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2012年9月 6日 (木)

森本敏防衛相の原発抑止力発言に対する河野太郎議員のブログ発信

森本敏防衛相(下、顔写真)の原発抑止力発言に対して、自民党の河野太郎衆議院議員が、自身のメールマガジン「ごまめの歯ぎしり」で意見を述べられています。
共感しますので、全文掲載のみ転載が許されていますから、全文を転載します。

その前に森本防衛省の発言内容を、東京新聞9月6日朝刊より転載しておきます。(記事写真はクリックすると拡大します)
森本氏は以前から的外れな発言が多いので、いつも本心なのかあるいは国民に啓蒙するための策略なのかわかり難いのですが、この発言要旨を読むとどうも本心のようです。
それにしても防衛相に就任する方が、いかに就任前の発言とはいえ、北朝鮮が日本海側にある韓国、日本の数十基の原発の一部を標的にしている事など知っているはずなのに、原発は抑止力と一面だけを強調した思考停止のような発言をする事には驚きです。

消費増税については殊に道筋ができた、TPPもなんとかなると読んでいる次期自民党政権にとって、最大の課題は憲法改正です。
最近の尖閣諸島問題での対中国、、竹島問題での対韓国、そして日韓米の協力関係を進める米国の動きとオスプレイ配備、経済界と労働側の異例の共同提言、自民党の谷垣総裁降ろし(憲法改正にやや遠い方なので)、石波、安倍氏の怪しげな動きなど国民啓蒙の布石が着々と打たれていることを感じます。
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以下、河野太郎「ごまめの歯ぎしり」全文転載

「2012年9月5日号 原発と抑止力」
共同通信で、次のようなニュースが流れた。

原発維持「周辺国へ抑止的機能」 就任前に防衛相が講演

森本敏防衛相が就任前の今年1月、電力関係の講演会で日本の原発
維持を主張し「単にエネルギーの問題だけではない」「周りの国か
ら見て非常に大事な抑止的機能を果たしている」と発言していたことが5日分かった。

原発の維持が周辺国に核兵器開発の潜在的能力を意識させ、それが日本の国防上のメリットにつながるとの考えだ。

森本氏は共同通信の取材に対し「政府の一員となった現在は(非核三原則を堅持する政権の方針に従う」とする一方、自らの考えについては「できれば現実の政策の中に生かしたい」とも強調した。(共同)

時々、こういう発言をする政治家が与党にも野党にもいるが、まさか森本大臣まで、こんな意味不明の発言をするとは思わなかった。

原子炉と使用済み核燃料プールは、テロリストに狙われたり、ミサイルで狙われたりと潜在的な弱点である。

大飯再稼働にあたっても、この弱点は解消されていない。

福島第一原発に津波は来ないことになっていたのと同じように、日本の原発にはテロリストは来ない、ことになっている。

大飯の再稼働にあたっても、これにかわりはない。

「原発の維持が周辺国に核兵器開発の潜在能力を意識させ」とあるが、これからの日本で原発を維持することと核開発の潜在能力は、つながらない。

核兵器をつくるためには濃縮ウランか、プルトニウムが必要だ。原発は、ウランを燃やしてしまうから、濃縮ウランで核兵器をつくるためには必要がない。イランのようにどこかでこっそりウランを濃縮すればよい。

もう一つ、北朝鮮のように、ウランを燃やして使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出して核兵器をつくるという方法があるが、日本の場合、すでにプルトニウムを45トンも取り出していて、そのうち10トンは国内にある。

プリンストン大学のフォン・ヒッペル教授によれば、アメリカの核兵器に積んであるプルトニウム総量は38トンということだから、日本が持っているプルトニウムの量はそれと比べてもかなり多い。

8kgのプルトニウムがあれば核爆弾を一つ作れるのだから、すでに日本国内にあるプルトニウムだけで、数百発の核爆弾を作ることができる。もし、本当にその気になればだが。

だから、日本が今後、原発を維持するかどうかは、核兵器開発の潜在能力とは既に関係がない。

もしプルトニウム爆弾を作って核実験をやれば、NPT違反になるのだから、外国からの原発のウラン燃料の供給は止まる。だから、もし万が一、日本が核開発をやろうというならば、原子力への依存度をあらかじめ下げておく必要がある。

森本防衛大臣は、自民党が民主党政権に送り込んだトロイの木馬だという噂があるが...。
「転載終わり」

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