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2011年12月 3日 (土)

狭山茶の生産販売者は間違っていると思う

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もっと安心して狭山茶を飲もう」
「狭山茶は地元に欠かせないブランド。PRを通じ風評被害の払拭につなげたい」
(所沢青年会議所)---11月28日東京新聞朝刊記事


このキャンペーンを主催した「所沢青年会議所」は、間違っています。
もっと安心して飲もうと訴えるのは、現実に狭山茶が安心して飲まれていないことを言っています。
それが風評被害というなら、今まで愛飲していた狭山茶を「世間の評判、うわさ、とりざた」で購入しなくなった私たちが悪いということになります。

福島原発事故以後、狭山茶を生産販売または販売していた「橋本園」「町田園」がすでに廃業に追い込まれました。
前回の記事(10月22日)で、お茶の放射能汚染に関しては、原因は間違いなく福島原発事故であり、狭山茶の生産農家、販売者は被害者です。しかし狭山茶はこれからの販売方法を考えなければもう展望は見られないと書きました
http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/-----7d36.html

「販売中の狭山茶は、放射性物質の検査済みで安全です」(所沢青年会議所)

検査済み狭山茶が安全ですと言いますが、暫定規制値500ベクレル/1kgを超えないという安全宣言であり、その検査方法やラベルの貼られた商品がどの程度の汚染状況かは広報されていないし、消費者には安全性が分かりません。
茶葉に含まれる放射性物質は、お茶として飲む際に30分の1から50分の1以下に薄められてしまうので基準値の500ベクレルいやもっと高い2000ベクレルだって安心だと言われても、私達は考えてしまいます。
私達は、放射能による内部被ばくを少しでも軽減したいと思っています
どんなに注意しても、毎日食べる魚介類、肉類、野菜などの食品から少しずつ放射性物質を取り込んでしまいます。
もし、暫定規制値を今のままにしていたら、将来健康に被害がでる恐れがあると、厚労省でもこの暫定規制値を低くすることになったのです。内部被ばくを年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げると決めたのです。
その結果、茶葉が単純に現在の500ベクレルから、5分の1の100ベクレルになるのかは分かりません。
しかし、現在販売されている茶葉には、500ベクレル以下とはいえ、かなりの高い数値が計測された製品が含まれていることは、狭山茶の放射性物質の測定値を公開している、埼玉県のホームページで見ることが出来ます。
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/ippan-cha-chousakekka.html 狭山茶に関する調査結果について(若芽・早摘み以外の茶)

500ベクレル以下で安全と言われても、確実に放射性物質が含まれている茶葉のお茶を飲むことを避ける事は、消費者の放射能恐怖症ではないのです。放射性物質の含まれないお茶を選ぶ事が、安心につながるのです。
確実性の無い「安心」を言って、消費者に放射性物質を含む食品を買ってくれというのは、販売者が間違っています。
ましてや風評被害を払拭といわれても、私達は応援する気持ちにはなれないのです。
生産者と消費者の対立からは何も生まれません。
怒りの矛先は原発事故を起こした東電そして国の対応にむけるべきです。

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コメント

初めまして。原発事故関係の話題が消されつつ有り私の怒りが治まらず検索でたどり着きました。あの地下鉄でサリンをぶちまけた松本達は逮捕され裁判で死刑判決は出ましたが。何故に沢山の人達の上に放射能をぶちまけ、今も尚汚染が続くのに、こんな事件を起こした企業のトップは逮捕も裁判も無く、政府はもう過去の事故の如くに、しらっとして居る。マスコミのテレビ、新聞、週刊誌も何故に発言し続けないのか?と感じます。以前反原発のデモに横浜で参加しましたが、マスコミでは取り上げがほとんど有りませんでした。この国をこんなにしたのは私達国民なのだと、今更気付きました。私は昨日還暦でした。私は死ぬ迄政府と言う組織の恐ろしさを忘れません。

投稿: しのぶ | 2011年12月 3日 (土) 09時45分

> しのぶさま
同感です。原発事故を嘘の上に嘘を重ねて、隠蔽、過小化し、なんらの責任もとらず、反省もないまま原発推進派がじわりじわりと、勢いづいています。
原発事故に限らず、災害時、戦争、軍備増強、そして国策、外交のあらゆる面で、常に国家は国民を踏みにじってきました。
対抗するのは、国民一人一人の力しかないと思います。
諦めないで、闘いましょう。

投稿: Souroku | 2011年12月 4日 (日) 23時29分

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