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2011年10月27日 (木)

志木市の放射線量測定-3(2011年10月20日測定分)+志木ニュータウンのホットスポットで0.3以上を計測

志木市では、週に一度、市内各地の空間放射線量を測定し、市役所ホームページで公開しています。
毎回、測定場所別に発表されても、放射線量の増減などの変化がわかり難いので、3週間分の測定値を横に並べて比較して見ました。
市役所が測定に使用している測定機種は(株)堀場製作所環境放射線モニタ(PA-1000 Radi)ですが、低放射線量の場合、数値が低めに出るとも評価されていますので、発表数値の1.2倍程度に認識したほうが良いかもしれません。
http://www.city.shiki.lg.jp/51,29198,270,1156.html  志木市役所「市内区間放射線量測定」

「10月20日(木)測定結果」
 
全体に大きな変化は見られません。
全測定箇所 25箇所
*前週と比較して放射線量数値が上がったものは赤字 地表:12 地上50cm:15
                   
下がったものは青字 地表:12 地上50cm: 8                                                                                                                                
                     変化なし    黒字  地表: 1 地上50cm: 2

いつも比較的放射線量が高いのは「市役所駐車場」「館保育所」「秋ヶ瀬児童公園」です。

*市役所には公園の測定場所に、幼稚園児、小学生が遊びに来る事が多い
「館中央公園」を加える事を、是非お願いいたします。

*個人測定で測定機も異なりますが、参考までに館中央公園中央広場の地表面の計測値を書きます。
測定器は前回の測定と同じ「SOEKS-01M」です。
アルミ遮蔽板を付けても、あまり計測値に変化が無い事は確認済みなのですが、念のため今回は厚2.5mmのアルミ板でガイガーミューラー管検知器の下を遮蔽し、地表に置くので厚約2.5mmの硬質アルミ製パッドの中に入れて計測しました。
前回と同じように、数値が安定した頃、12回計測し、最高値と最低値を除き10回の平均値に0.772をかけた値です。

なぜ、係数0.772をかけるのか
放射線測定機「SOEKS-01M」は、感知した放射線がコバルト60に由来したものとして線量を算出しているのでセシウム137からの放射線量を測定する為に、補正したほうが良い。その「補正係数が0.772」であるといわれています。
しかし、
SOEKS-01MのQ&Aが書かれた次のHPでは、セシウム137で校正されていると書かれているので、どうやらこちらが正しいようです。すなわち0.772の補正は必要ないという事になります。
http://www.soeks.co.uk/faq.html soeks質疑応答
What if the isotope measured is not the reference isotope Cs-137?
The conversion from impulses per time into the dose rate is based on Cs-137. If other isotopes are present, the impulses per time can be directly displayed, and can be converted by using personal charts.
   
しかし、0.1マイクロシーベルトなどの低いレベルの放射線量を計測すると、他の測定機より高めに計測される事も事実のようです。
この0.772なる補正係数以外にも、高めに出る事を補正する0.55や0.9前後の係数をかけるなどの方法で測定値を発表している方もおられます。
思い切って測定値をそのまま発表しても良いと思うのですが、これは低放射線量の測定値としては適当ではないと考え、
根拠は無くとも、当分の間ネット上で目にする事が多い係数0.772を測定値にかける事とします。
  
「館中央公園芝生広場地表面」: 0.108マイクロシーベルト。

以下、志木市役所発表の志木市内の空間放射線量

測定値単位:マイクロシーベルト/時  

            10月13日(木)晴れ   10月20日(木晴、曇り  10月6日(木)晴れ
小学校  測定場所(各校の校庭)  左:地表付近  右:地上50cm
志木小学校      0.056  0.052      0.085  0.079      0.058  0.059  
志木第二小学校   0.078  0.072      0.067  0.054      0.076  0.060
志木第三小学校   0.084  0.064      0.068  0.064      0.074  0.063
志木第四小学校    0.075  0.070       0.084  0.084      0.071  0.072
宗岡小学校       0.083  0.086      0.086  0.070      0.094  0.084
宗岡第二小学校   0.090  0.079       0.074  0.071      0.086  0.077
宗岡第三小学校    0.068  0.064      0.074   0.061            0.068  0.067
宗岡第四小学校    0.072  0.065      0.062  0.070            0.068   0.072 

中学校 測定場所(各校の校庭)     左:地表付近    右:地上100cm
志木中学校      0.063   0.060       0.061  0.064       0.066   0.059
志木第二中学校   0.073   0.060       0.065  0.059       0.066   0.058
宗岡中学校      0.053   0.051      0.068   0.048       0.056  0.072
宗岡第二中学校   0.068   0.061       0.077   0.064            0.072   0.055

保育園 測定場所(各園の園庭)      左:地表付近    右:地上50cm
いろは保育園    0.066  0.064        0.067  0.067      0.076   0.069 
西原保育園      0.065  0.061          0.071  0.062       0.059    0.050 
館保育園       0.082  0.081         0.093   0.090      0.097   0.076  
北美保育園      0.053  0.052         0.053  0.053       0.057   0.053    
三ツ木保育園     0.080  0.065         0.065    0.076       0.058   0.068  
ばんば保育園    0.067  0.058         0.057  0.065      0.065   0.057

市役所 測定場所(駐車場)              左:地表付近   右:地上100cm
市役所 (午前)   0.104  0.082      0.103  0.081        0.098   0.087  
     (午後)   0.098  0.084      0.108  0.084       0.101  0.081  

公園など 測定場所(各園の中央)       左:地表付近   右:地上50cm
直路交通公園      0.068  0.060      0.066  0.069     0.077  0.069
ひばり児童公園     0.066  0.058      0.073  0.060     0.064  0.05  
深町児童公園      0.081  0.068       0.067  0.060     0.081  0.075  
秋ヶ瀬児童公園      0.102  0.093        0.097  0.096      0.096  0.082 
秋ヶ瀬総合運動場   0.079  0.075       0.087  0.080     0.073  0.066

「追記」

個人計測ですが、志木ニュータウン内の自転車置き場(駐輪場)屋根からの縦樋下部で0.30マイクロシーベルト」を計測しました。
Dscn6894_1024測定値の直読数値では、最高0.42マイクロシーベルト/時を計測しました。
中央公園の測定と同じように、数値が安定した頃、12回計測し、最高値と最低値を除き
10回の平均値に0.772をかけた値です。

9月27日にも書きましたが、志木市役所のHPには次のように書かれています

「測定値の評価の目安」
文部科学省では、平成23年4月19日付けで、「福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について(通知)」を示し、さらに、平成23年5月27日付けの「福島県内における児童生徒等が学校等において受ける線量低減に向けた当面の対応について」の中で、「学校において児童生徒等が受ける線量について、当面、
年間1ミリシーベルト以下を目指す」としています。
これを受け、本市では、測定値をもとに試算した
年間換算値の評価の目安を年間1ミリシーベルトとしました

年間換算値の計算式(簡易な試算方法です)
{(測定値×8時間[屋外にいる時間])+(測定値×0.4[屋内での放射線の低減
]×16時間[屋内にいる時間])}×365日÷1000=年間換算値(ミリシーベルト/年)
なお、年間換算値については、1時間あたりの値をもとに試算した参考値です。

計算例:市役所駐車場地表付近の場合
{(0.103×8)+(0.103×0.4
×16)}×365÷1000=0.5413≒0.541(ミリシーベルト/年)〔小数点以下第4位を四捨五入〕

室内での放射線の低減率に疑問があるのですが、これに自転車置き場(駐輪場)の縦樋下部で計測された数値を当てはめてみます
計算:自転車置き場縦樋下部の場合
{(0.30×8)+(0.30×0.4
×16)}×365÷1000=1.5768≒1.577(ミリシーベルト/年)〔小数点以下第4位を四捨五入〕

1.577ミリシーベルトは、測定位置が「地表面」という問題が残りますが、志木市の年間換算値1ミリシーベルトを上回っています。上回った場所が発見された場合の処置などは市役所HPにはかかれていませんので、如何に対応すべきか考慮中です。また、地上50cmでの空間放射線量の測定も行ってみたいと思います。
このように、雨水縦樋がコンクリート溝や配管で雨水格子枡に導かれていない場所付近の土壌は、放射線量の要注意箇所だと思います。このような場所が他にもあるとしたら、何らかの対策が必要と思われます。子供たちには注意してあげましょう。
この自転車置き場全体の空間放射線量も、他と比較して高い数値が計測されます。
Dscn6893_320
(写真左、駐輪場屋根の軒樋からの縦樋が直接、植込み下の地面に放流されている。この部分の土壌がかなり汚染されている。植え込みのサツキ下のリュウノヒゲも数値が高い)

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