湾旅行5日目、台北から日月潭へと廻り、昨日台湾第二の都市高雄に来ました。今日はまた台北に戻る予定なので、午前中を使って高雄の左営蓮池潭を訪ねました。
ここは高雄市内から北に10kmの面積7ヘクタールの淡水湖の観光地です。
市内からの交通の便があまり良くないので、左営駅からタクシーを利用しました。
車から降りると目の前に湖水中に建つ色鮮やかな7層の二つの塔が見えました。
いかにも中国といった楼閣です。これが高雄の観光地のシンボルとも云われる左営蓮池潭の竜虎の塔でした。(写真左2枚)
Dsc00234_320 二つの塔の前には龍と虎の形をした入口があり、僕たちも「地球の歩き方」に書かれているように、縁起をかついで龍の口から入り、虎の口から出ることにしました。
観光バスも数台来ていて、見物する人の列もできています。
竜虎の塔を含めた湖の中の鐘楼については、多くの方が書かれていますので、これは省略して塔中の階段(写真上)が建築的に興味深いものだったので書いてみます。





Dsc00238_320 福島県の会津若松市の白虎隊の墓所のある飯盛山の中腹に建つ「旧正宗寺三匝堂」という特異な建物があります。(写真左3枚目)
国の重要文化財にも指定されていて、別名を「会津さざえ堂」と呼ばれています。勿論、この別名のほうが有名で建築関係者には良く知られた存在の建物です。
特殊な二重らせん構造の斜路をもち、上りと下りが別の通路になっていて、その斜路にそって堂内を一巡してくると、斜路沿いに安置された西国三十三観音像を参拝する事が出来、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという大変
合理的なお堂です。
この三層構造の堂に入ると、右回りに上る800pxsazaedou_aidu_japan01_320 斜路と左回りに下る斜路が別々に存在するので斜路を最上階まで上り、別の斜路を降りて出口に戻ることが可能で、人がすれ違うことなく参拝できるのです。僕は確認していませんが、斜路の途中に設けられたそれぞれのお賽銭箱からは、投げ入れられたお賽銭が塔の下に置かれた箱にに集まるような仕掛けまで有ると聞きました。
このような構造の堂は、日本では建築史的にも珍しい存在で、訪れる人が絶えません。

僕が竜虎の塔で驚いたのが、このコンクリート構造の塔は二重らせん構造の階段を持つ事でした。
実はこの事に気づく観光客(いや参拝者なのかもしれませんが、さざえ堂と違い堂内に参拝する場所はなく、参拝というより眺望タワーのようなのです)は少ないようです。
最初に龍の入口のある塔には階段を登って行く人も多いのですが、7層の上り下りに疲れて、さすがに二つ目の虎の塔はほとんどの人はパスするようで、廻り階段がラセン構造になっていて、何となく別の階段を上下している事に気づかないのだと思います。
僕は、この特殊な階段が興味深く、何度も上り下りしていたので、おかしな奴と思われたかもしれません。
福島のさざえ堂の場合は、螺旋状の斜路を一巡する、すなわちめぐることによる観音参拝という意味があるのですが、それほど混雑するとも思えないこの竜虎二つの塔に、なぜ、こんな面倒な二重ラセン構造の階段を作ったのかわかりません。180度ずれている二つの階段には、とくに上り、下り専用とのサインもついていません。
コンクリート構造の廻り階段は施工も厄介で、それを二重に組み合わせるなど、施工的には避けたいと思うのが普通ですから。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 株の購入 | 2012年12月15日 (土) 18時30分

>株の購入さま
拙いブログをお読みいただきあリがとうございます。
さざえ堂は学生時代に少し研究しただけなのに、偉そうに書いてしまいお恥ずかしい次第で、お褒め頂き恐縮です。
これからも、たまに覗いていただければ嬉しいです。

投稿: Souroku | 2012年12月16日 (日) 09時40分

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