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2012年3月 8日 (木)

実現性ない核燃料サイクルに43兆円!

「利権と嘘のデパート核燃料サイクル政策」
Mabuti 民主党の馬渕元国交相さえも、フィクション(絵空事)という核燃料サイクル政策に、43兆円もの税金が使われる。その利権に群がる原発利益共同体は、いままで、何度か為されようとした計画中止の動きは全て阻止してきました。
(記事写真は全てクリックすると拡大します)
「使われる43兆円の内訳」
ウラン濃縮  12.4兆円
MOX燃料   1.7兆円
再処理     20.0兆円
高レベル放射性廃棄物
貯蔵輸送処分 4.3兆円
TRU廃棄物処理
貯蔵処分    3.5兆円
中間貯蔵    1.1兆円

ー以下赤旗日曜版記事(3月4日)から抜粋ー

「夢のエネルギー」
核燃料サイクル計画のうたい文句です。夢とはー。
全国の原発から出る使用済み核燃料を「再処理工場」(青森県六ヶ所村)で溶解。原爆の材料にもなるプルトニウムを取り出し、原発燃料として再利用する--。このサイクルは半永久だというのです。
現実は全く逆です。肝心の再処理工場は、約2兆2千億円、20年もかけて建設しているのにトラブル続きで操業見通しもない。
ー再処理で取り出すプルトニウムを燃料に使う予定の「高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)も事故で運転停止。1兆810億円も投入したのに稼動の見通しさえないー。
再処理もダメ。再処理した燃料を使うこともダメ。ダメずくしです。
ムダの見本のようなこのサイクル計画に注がれるのは税金と、電気料金に付加される国民負担。
日本共産党の吉井英勝衆院議員の調査によると、1家庭あたり毎月163~287円が電気料金に上乗せされています。電力会社が使った費用をすべて電気料金にふくめる「総括原価方式」をとっているからです。
電気事業連合会は2004年1月に、使用済み核燃料を一部処理するだけで約19兆円架かると試算。04年10月の原子力委員会では、全量を再処理すると約43兆円になると明らかにしました。

ー以上抜粋終わり-
Mr08004_1024_3  そして、国がこれまでにすでに10兆円という途方もない金額を費やしてきたこの計画の、従来根拠とされてきた使用済み核燃料はどのくらい再利用できるかの数字の、その根拠そのものが怪しいものだとわかってきました。
ー以下東京新聞3月3日朝刊より転載ー
<核燃料再利用「15%」の謎>
「根拠誰も知らない
「過去を踏襲」原子力委員会事務局
「資料見当たらぬ」経済産業省


原子力委員会事務局が昨年十一月、政府のエネルギー・環境会議のコスト等検証委員会に、使用済み核燃料はどのくらい再利用できるかを示す重要な数字を、根拠を確かめないまま提示していたことが分かった。

 この数字は、核燃料サイクル政策を続けるかどうか、コストや省資源の面から判断する重要な材料の一つ。
エネ環会議は夏にも新たなエネルギー政策の方向を打ち出すが、重要な数字の信ぴょう性が揺らいだことで、議論の行方にも影響が出そうだ。

 問題の数字は、「次世代燃料生成率(再生率)」。使用済み核燃料から取り出したプルトニウムなどが、どのくらい混合酸化物(MOX)燃料として再利用できるか、その割合を示す。数字が高いほど、ウラン資源が有効活用でき、エネルギー確保も容易になるとされてきた。

 昨年十一月のコスト等検証委では、委員の大島堅一立命館大教授から二回にわたって再生率に関連する質問が出た。原子力委員会事務局が回答を示した。

 この中で、同事務局は重さ千キロの使用済み核燃料からは、十キロのプルトニウムと百四十キロのウランを回収し、百五十キロのMOX燃料が再生できる。そのため、再生率は15%になると説明した。

 しかし、ここで再生に回るとされたウランは、再生が難しく、現在、利用する計画はない。実際には、外から別のウラン(劣化ウラン)を調達してMOX燃料を作るため、千キロの使用済み核燃料のうち再利用されるのは、十キロのプルトニウムだけ。通常なら、再生率は1%になるはずだ。

 本紙の取材に、同事務局の山口嘉温(よしはる)上席政策調査員は「15%は二〇〇四年に経済産業省コスト等検討小委員会が出した数値を踏襲した」と説明。「15%の根拠は調べたが、分からなかった」とも述べ、根拠が不明確なままだったことを認めた。

 一方、経産省は「15%がどう決まったかが分かる資料は現在見当たらない」(担当者)と話している。

<裏切られた思い>
コスト等検証委の大島堅一立命館大教授(経済学)の話 原子力の専門家には敬意を払って会議に参加しており、科学的な数値は信用していた。根拠がなかったとは驚くし、裏切られた思い。数値を守ろうとした揚げ句、訳が分からなくなったのではないか。コスト等検証委は「聖域なき検証」をうたっていたが、費用計算全体が疑わしくなった。再計算が必要だろう。

ー以上転載終わりー

Mr08003_1024 15パーセントの謎については、左写真の東京新聞記事「事務局苦肉の逆算に」に詳しく書かれています。
全く根拠に乏しい数字なのに、資源エネルギー庁の担当者は「おかしいと言われてもこれ以外ない。問題はないと思う」
全く原発推進関係者は、上から下まで、無責任極まりない輩ばかりです。

Mr08001_1024

そして、またかと思うような記事が今日の東京新聞朝刊(3月8日)にあります。(左写真記事)
<MOX燃料費 ウランの5倍>
「節約さらに疑問符」
再生したMOX燃料はウラン資源の節約につながるとされてきましたが、使用済み核燃料から得られるウランが、実際は使用できない。再利用されるピルトニウムは僅か1パーセントしか得られない。
その上、作られたMOX燃料まで、ウランの5倍とあっては、もう何がなんだかわからなくなります。いい加減にしてくれと叫びたくもなります。

「きっこのブログ」できっこさんも「使用済み核燃料にも原発利権」と怪しい利権を詳しく書いて、原発を推進する金の亡者ども、さらには、使用済み核燃料までをも金儲けの道具にしようとする銭ゲバども。
あたしは、巨大な活断層がある六ヶ所村の再処理施設の隣に深~~~い穴を掘って、こうした原子力ムラの懲りない面々こそを「地層処分」しちまったほうが世の中のためだと思ってる今日この頃なのだと怒っています。http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2012/03/post-af88.html

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