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2012年8月31日 (金)

東京芸術劇場が明日リニューアルオープン---ちょっと覗いてきました

東京池袋の東京芸術劇場が約1年半の改修工事を終わり、いよいよ明日(9月1日)リニューアルオープンします。
今日用事の帰りに、池袋でどんな具合かと覗いてきました。
今日は招待者のみの入場制限が行われていて、中に入ることは出来ませんでしたので、1階入口のガラス越しに中のエントランスホールを撮影しました。
Ca390038
(写真上、おっ、大エスカレーターが消えた! それでもコンサートホールには、エスカレータ3台を乗り継ぐのか?)
東京芸術劇場は、1990年(平成2年)の8月に竣工しました。
JR池袋駅西口から徒歩3分という地の利の良さがあるのですが、賛否はあるでしょうがデザインを寄せ集めたようなまとまりの無い外観と、エントランスホールの巨大エスカレータを含めた劇場内の動線に対する不評、それに加えて大ホール、中ホールのコンサートホールや中劇場としての評価もあまり芳しいものではありませんでした。

確かに、従来のエントランスホールは外部との取り合いに開放感があるものの、中に入れば5階にまで一気に上る大エスカレーターと、このエスカレーターの為にだけあるような広い空間は、いつ行ってもなにか寒々しく感じ、音楽会や演劇を楽しむ雰囲気と相容れないものを感じました。演奏会後の高揚した余韻と人々のさんざめきの中で、あの大エスカレーターで下ると、なにかアトラクションの乗り物にでも乗っているような感じで、一気に気持ちが沈みました。
この劇場の設計は芦原建築研究所(故芦原義信)でしたが、今回の改修工事は松田平田設計(総括)があたり、共同で香山壽夫建築研究所(意匠・劇場協力)が加わっているようです。
なぜ、元設計の芦原建築研究所の参画が無くなったのか、プロポーザルへの参加Ca390037_320の有無も含めてそのあたりの事情は、関心もあるのですが今のところ調べていないのでわかりません。
竣工後20年以上を経て老朽化したとはいえ、今回84億円(114億と発表しているものもある?)もの改修費をかけての大改修は、、機能向上やや老朽化対応はもちろんですが、問題多かった劇場全体のイメージチェンジの意味合いが大きいのでしょう。
元設計者の手をを離れての改修に、劇場の芸術監督に就任している野田秀樹さんと香山壽夫建築研究所のコンビには、なにかやってくれそうで、かえって期待も持てるのです。
大ホール(コンサートホール)以上に、気になるのが今までの中ホールです。今後はプレイハウスと呼ぶそうですが、緩やかで舞台の見難い面もあった客席の傾斜を急にしたり、客席の配置改善や壁面がレンガに変わるなど大幅な変更が行われたようです。
ちなみに友人に誘われて9月19日にプレイハウスのリニューアルオープニング公演になる、野田地図第17回公演「エッグ」を観賞できることになり、これは舞台と共に劇場も見られると今から楽しみです。
野田地図公演は昨年の中ホールでの「南へ」水天宮ピットでの「THE BEE」と見てきましたが、野田演出は僕の理解力を超えた所にあり、いつも誘ってくれ貴重なチケットも準備してくれる演劇通の友人には叱られそうですが、なぜ野田地図がこれだけ高評価を受け、公演の人気もあるのか、いまだ共感を得られない舞台でもあるので、本来なら観劇後の感想も書くところなのですが、今は手も足も出ない状況を楽しんでもいる面もあるのです。
さあ、新装成った東京芸術劇場のプレイハウスで「エッグ」と今度こそしっかり向き合ってくる事にしましょう。

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