« スノーシューと輪かんじき | トップページ | 僕は間違った---赤城大沼のワカサギ釣り解禁 »

2012年2月25日 (土)

海賊被害の実状

Fe23001_1024_2 
「2011年の日本関係船舶における海賊等事案の状況及び世界における海賊等事案の状況について」 (表はクリックすると拡大します)
国土交通省海事局外航課」より、上表のように2011年の海賊被害状況が発表されています。(2012年1月31日)
海上自衛隊によるソマリア沖の海賊対処活動とも関連するのですが、新聞等ではほとんど記事にされませんので書いておきます。
何故なら、この海賊被害状況や海上自衛隊によるソマリア沖の船舶護衛について正しい情報が国民に伝わっているとは思えない状況があるのです。

経団連、日本船主協会等が海賊対処活動の増強などを訴えるときは、海賊被害の具体的な状況には触れずに、被害の増加、脅威などばかりを強調する傾向があります。
ソマリア沖で海賊被害から守る必要のある日本関係船舶にいたっては、いまだに海上自衛隊派遣時の誇張された船舶数(年間2000隻)を掲げ、想定護衛船舶数の10%しか護衛船団に加わっていない現状には、触れようともしません。(日本貿易関係船舶に限れば2隻の護衛艦で平均僅か1隻の船を護衛)
発表された海賊被害等状況によれば、昨年(2011年)発生件数は年間11件で、一昨年の15件より4件減少しています。
海賊被害というと、海上航行中に海賊に襲われる状況を想像してしまいますが、海賊被害等と曖昧に発表されるように、じつはほとんどが港の窃盗事件です。
表を見てわかるように海上で航行中の事件は2件だけで、他は係船ロープや救命浮環、ペイント缶などの盗難で、これを海賊被害と呼ぶのかと、ちょっと首を傾げたくなる軽微な被害です。
ところで、係船ロープの窃盗とはどんな事なのか、調べてみたのですがはっきりしません。
ともかく、海賊被害にしろ、ソマリア沖護衛船舶数にしろ、国土交通省や防衛省からは実状が発表されているので、これはよしとして、問題は真実を隠したがる日本船主協会や経団連にあるようです。

|

« スノーシューと輪かんじき | トップページ | 僕は間違った---赤城大沼のワカサギ釣り解禁 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スノーシューと輪かんじき | トップページ | 僕は間違った---赤城大沼のワカサギ釣り解禁 »