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2011年12月19日 (月)

落ち葉で焼き芋、狭山茶でうがい---もう少し子供たちの放射線被ばくを恐れよう

Dscn7050_320 信じたくない話ですが、志木市内の小学校で、落ち葉を集めて焼き芋をやり、児童が食べたとの話を聞きました。毎年秋の恒例行事との事です。
放射線量について言えば、確かに舘近隣公園で落ち葉の上の放射線量測定をしても、他の地上面より0.03マイクロシーベルト程度高い数値しか計測されません。
しかし、落ち葉を寄せ集めた場所に雨が降ると、その周りの土壌は志木市の除染値である0.19マイクロシーベルトを越えた値が検出される事は、実際に計測してみると良くわかります。

一方、埼玉県入間市では新型インフルエンザの流行を防ごうと12月15日から、市立の小・中学校と幼稚園 の計28施設で、狭山茶によるうがいが始まっていると報道されています。
狭山茶の2番茶を原料にした緑茶 パウダーをコップに溶かし、給食前などにうがいをさせ、これを来年春まで3カ月間続けるという。その目的の一つに、「狭山茶に対する親しみを一層深める」為と書かれています。
12月15日からと報道されたが、入間市広報公聴課の写真ニュースでは、10月頃から行われていると掲載されている)http://www.city.iruma.saitama.jp/blog/photonews/2009/10/post-153.html 「入間市広報公聴課」

http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/52078776.html 「狭山茶でのうがい」

狭山茶については、関係者の無神経振り、販売過程の消費者に対する配慮の無さなどを何度も書いているので、もう書くのも嫌になるのですが、このうがい指示を出した入間市の教育委員会、それと協力した入間市茶業協会×です。
「うがいで残ったお茶は、飲むとより効果的」とは、すごいことを言う関係者もいるものです。

どんなに注意しても微量とはいえ、毎日の食材から内部被ばくをし続けている子供たちに、大人がわざわざ被ばくの要因を増やすようなことをしないでも良いではありませんか。

こういった行為に疑問の声を挙げると、神経過敏、放射能恐怖症などと揶揄される状況が起こり始めているのは、悲しい事です。

販売されている狭山茶は、暫定規制値の500ベクレル以下だから、このお茶は安全であるとして、かなり放射線量数値の高い製品が出回っているからこそ、消費者に避けられ販売が苦境に陥っている現実があります。
http://www.cnet-sc.ne.jp/sym-cha/ 埼玉県茶業協会による放射線量自主検査結果一覧

暫定規制値とは、非常時の数値であり、来年からは新基準の規制値が適用され、茶葉も現在の500ベクレルから100ベクレルに引き下げられ、飲料水は200ベクレルから大きく引き下げられて10ベクレルが適用されると思われます。
現在の狭山茶の汚染状況(上記茶葉の自主検査結果一覧参照)からすれば、この100ベクレルと10ベクレル規制値は、狭山茶生産者には大きな打撃でしょう。これにはしっかりした補償体制が求められます。

しかし埼玉県茶業協会、各生産地の茶業協会は、今後の販売方法のあり方を真剣に考えるべきだと思います。
幼稚園児、小中学生に販路を求めるより、先に為さねばならないことがあるのではないでしょうか。
かなり乱暴な言い方になりますが、国や国の出先機関に狭山茶の支援購入を依頼しましたか。東京電力の社員食堂、保養所、各支店、営業所などや、総務部購入のお茶は全て狭山茶にしてもらいましたか。

茶葉を粉末にすると、セシウム濃度がどう濃縮されるか分かりませんが、子どもたちの食品からの内部被ばくを0に目指そうとすべく、親たちが努力しているのに、逆行するような行為を学校で率先してやらせるようでは、安全に対する姿勢を市や茶業協会が問われても仕方ありません。
なぜ、チェルノブイリ原発事故の周辺地域で、子供たちに何が起こって、今なお悲劇が続いていることから、何の教訓も得ようとしないのでしょう。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/05/blog-post_08.html
NHKチェルノブイリ20年番組 「汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実」

http://d.hatena.ne.jp/saunderson/20110423
このブログでは「20年後の真実」は削除されていますが、チェルノブイリ関係のビデオが整理されています。

http://www.youtube.com/watch?v=6_Ii_SGZF6k チェルノブイリ「8年目の真実」

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コメント

読んでぞっとしました、怖すぎます!本当にやめて欲しいと思います。
うちも放射能に関して子供だけは気をつけています、まだ赤ん坊なので…

投稿: | 2011年12月26日 (月) 02時35分

>さま
原発事事故、被害を過小評価する方向性がうまくまわり始めたと政府、東電、そして原発推進派が勢いづいています。しかし、放射線被ばくの怖いのは、4年、5年とたってから現れます。
子供たちの被ばく線量を少なくするよう闘い続けましょう。政府は逆行しています。水俣病も猫が踊りだした時点で、しっかり対処をしておけば、あれほどの被害は起きなかったはずです。
当時、すでに危険が指摘され始めていたのに、政府、業界が何の対応もせず、旧い山の友は僅か2年弱配属された職場でアスベストを肺に取り込んで40年後に肺がん(中皮腫)で亡くなりました。

投稿: Souroku | 2011年12月26日 (月) 23時14分

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