« 2011年11月 | トップページ | 2012年1月 »

2011年12月31日 (土)

志木市内の放射線測定と除染----高浦議員の活動に感謝します

http://www.city.shiki.lg.jp/51,35136,270,1156.html   志木市役所HP特定市有施設等における放射線量の測定と除染の結果

福島原発事故による放射能汚染に対して、志木市が特定市有施設における放射線量の測定、そして除染、12月からは市民への測定器の貸し出しと、曲りなりにもそれらの対応を行ってくれたのは、高浦やすひこ市議会議員のねばり強い活動の結果であったと感謝して、今年のブログを締めさせていただきます。

一般質問で高浦議員の質問が行われると聞いて、12月14日に、市の平成23年度第4回定例議会(12月議会)の傍聴をしました。
その中で放射能汚染対策について、高浦議員は次のような質問をしました。
(1)空間放射線量測定状況について
(2)放射能汚染から市民の安全を守る対策について
(3)放射能濃度測定器の購入について
これに対して、市側の答弁は、最小の言語数で答えようとする相変わらず紋切り型のものでした。
いつも市議会を傍聴して思うのですが、なぜ、市民の代表である市議会議員の質問に、もう少し分かりやすく誠意のある回答をしないのかと不思議に思える市議会の答弁です。
高浦議員は来年度も、放射能汚染対策の活動を継続してくれるとの事ですから、市側もそれに答えて、少しでも子供たちの被ばくが少なくなるよう努力してくれる事を強く望みます。
それにしても志木市内の放射線量の測定が、11月10日以後行われなくなっているのは、除染を行ったから必要ないと考えたとしたら、ぜひ改めてもらいたいものです。
政府の言う収束などしていない事は、誰の目にも明らかなのですから。

http://t.co/dUVREJNt NHK総合 追跡!真相ファイル 「低線量被ばく-揺らぐ国際基準」 http://togetter.com/li/234049 文字書き起こし

12月28日にNHK総合で放送された番組です。
内容は、これまでも知られていた事ですし、追跡も甘く、被ばく線量の根拠の曖昧さを指摘されそうですが、それでもNHKとしてはかなり思い切った番組作りをしたと思います。
特にICRP(国際放射線防護委員会)のもつ性格が、委員であった人物から語られるのを聞いたのは初めてで、とても興味深いものでした。

| | コメント (0)

2011年12月26日 (月)

氷点下の寒い朝----Evacuate FUKUSHIMA - 福島の子供を守れ

今朝(2011年12月26日)、我が家の朝7時の外気温は氷点下1.2度でした。
今冬一番の寒さです。舘近隣公園では、落ち葉が強い風に舞っています。
柳瀬川には、シベリアからやってきたカモたちが泳いでいます。日本海側は大雪です。明日はもっと寒いとか。
雑用や賀状書きに追われ、ブログを書く余裕もありませんでしたが、なんとか年越しの目途もついてきましたので、また少しずつ書いてゆきます。
昨日、柳瀬川書店で、正月に読もうと本を購入しました。
「奥秩父 山、谷、峠そして人」著者は山岳ガイドとして活躍している山田哲哉氏です。
雑誌「岳人」の連載を、大幅に加筆して再構成された本です。

嫌悪感さえ抱かせる政府の原発事故対応、やけに勢いづいてきた推進派、そしてどうなってしまったのかと思わせる民主党政権政治。
次の選挙では、議席が3分の1になること必至の民主党が、なぜかくもマニフェストを反故にする政策を打ち続けるのか。
年が変わっても、原発事故を忘れないためにこの動画をお知らせします。事故は収束などしていません。http://t.co/STJALz7A Evacuate FUKUSHIMA - 福島の子供を守れ」

塞ぎこ見たくなる気分のDscn7067_320こんな時、書店で目に飛び込んできた「奥秩父」の文字。無性に読んで見たくなりました。 来年のさよならの山は奥秩父の山も巡ろうと思う。

Dscn7052_320

Dscn7059_320

| | コメント (0)

2011年12月21日 (水)

大きなジャガイモが採れました

Dscn7056_320日曜日(2011年12月18日)に、農園でジャガイモを収穫しました。9月9日に種芋(出島)を二畝に2kg植えつけたので、約3ヵ月後の収穫です。
もちろん、掘り手はこのためにやって来たチビスケ達ですので、今日はおらがおらがの作男さんは監督です。
チビスケたち、一昨年には、掘り出しに夢中になって、隣の畑までかっぽじりそうになって、作男さんをあわてさせましたが、さすがに今年は中チビになって落ち着いたもの。
「なんだ、これだけ」とジャガイモ畑の大きさに不満そうな顔をしたものの、二人で区分を決めて掘り出し始めると、「わー、大きい」と興奮気味。
確かに今年は大きなジャガイモが次々と掘り出されます。二人でたちまち掘りつくすと、まだ残っていないかと、相手の区分に侵入し、「ほら、見つけた」と大喜びしています。
来年2月末で3年間の市との契約が切れ、更地にして返却するのですが、農園の再申し込みはせず、6年間楽しんだ農作業を終わらせることにしました。
ジャガイモをすべて収穫したので、畑に残るのは、作男さんが「良い出来だべ」と自慢するハクサイだけになりました。
チビスケ達を楽しませたジャガイモ堀も今年が最後になります。6年間で作男さんはジャガイモ作りに慣れましたので、もし世の中の食糧事情が悪くなったらどこでも作る自信がついたのは収穫でした。
チビスケたちは、ハクサイも二株収穫させてもらい、満足そうに農作業を終わらせました。
作男さん、ありがとう。
Dscn7057_320

写真左上、約10kg以上の収穫がありました。)

写真左中、今年のジャガイモは大ぶりです。マッチと比べるとその大きさが分かります)

(写真左下、1個300g以上のものも何個も採れました)

Dscn7058_320

Dscn7066_320

| | コメント (0)

2011年12月19日 (月)

落ち葉で焼き芋、狭山茶でうがい---もう少し子供たちの放射線被ばくを恐れよう

Dscn7050_320 信じたくない話ですが、志木市内の小学校で、落ち葉を集めて焼き芋をやり、児童が食べたとの話を聞きました。毎年秋の恒例行事との事です。
放射線量について言えば、確かに舘近隣公園で落ち葉の上の放射線量測定をしても、他の地上面より0.03マイクロシーベルト程度高い数値しか計測されません。
しかし、落ち葉を寄せ集めた場所に雨が降ると、その周りの土壌は志木市の除染値である0.19マイクロシーベルトを越えた値が検出される事は、実際に計測してみると良くわかります。

一方、埼玉県入間市では新型インフルエンザの流行を防ごうと12月15日から、市立の小・中学校と幼稚園 の計28施設で、狭山茶によるうがいが始まっていると報道されています。
狭山茶の2番茶を原料にした緑茶 パウダーをコップに溶かし、給食前などにうがいをさせ、これを来年春まで3カ月間続けるという。その目的の一つに、「狭山茶に対する親しみを一層深める」為と書かれています。
12月15日からと報道されたが、入間市広報公聴課の写真ニュースでは、10月頃から行われていると掲載されている)http://www.city.iruma.saitama.jp/blog/photonews/2009/10/post-153.html 「入間市広報公聴課」

http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/52078776.html 「狭山茶でのうがい」

狭山茶については、関係者の無神経振り、販売過程の消費者に対する配慮の無さなどを何度も書いているので、もう書くのも嫌になるのですが、このうがい指示を出した入間市の教育委員会、それと協力した入間市茶業協会×です。
「うがいで残ったお茶は、飲むとより効果的」とは、すごいことを言う関係者もいるものです。

どんなに注意しても微量とはいえ、毎日の食材から内部被ばくをし続けている子供たちに、大人がわざわざ被ばくの要因を増やすようなことをしないでも良いではありませんか。

こういった行為に疑問の声を挙げると、神経過敏、放射能恐怖症などと揶揄される状況が起こり始めているのは、悲しい事です。

販売されている狭山茶は、暫定規制値の500ベクレル以下だから、このお茶は安全であるとして、かなり放射線量数値の高い製品が出回っているからこそ、消費者に避けられ販売が苦境に陥っている現実があります。
http://www.cnet-sc.ne.jp/sym-cha/ 埼玉県茶業協会による放射線量自主検査結果一覧

暫定規制値とは、非常時の数値であり、来年からは新基準の規制値が適用され、茶葉も現在の500ベクレルから100ベクレルに引き下げられ、飲料水は200ベクレルから大きく引き下げられて10ベクレルが適用されると思われます。
現在の狭山茶の汚染状況(上記茶葉の自主検査結果一覧参照)からすれば、この100ベクレルと10ベクレル規制値は、狭山茶生産者には大きな打撃でしょう。これにはしっかりした補償体制が求められます。

しかし埼玉県茶業協会、各生産地の茶業協会は、今後の販売方法のあり方を真剣に考えるべきだと思います。
幼稚園児、小中学生に販路を求めるより、先に為さねばならないことがあるのではないでしょうか。
かなり乱暴な言い方になりますが、国や国の出先機関に狭山茶の支援購入を依頼しましたか。東京電力の社員食堂、保養所、各支店、営業所などや、総務部購入のお茶は全て狭山茶にしてもらいましたか。

茶葉を粉末にすると、セシウム濃度がどう濃縮されるか分かりませんが、子どもたちの食品からの内部被ばくを0に目指そうとすべく、親たちが努力しているのに、逆行するような行為を学校で率先してやらせるようでは、安全に対する姿勢を市や茶業協会が問われても仕方ありません。
なぜ、チェルノブイリ原発事故の周辺地域で、子供たちに何が起こって、今なお悲劇が続いていることから、何の教訓も得ようとしないのでしょう。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/05/blog-post_08.html
NHKチェルノブイリ20年番組 「汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実」

http://d.hatena.ne.jp/saunderson/20110423
このブログでは「20年後の真実」は削除されていますが、チェルノブイリ関係のビデオが整理されています。

http://www.youtube.com/watch?v=6_Ii_SGZF6k チェルノブイリ「8年目の真実」

| | コメント (2)

2011年12月17日 (土)

作男、畑の山芋に驚く

市民農園のハクサイの様子を見に行った作男さん、数区画離れた畑の隅でせっせと穴を掘っている男の方に声をかけました。
「深い穴さ掘ってるだが、何してるだ?」
山芋を掘っているんですよ」
「山芋?ここでか?」
「むかごを採ったあと、根が山芋になってるのです」
「こんな畑で、山芋さ、出来るだか」
「簡単ですよ。むかごをなん粒か撒いておいて、ムカゴの収穫後、今頃掘ると山芋がご覧の通り取れるんです。ただ、1m以上掘るのでそれが厄介です」
「これは驚いただ。立派な山芋だ」
「根が深いから、上で小松菜くらい植えても平気ですよ」
「両方、収穫できるだか。たまげただな」
いやはや、山芋から採れるのがムカゴだと知らなかった作男さん、ただただ、感心していました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%94 むかご
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%A2 ヤマイモ

Ca390004_320(写真左上、 掘り出した山芋。1mくらいある立派なもの)

(写真左下、あの畑でも作っているよと教えられた山芋の枯れた蔓。この蔓を頼りに掘り出すのだそうだ。市民農園といえども、皆さん農作業に詳しいのは驚くばかり)

Ca390005_320

| | コメント (0)

2011年12月14日 (水)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その23(2011年11月) 月間護衛船舶数が僅か4隻!---それなのに日本船主協会と経団連は特権意識丸出し

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)

*平成23年11月の海賊対処法による船舶護衛実績(297回護衛~305回護衛の9回)
 護衛艦(第9次派遣部隊)297回まで  106さみだれ 158うみぎり
     (第10次派遣部隊)298回以降 110たかなみ 111おおなみ
 
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船   4隻
                   合計4隻  1回平均0.4隻
           
               外国籍船 51隻  1回平均5.6隻  

護衛回(日程)                   日本籍船  日本関係外国籍船   外国籍船
297 (10/ 31- 2)    西行き       0         0           5 
(11/2-6)   ジブチ基地にて補給、休養
298 (11/6-9)       東行き        0           1            8
299 (11/9-11)     西行き       0            1           7
300 (11/12-14)     東行き      0            1           7
301 (11/14-16)     西行き      0           1           3      
(11/16-19) ジブチ基地にて補給、休養
302 (11/19-22)    東行き      0          0            4   
303 (11/22-24)     西行き      0           0           8
304 (11/24-26)     東行き       0           0           2
305 (11/27-29)     西行き       0           0           7
(11/29-)    ジブチ基地にて補給、休養

合計                              0                   4                    51

11月の海上自衛隊護衛艦による船舶護衛回数は9回。
そのうち日本貿易関係船舶すなわち日本籍船、及び日本関係外国籍船の護衛数は僅か4隻でした。
護衛艦2隻による9回の護衛船団のうち、1隻が4回、残り5回の船団には日本関係船舶の姿は1隻も見当たりません

本来は日本関係船舶の護衛で手一杯の筈だった海上自衛隊護衛艦が守るのは、日本の船舶運航会社の運航した外国籍船より(4隻中国の船舶運航会社の運航した船舶(全て中国籍船6隻)のほうが多いという、なんとも皮肉な状況が生まれつつあります。

船舶護衛の現状は、日本経団連の次のような要望とは、かけ離れたものなのです。
今後は派遣規模をさらに拡大し、護衛艦と哨戒機の数を増やす必要がある。あわせて、海上給油により護衛艦の活動範囲や頻度の拡大を可能にするため、補給艦を派遣すべきである。」---日本経団連提言書より

護衛船団に加わる外国籍船のうち、どこの国も自国籍の船舶を持っているのですが、前回(その22)で書いたように、日本はほとんど日本籍船を所有していません。
この原因は海運にたいする戦略も展望も無い自民党政権の施策が大きいのですが、大手船会社の税金対策と経費節減による結果も一因です。
ちなみに平成21年7月28日から平成23年11月30日までの2年半の間、海賊対処法による船舶護衛の船舶合計2206隻のうち、日本籍船は僅か13隻しかありません。

その現実を忘れたかのように、10月18日に「日本船主協会」は船会社が必要とする場合には、自衛官や海上保安官など「公的」な武装ガードの乗船を求める要望書を提出したのです。

2011年10月18日
社団法人 日本船主協会

「日本籍船への「公的」武装ガードの乗船に関する要望について」
今般、当協会では、わが国政府に対して、民間人による武器の所持が禁止されている
日本籍船について、船社が必要とする場合に自衛官や海上保安官など「公的」な武装ガードの乗船を可能としていただきたいとする要望書を国土交通大臣、防衛大臣、内閣官房長官、外務大臣、海上保安庁長官に提出いたしました。
http://www.jsanet.or.jp/pressrelease/2011/pdf/20111017.pdf  船主協会要望書   

船主協会要望書の提出に歩調を合わせるように「日本経団連」も同じ10月14日に、次のような発表をしました。(提言の日付は日本船主協会と同じ10月18日)
「経団連は14日、近年被害が急増しているソマリア沖の海賊対策の強化を求める提言を発表した。
現在自衛隊が派遣している2隻の護衛艦と2機の哨戒機の拡大を要望。給油用の補給艦派遣や現在は認められていない外国船籍への給油が可能になるよう法的な整備も求めた。
日本船籍の船舶に武装した自衛隊員や海上保安庁職員を同乗させ警備を強化すべきだとしている。」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/100/honbun.pdf  経団連提言

特にこの提言のうち、次の部分は、何様のつもりだと言わざるを得ないものです。

4.強化すべき具体的な海賊対策
今後、強化すべき具体的な海賊対策として、
以下の4つを求める

(1) 自衛隊の派遣規模の拡大
自衛隊の派遣規模は、2009年からの護衛艦2隻とP-3C哨戒機2機に加え、人員が増強され現在は約580人である。
これまで海上自衛隊の海賊対処航空隊はソマリアの隣国であるジブチの米軍基地内に間借りしていたが、7月にジブチに自衛隊初の自前の海外拠点を開設した。

今後は派遣規模をさらに拡大し、護衛艦と哨戒機の数を増やす必要がある。あわせて、海上給油により護衛艦の活動範囲や頻度の拡大を可能にするため、補給艦を派遣すべきである。

また、海賊対処法では、外国の艦船への給油が想定されていない。そこで、国際協力による護衛活動の強化の観点から、外国の艦船への給油も可能とするため、同法の改正もしくは新法の制定により海賊対策を強化する必要がある。

(2) 自衛隊員や海上保安庁職員の乗船による警備強化
海運会社としては、船舶の放水装置や鉄条網、citadel(シタデル:避難所)の充実など自衛に向けた取組みを着実に進めることが重要である。

一方、船舶の自衛措置には限界があり、乗組員の不安を軽減し安心して乗船できるよう、多くの国々が自国の軍隊あるいは民間の武装警備員を自国籍の船舶に乗船させる措置を講じている。

わが国では民間人による武器の所持が禁止されていることから、日本船籍の船舶に武装した自衛隊員や海上保安庁の職員が同乗して公的な警備を強化すべきである。

*日本船主協会、経団連などは、ソマリア沖を通過して海賊の脅威におびえる日本関係船舶は年間2000隻以上、一回の護衛船団に10隻の日本関係船舶が加わることになると、強く護衛艦の派遣を求めながら、その後の船舶護衛の実情を報告せず、多額の国税を使う事になる「国に対して護衛体制の強化要請」ばかりするのは、国民の納得を得られるものでは有りません。
この半年、1ヶ月の日本貿易関連の船舶護衛数が10隻程度で推移している現状は、大手船舶会社の運航する船舶の2日ないし3日間の護衛に少なく見積もっても1隻あたり8000万円以上の国費と、酷暑のなか海上自衛官の厳しい任務遂行が行われている事への認識が足りていないのではないですか。
公的な警備を上から目線で要望する前に、協会としての船舶の自己責任、自己防衛への対応が急務でしょう。
海賊対処法による2年半の護衛期間中に護衛された日本籍船はたったの13隻と、ほとんど存在しないかのような日本籍船の公的武装警備の要請などの前に、現在運航する外国籍船に昼夜3交代で監視する監視専門船員を9名程度乗船させる事などは、不可能ではないでしょう。

写真は、海賊対処活動に従事する「EU艦隊」が啓蒙する商船の自己防御対策の例です。(EU艦隊では詳細なマニュアルも作成され、船舶運航会社にその対応を強く求めています。米国海軍もまた、海軍は海賊対処の経費負担に堪えられないと、自己防衛の必要性を訴えています)

EUのマニュアルでは、海賊から逃れる方法として危険海域の24時間体制の監視、襲われたら高速でジグザグに操船するなどと共に、電流有刺鉄線や、高圧シャワーを装備する事により、海賊被害から逃れられると教えています。
日本の対応をみると、日本船主協会は様々な対応を実施してきたと述べていますが、その具体的な実施例をついぞ見たことがありません。

ちなみに、昨年の7月にホルムズ海峡で、爆発事故があった商船三井の大型タンカー「エム・スター」や、10月に海賊に拉致されたと日之出郵船の貨物船「IZUMI」などの写真を見ると、こういった防御装備を見つけることが出来ません。
Water
Image1

Image2

Image3

Image5

Image6

「参考」
日本船主協会の要望書
「日本籍船への「公的」ガードの乗船に関する要望について」
(要望書画像はクリックすると拡大します)

De15_002_1280

 

| | コメント (0)

2011年12月12日 (月)

真鶴福浦漁港は春の暖かさ

Dscn7039_3202011年12月10日、志木市の我家で、朝7時に今年最低の気温0度を計測しました。
(写真左)
ところが、渓流釣仲間との忘年会に出席のため訪れた「真鶴福浦漁港」は、快晴のぽかぽか陽気。
恒例の岸壁での、「宴会時々竿出し遊び」の際は、陽だまりでは防寒具はおろか上着も脱ぐようでした。
竿には時々メジナがあがり、今年のもやもやを忘れたような、なんとも楽しい時間を過ごしたのでした。
原発事故で、今年の南会津、越後、関東北部の渓流釣は壊滅状態
おそらく来年も駄目でしょう。
イワナ、ヤマメなどの渓流魚は釣る事も出来なくなりましたが、山全体が放射性物質で汚染され、かわいそうに、山の動物たちもどうなってしまうのでしょう。
冷温停止状態となって第二ステップ終了など、誰も信じてはいません。
忘年会は開いても、原発事故の収束がない限り、僕らの2011年は終わりません

Dscn7041_320

(写真左2枚目、春のような陽気の岸壁では、いわしが釣れていました。テトラ側ではいつものようにメジナが楽しめました)

Dscn7047_320

(写真左3、4枚目、地元の方がカニを取っていました。
カニの名を聞いたら「エバカニ」と教えてくれ、味噌汁に入れると出汁がきいてうまいと言っていましたが、帰って調べてもどうもその何に該当するカニが見つかりません)

Dscn7045_320

| | コメント (0)

2011年12月 9日 (金)

この冬一番の寒さ---作男ハクサイを束ねる

Dscn7033_320 2011年12月9日。志木市の朝7時の気温は2度まで下がりました(写真左)
Wサッシに改修したお陰か、冬場も暖かく今までほとんど暖房無しで過ごしてきた我家もさすがに、今朝は暖房を入れました。
午後から雨も上がったので作男さん5日ぶりに畑に行きました。
今年はハクサイが順調です。

「今はハクサイとジャガイモだけだで、おらの仕事もうんと楽になったいるだよ。
ハクサイは去年は早く束ねすぎて失敗しただで、今年は初霜の降りるまでそのままにしているつもりだっただよ。
今朝、なんと初霜どころか、初雪さ降っただ。
寒冷紗の中で、どんな具合かと見にきただが、どうして青々として皆元気だ。
今年の出来は農園ベスト3には入るだな。えへん。
どれ、試しに1個束ねてみるとするか。葉ぶりも良く、頭も大分締まってきて硬くなっただ。大きすぎて束ねるのも難儀だぞ。
こりゃ、もうすぐ収穫出来るだな。
一度も農薬を撒かなかったで、完全無農薬だぞ。きっと柔らかくてうまいぞ。農園主さまDscn7037_320もお喜びだべ。」

(写真左2枚目、今年のハクサイは寒冷紗の中で生育させた。虫に食われる事も少なく完全無農薬となった)

(写真左3枚目、寒冷紗を外してみた。葉も青々と元気だ)

(写真左4枚目、試しに1個だけ束ねてみた。)


Dscn7034_320

Dscn7035_320

| | コメント (2)

2011年12月 8日 (木)

「冷温停止」を「停止状態と言う詭弁」

昨日(2011年12月7日)の東京新聞朝刊「筆洗い」は、原発事故報道の言葉の言い換えを論じていました。読んでそのとおりだと思いました。
 今日は真珠湾を奇襲に始まる日米開戦から70年になります。
日本の報道機関は70年前のこの日から、太平洋戦争が敗戦に終わるまで、国民を欺瞞して戦争推進に大きな役割を果たしました。
事実を隠し、大本営発表の名の下に損害を軽微に、戦果は誇大に発表しました。
軍部は新聞に戦争を美化する宣伝をさせ、新聞自らも軍部に擦り寄る欺瞞と捏造記事を多数掲載して国民を戦争推進に掻き立てました。都合の悪い言葉も言い換えました。
撤退→転進
全滅→玉砕
避難→疎開
敗戦→終戦

今また、原発事故で国民を欺瞞し続けている政府の発表をそのまま報道し、いや擁護さえするマスコミの中でこの東京新聞「筆洗い」の記事は、原発推進派は苦々しく思うでしょうが、僕は喜んでいます。この主張は正しいと思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2011120702000043.html 東京新聞筆洗い(12月7日)

「以下転載」
太平洋戦争の分岐点になったガダルカナル島の攻防戦では、約三万人の日本の将兵のうち二万人が犠牲になった。
七割が餓死や病死である。一九四三年二月、大本営は敗北した事実を隠して、所期の目的を達して転進した、と発表した
▼これ以降、日本軍が太平洋の拠点から撤退した時に、新聞では「転進」が使われるようになる。部隊が全滅した時は「玉砕」に。軍部と新聞は言葉を言い換え、国民の目をそらした
▼同じようなことが今、政府や東京電力の記者会見で起きている。事故やトラブルの危険性を小さく見せるために
「事象」という言葉を連発。記者が原発の「老朽化」に言及すると「高経年化」と言い直すと、本紙記事が報じていた
▼原子力建屋の中にたまった高濃度の放射能汚染水は
「滞留水
これでは危険性は伝わるわけがない。極め付きは、正常な原子炉を定期検査で止める時などに使う
「冷温停止」「状態」を付けた「冷温停止状態」だろう
▼事故が収束に向かっていると強調したい政府の常套句(じょうとうく)であるが、圧力容器から格納容器に溶け落ちた核燃料の状態が十分把握できていないのに、その言葉を平然と口に出せる感覚を疑う
かつて、新聞は軍部と一体になって、国民に本当のことを伝えなかった。もう過ちは繰り返したくない。事故が風化するのを待っている原子力ムラとの根比べでもある

「2011年12月15日追記」
原発事故関連で、「原発用語の言い換え」について12月4日の東京新聞が書いていますのでコピーさせてもらいました。(記事写真はクリックすると拡大します)

De15_001_1280

| | コメント (0)

2011年12月 6日 (火)

郡山市の放射線量は、やはり異常事態と感じます

Afanirccaaaklpk http://t.co/eM2IPjWP 福島のテレビ画像
Twitterで郡山市在住の医師、@taneichiseikeiさんが書かれていました

「福島県外の方はご存じないと思いますが、福島県は朝のテレビでこのようなテロップが流れています。県外の方は異常事態と感じるかもしれませんが、県民は毎日見ている内に異常だと思う感覚が麻痺してきて日常を送っています」

関東地方のNHK総合テレビを見ている僕たちは、毎朝のニュース番組で、原発事故以前と変わりませんなどといった東京付近の数値を見せられているので、テロップの郡山市役所0.90マイクロシーベルトなどの数値は、驚きです。
本当のところはどうだろうかと、郡山市役所の測定結果をみると、確かに0.9前後の放射線量など、毎日観測されています。http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=22871郡山市役所HP

このごろはまったく死語にされてしまった「放射線管理区域」ですが、何度もも書いているように管理区域とは放射線の量が高くなるとその場所に出入りすると健康上の問題があるので、被ばく量を測定したり、健康診断をしたりする必要のある区域です。
病院でスタッフ以外出入りを禁じた黄色いマークの部屋を見たことがあることは多いでしょう。
この管理区域の放射線量は、3ヶ月で1.3ミリシーベルトを超えてはいけない事になっています。これは1時間当たり0.6マイクロシーベルトです。
原発事故以後、福島県の多くの場所はこの放射線管理区域に該当してしまったわけですが、いまだに郡山市でさえもこのような高い放射線量の数値が、当たり前のようにテロップで流されているというのは、信じられないような異常事態です。
郡山市民の「異常と思う感覚を」麻痺させてしまった政府の責任は重いのです。

| | コメント (4)

2011年12月 3日 (土)

狭山茶の生産販売者は間違っていると思う

De02_001

もっと安心して狭山茶を飲もう」
「狭山茶は地元に欠かせないブランド。PRを通じ風評被害の払拭につなげたい」
(所沢青年会議所)---11月28日東京新聞朝刊記事


このキャンペーンを主催した「所沢青年会議所」は、間違っています。
もっと安心して飲もうと訴えるのは、現実に狭山茶が安心して飲まれていないことを言っています。
それが風評被害というなら、今まで愛飲していた狭山茶を「世間の評判、うわさ、とりざた」で購入しなくなった私たちが悪いということになります。

福島原発事故以後、狭山茶を生産販売または販売していた「橋本園」「町田園」がすでに廃業に追い込まれました。
前回の記事(10月22日)で、お茶の放射能汚染に関しては、原因は間違いなく福島原発事故であり、狭山茶の生産農家、販売者は被害者です。しかし狭山茶はこれからの販売方法を考えなければもう展望は見られないと書きました
http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/-----7d36.html

「販売中の狭山茶は、放射性物質の検査済みで安全です」(所沢青年会議所)

検査済み狭山茶が安全ですと言いますが、暫定規制値500ベクレル/1kgを超えないという安全宣言であり、その検査方法やラベルの貼られた商品がどの程度の汚染状況かは広報されていないし、消費者には安全性が分かりません。
茶葉に含まれる放射性物質は、お茶として飲む際に30分の1から50分の1以下に薄められてしまうので基準値の500ベクレルいやもっと高い2000ベクレルだって安心だと言われても、私達は考えてしまいます。
私達は、放射能による内部被ばくを少しでも軽減したいと思っています
どんなに注意しても、毎日食べる魚介類、肉類、野菜などの食品から少しずつ放射性物質を取り込んでしまいます。
もし、暫定規制値を今のままにしていたら、将来健康に被害がでる恐れがあると、厚労省でもこの暫定規制値を低くすることになったのです。内部被ばくを年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げると決めたのです。
その結果、茶葉が単純に現在の500ベクレルから、5分の1の100ベクレルになるのかは分かりません。
しかし、現在販売されている茶葉には、500ベクレル以下とはいえ、かなりの高い数値が計測された製品が含まれていることは、狭山茶の放射性物質の測定値を公開している、埼玉県のホームページで見ることが出来ます。
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/ippan-cha-chousakekka.html 狭山茶に関する調査結果について(若芽・早摘み以外の茶)

500ベクレル以下で安全と言われても、確実に放射性物質が含まれている茶葉のお茶を飲むことを避ける事は、消費者の放射能恐怖症ではないのです。放射性物質の含まれないお茶を選ぶ事が、安心につながるのです。
確実性の無い「安心」を言って、消費者に放射性物質を含む食品を買ってくれというのは、販売者が間違っています。
ましてや風評被害を払拭といわれても、私達は応援する気持ちにはなれないのです。
生産者と消費者の対立からは何も生まれません。
怒りの矛先は原発事故を起こした東電そして国の対応にむけるべきです。

| | コメント (2)

« 2011年11月 | トップページ | 2012年1月 »