« 海賊被害の実状 | トップページ | 館中央公園の雪景色---かまくらが! »

2012年2月28日 (火)

僕は間違った---赤城大沼のワカサギ釣り解禁

1月30日に、今年の氷上ワカサギ釣りは絶望的と、福島第一原発による赤城大沼の汚染について次のように書きました。
http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/index.html 1月30日記事

「放射性赤城大沼では、1月10日の検査でも、暫定基準値500ベクレル/1kgを少し超えた数値が出たようです。
しかし現在の暫定基準値も、4月からは5分の1に下げられますのでまったく展望は見えません。湖周りの山から流れ込んで蓄積したセシウムは、雪解けとともにまた湖の新たな汚染を引き起こすでしょう。
「イワナ、ヤマメの場合、キャッチアンドリリースで釣りを楽しむ人達もいますが、ワカサギを釣って食べることなくリリースする人はいないでしょうから、釣りは絶望的です」

しかし、今日の「上毛新聞」に、赤城大沼のワカサギ釣が3月1日から解禁になるとの記事があります。

「以下記事転載」
赤城大沼のワカサギ、来月「釣り」のみ解禁、食用禁止・全て回収
東日本大震災の福島第1原発事故問題に絡み、県は27日、赤城大沼(前橋市)のワカサギが3回連続で放射性セシウムの暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を下回ったため、3月から地元漁協に釣り解禁を認めることを決めた。
ただ、4月から適用される新基準値(同100ベクレル)を上回ることから、食用にすることを禁じ、釣ったワカサギは全て漁協が回収。
解禁日は漁協が今後決める。
渓流釣りも3月1日以降に全ての河川で解禁を認めるが、イワナやヤマメから新基準値を超える放射性セシウムが検出された5河川は釣った魚の再放流を義務付ける。

 27日の検査で大沼のワカサギは最大で1キログラム当たり480ベクレルを検出。
1月30日と今月15日の検査も基準値を下回っており、解禁の条件としていた「3回連続で暫定基準値以下」となった。

 一方で、適用が目前に迫る新基準値を上回るため、県は解禁の自粛要請を続けることも検討したが、①沼への出入り口は除雪した2カ所に限られ、漁協が出入りを管理できる②愛好家や地元に「釣りのみ解禁」を望む声が強い-などの事情を考慮。
水産庁と協議し、漁協が全てを回収して焼却処分することを条件に解禁を認めることにした。

 大沼のワカサギは例年9~3月が漁期だが、今シーズンは昨年8月に暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたため、解禁自粛が続いていた。
県は今後も検査を続け、暫定基準値を超えた場合は再び自粛を求める。

 赤城大沼漁業協同組合は、3月上旬のワカサギ釣り解禁を目指す意向。
青木泰孝組合長(62)は「魚を持ち帰らせることができず歯がゆさもあるが、組合としてはほっとしている。解禁まで短い期間だが、周知していきたい」と期待を込めた。

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2012/02/28/news01.htm 上毛新聞

僕は間違っていました
以前1月の赤城大沼で、見ているうちに開けた穴にたらした釣り糸の周わりから薄く氷が張ってゆくような厳寒のなか、じっと耐える氷上釣りを唯一体験していたので、ワカサギを食べることなくリリースする人はいないでしょうと書いてしまったのです。
しかし、480ベクレル/kgもの検査値が出ていて、釣果は全て焼却処分にされるとしても氷上のワカサギ釣りを楽しみたいたい人達がいること。
地元関係者もまた、スタッフや監視員を増やしてでも、その解禁を望むのであれば、それにたいして異議唱える気持ちはありません。
地元の釣り情報でも次のように書かれています。

「3月1日(木) 赤城大沼の氷上ワカサギ釣りが解禁します。」
今期は大寒波のため氷厚は平均50cm以上です。
大沼や、氷上の線量は平常値です。国の定める基準を今年1月~2月末までに、3回連続で下回りましたが、釣れたワカサギや、その他の魚は全て、スタッフや監視員のほうで「回収」させて頂きます(大沼へ戻さないようにして下さい。)
つまり、
釣れば釣るほどクリーン作戦に貢献出来ます。
この方法で春以降は、フナやコイなども釣り上げる方向のようです。赤城大沼を皆で応援していければ、こんな嬉しいことはないですね。
氷上等の線量は平常値ですので釣りは安心して楽しめます。(ワカサギ釣り情報PRSS 記事2/28)

解禁期間は残り僅か1ヶ月といえども、来シーズン9月からの解禁に向けて、なんとか展望を見出したいと願う地元関係者の気持ちが良く理解できます。
同じようにワカサギの氷上釣りで有名な榛名湖では、放射性セシウムの検査に必要なワカサギの検体が採れなかったと、今シーズンの釣りを解禁することなく終了しています。
僕は検体のワカサギが採れなかったとの理由にはなにか割り切れないものがあります。
まもなくやって来る春からの観光シーズンにむけて、検査結果でセシウム汚染を広報されるより、氷上釣りを封印してでも観光客誘致を守りたい気持ちが、地元関係者にあったのではないかと思うのです。
積極的に汚染魚対策をとる赤城大沼と、放射能汚染の沈静化を願う榛名湖。
どちらも福島原発事故による苦渋の選択を迫られたと思うのです。

ところで、群馬県の渓流釣りですが「3月1日以降に全ての河川で解禁を認めるが、イワナやヤマメから新基準値を超える放射性セシウムが検出された5河川は釣った魚の再放流を義務付ける」との事。
この釣っても放流だよと宣告された5河川とは次の5河川です。
桜川(川場村)、薄根川(同)、榛名山麓の沼尾川(渋川市伊香保町)、烏川(高崎市)、温川(東吾妻町)
ああ、川場村の薄根川、桜川や高崎市の烏川は以前足繁く通ったわが渓流釣りのフィールドでした。薄根川が駄目なら、同じ利根川水系の発知川、塗川、泙川、栗原川も無事ではすまないでしょう。原発事故憎し。川のことはまた書くことにします。

|

« 海賊被害の実状 | トップページ | 館中央公園の雪景色---かまくらが! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 海賊被害の実状 | トップページ | 館中央公園の雪景色---かまくらが! »