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2011年9月 9日 (金)

志木市役所駐車場で、放射線量測定値を比較する。9月11日、追記しました

「9月11日(日)追記しました」
志木市の空間放射線量の測定については、最近何度か書いていますが、市役所ホームページで見ることが出来ます。
6月24日から毎週1回、市内24箇所(全小中学校庭、市役所前、公園、保育園等)を測定し発表しているからです。
http://www.city.shiki.lg.jp/51,0,270,1156.html 市内区間放射線量

使用している測定機は国産で、(株)堀場製作所製の環境放射線モニタ「PA-1000 Radi」と発表されています。A3cb5e5fb6_2学校の理科教材などでも使用されている市販品で、入手しやすい測定機です。  http://www.horiba.com/jp/scientific/products-jp/scintillation-detectors/details/pa-1000-environmental-radiation-monitor-radi-3124/

発表されている市内24箇所の測定結果では、「市役所駐車場」の測定値が、常に高い数値を示しており、0.1マイクロシーベルト/時を超えるのは、他には「館保育園」くらいしかありません。

そこで、僕が9月5日のブログに書いた、ニュータウン内の放射線量測定をした測定器「SOEKS-01M」で、市の測定日と同じ日時に、同じ市役所駐車場をはかり、計測値の比較をしてみることにしました。

「SOEKS-01M」はアルミ遮蔽板を付けても、低い線量ではあまり計測値に変化が無い事は確認済みなのですが、念のため前回と同じように厚2.5mmのアルミ板でガイガーミューラー管検知器の下を遮蔽し、地表に置くので厚約2.5mmの硬質アルミ製パッドの中に入れて計測しました。
前回と同じように、約5分くらい経過して数値が安定した頃、12回計測し、最高値と最低値を除き10回の平均値に0.772をかけた値です。
測定日 2011年9月8日15時45分 駐車場内アスファルト舗装部分上
測定値 0.153マイクロシーベルト

市役所の「PA-1000 Radi」による計測値
測定日 2011年9月8日  駐車場内の地表付近(場所不明)
測定値 9時2分    0.106マイクロシーベルト
         
15時19分 0.100マイクロシーベルト

 
市の使用している測定機「PA-1000 Radi」と「SOEKS-01M」では、性能、価格も違い、放射線感知の方式も異なるので、単純に数値の比較は出来ません。
ネット情報では低い放射線量の測定の場合、「PA-1000 Radi」はやや低めにでる傾向「SOEKS-01M]はやや高めにでるとも言われているようなので、今後の当ブログの市内の計測値は、両者の中間あたりの数値を考えればよいかと思いますので、若干低めに見てください。それさえも場所が少し違えば数値が変わり正確な測定は難しいのです。

それにしても、雨で放射性物質が洗い流されそうな駐車場のアスファルト舗装部分が、なぜ他の場所より放射線量が高いのでしょうか。
やはり、市役所の壁のようにそそり立つ高層ビルが、放射性物質の降下に何らかの影響を与えているとしか考えられません。
これは前回のブログにも書きましたが、同じように高層建物群が林立する志木ニュータウン内の放射線量が高いことに通じると思います。
ちなみに、市役所から300メートルほど離れた志木中学校裏門の柳瀬川土手では、樹木下で、いかにも測定値が高そうな場所でしたが、結果は0.110マイクロシーベルト/時でした。
Ca390014_320 (写真左、測定した市役所駐車場)

Ca390015_320 (写真左2枚目、志木中学校裏の柳瀬川土手、放射線量値が高いかと思ったが、市役所駐車場より、かなり低い)

市役所駐車場に次ぐ常に0.1ミリシーベルト以上の計測値がでていた「館保育園」について、市役所の前回の測定(9月1日分)から、なぜか0.8ミリシーベルト付近に下がってしまいました
他の測定場所で、これほど急に数値が下がる例は見られません。
市役所駐車場の数値が少し下がると、従来の測定値では
「館保育園」市内計測値の最高値となる可能性が、常にあったので、保育園内の測定場所の変更を行って、数値の低い場所を選び、発表数値を下げたのではないかと想像しています。
保育園が最高値では、気にされる方もおられるとの配慮があったのかもしれません。
お断りしておきたいのは、この程度の放射線量数値は、測定誤差もあるし、数値そのものも、注意しておかねばいけないレベルと思いますが、危険云々を論議する数値ではない事は、書いておきます。

しいていえば、8月28日の当ブログで、館保育園の放射線量測定値が高い」と書いたことが、影響しているとしたら本意では有りません。

僕は、志木ニュータウンの高層建物の影響により、仮説としてニュータウン内が、他の地区に比べて
ややホットスポットになっている事を実証してみたかったのです。
出来るなら、
市の空間放射線量測定の場所、子供たちの遊び場である館中央公園、それも遊具のある場所付近を加えていただければ、ありがたいと思います。

参考までに、館保育園の測定値の推移を載せておきます。


志木市内の保育園の空間放射線量(8月、9月) マイクロシーベルト/時
 測定場所(各園の園庭)   測定箇所「地表付近 」
      

                      8月4日    8月11日   8月18日    8月25日  9月1日  9月8日 
いろは保育園    0.073    0.063        0.073    0.069   0.071  0.076
西原保育園     0.072    0.068      0.075    0.060   0.079    0.075

館保育園       0.103     0.109    0.107   0.103   0.086     0.082
北美保育園     0.054    0.072        0.052     0.056   0.059     0.068
三ツ木保育園    0.072     0.073     0.066    0.072       0.070   0.097
ばんば保育園    0.076     0.059         0.074         0.077      0.066     0.066


「9月11日(日)、追記しました」
「頂いたコメントに対する文が長すぎたので、ここに追記します」


>うーちゃんさま
拙いブログをお読み頂きありがとうございます。
館保育園の市の測定値の急な減少理由はあくまで想定です。
しかし、園内の庭でも、マロニエ通り寄りの植栽、または屋根からの縦樋などから離れた場所では数値の減少はあると考えます。
でも少し低すぎかなとは疑っています。
園内には入れませんので、園前のベンチ上を計ってみたら、
0.13マイクロシーベルト/時が測定されました。
柳瀬川の土手下の数値も、高いのではと予感しています。こんど測定してみることにします。
ご存知のことと思いますが、危険の有無は別として、一般人は年間の被ばく量1ミリシーベルト以下と言うのは法律で定められています。ほとんど反故にされていますが。
これは空間放射線量では、
0.12マイクロシーベルト/時です。
この、外部被ばく以外に呼吸、食材、水などの摂取を考えると、
0.1以上という数字は安心できる値ではないと思います。
原発事故以前は、考える必要も無かったのですから。
そんな心配はするなと言うなら、病院建築に関係した僕たちが、法律で厳しく指導された
「放射線管理区域」とはなんだったのでしょう。
医療関係者しか入室できない部屋の放射線量は、3ヶ月で1.3ミリシーベルトを越してはいけません。
これは、
0.6マイクロシーベルト/時に当たります。
しかしその放射線管理区域内で、子供たちが遊び、ご飯を食べ、昼寝していたら、検査官は卒倒してしまうでしょう。

0.6ではなくとも、東電福島原発事故により拡散された放射線物質で汚染されてしまった環境の中で、いやでも子供たち生活しています。
ニュータウン内を、保育士に連れられて、ロープに手を添えて散歩している子ども達を見ると、思わず微笑んでしまいます。

どこまでなら安全かという事は、今はわからなくても、少しでも子供たちの被ばく量を少なくしてあげるのは、僕は大人たちの義務だと考えています
「コメントは以上」
以下の文は、うーちゃんさまのコメントとは、関係ないブログ本文です。


市内の放射線量測定については、市役所の放射能汚染対応の促進に尽力されている、「高浦やすひこ市議」が、市の使用している測定機と同機種を購入されてお持ちです。
今後、ご迷惑にならぬ限りご相談して、少しでも安心できる方向に進めたいと思っております。

このブログに書いたことがありますが、僕の旧い山友達は、若い頃僅か2年間配属された職場で、アスベストを吸引し、40年後に「肺がん」で亡くなりました。
肺にアスベストが付着していて、労災認定されました。
当時、アスベストについて、業界は学者の意見を参考に
、「もしアスベストに僅かな危険があると想定したとしても、この石綿スレートにより、火災により木造建築物で亡くなる950人(年間)が救われる可能性のほうが大きい」と言う主旨の論旨を発表していました。危険を指摘する一部の学者や米国等の規制促進は無視されたのです。
池田信夫氏がご自身のブログに書かれた「酒やタバコは放射線より怖い」「タバコと放射能のどっちが危険か」と主旨は違ってもどこか通じるところがありますね。
いままた、同じ過ちが繰り返されようとしている気がします。


「池田信夫氏の主張」
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51703648.html 「酒やタバコは放射線より怖い」
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2011/09/post-381.php 「タバコと放射能のどっちが危険か」


この方の文を読んでいると、世の中にはいろいろの考えをもっている人がいるものと、つくづく思います。
「この方の顔にも、ある人達との共通性がありますね!」(このブログを読んでいただいている方は、何を言いたいかおわかりいただけると思います)




      

                     

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コメント

こんばんは。志木在住の主婦です。
館保育園、急に下がったので?と思ってました。
場所を変えたというのは考えつきませんでした。
今度ずばり聞いてみようかな。
土手の計測、知りたかったのでとても助かりました。
小学校の授業で柳瀬川によく行くんです。
測ってガイガーでリクしてたのですが
あきらめ気味でしたもので。
河川敷はもっと高いでしょうね。
マスクと軍手で乗り切ります・・。
ありがとうございます。また寄らせて下さい。

投稿: うーちゃん | 2011年9月10日 (土) 23時28分

追記でヾ(;´Д`A
今朝、測ってにレスついてました。
少し位置は違いそうですが河川敷で0.17だそうです。
失礼しました

投稿: うーちゃん | 2011年9月11日 (日) 10時21分

>うーちゃんさま
拙いブログをお読み頂きありがとうございます。
コメント欄にしては、少し長すぎる文を書いてしまいましたのでブログ本文に追記させて頂きました。
今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿: Souroku | 2011年9月11日 (日) 10時57分

Sourokuさま
コメント読んでいただきありがとうございます。
柳瀬川の数値を先生に報告に使用してもいいでしょうか。
対処してくれるかは、期待薄いですがやってみたいです。

課外授業で森林公園にも行くのですが
マスクだけに頼って子供を行かせるのは
やっぱり不安です。(ちゃんとしてるかもわからないです・・)

教えていただいた高浦さん、市議会での質問
聞きに行こうと思います。

ありがとうございます。また寄らせて下さい。

投稿: うーちゃん | 2011年9月11日 (日) 23時07分

>うーちゃんさま
測定値は、測定機、測定状況を明らかにして計測していますので、使用していただいてかまいません。
市議会に高浦市議の質問を、傍聴に行きました。答弁のあまりのそっけなさに、驚くとともに、他の議員の放射能汚染に対する関心の無さも感じる事ができました。
高浦市議の、放射能汚染対処活動を応援したいと思った次第です。

投稿: Souroku | 2011年9月12日 (月) 22時26分

こんばんは。
さっそく数値報告してみました。

上限0.19マイクロまでだから不安はないと思いますよ。との事でした。
そして、心配なら教室で自習してもかまいませんよ。
という事なのでした。。

話変わるのですが、柳瀬川は中に入って魚をとっても
(後で逃がします)大丈夫なものでしょうか?
これも授業なんです。

高浦さん、20日に行くことにしました。
Sourokuさんは今日行ってきたのですね。
なんだか道は険しそうですね・・・

何度も投稿すみません。

投稿: うーちゃん | 2011年9月12日 (月) 23時14分

>うーちゃんさま
高浦議員の放射能汚染に関する議会質問は、6月13日に傍聴しました。孤軍奮闘の感ありでした。
柳瀬川については、数キロ上流の清瀬水処理センターからの下水処理水、畜産排水、都市下水の放流が、川の水量の半分以上を占めるので、夏休みに川で遊ぶ子供たちのためにも、汚染状況を調べたほうが良いのではないかと、5月頃に高浦議員に相談しました。
議会質問ではなく、市役所担当者から、柳瀬川、新河岸川は、国の管理なので、市で独自に行う事は出来ないとのにべもない回答があり、以後進展しなかった経緯があります。そんなわけで、子供たちが川に入ってよいか判断つきません。川遊びの後、良く手足を洗う事を子供たちに伝えることは必要かと思います。
中国製の安価な測定機のみ検査して、10万円以下の測定機は信頼できないと発表させたり、石原伸晃議員の市民の放射能測定への疑問視発言、フランス、ナノセンス社の2万円台の測定機60万台を5月に発売などの壮大な嘘をマスコミに片棒を担がせるなどなど、市民の監視を恐れる原発推進派の焦りがあります。
負けずに皆で、子供たちを守る活動を続けましょう。

投稿: Souroku | 2011年9月13日 (火) 09時15分

こんばんは。柳瀬川の件わかりました。
不衛生な気がしてしまう私です。
計測機のニュース見ました。無理やりな感じがしました。わざとらしいです。
何度も教えていただきありがとうございました。

投稿: うーちゃん | 2011年9月13日 (火) 22時48分

堀場 原子力村で検索してみて
低いのはそうゆうことか?

投稿: まったくも〜ゆるさん | 2011年9月29日 (木) 08時30分

まったくもーゆるさんさま
堀場製の放射線測定機は、10万円よりやや高い12万円程度で販売されていますね。評価から、10万円以下でも信頼性のあるロシア製は外すという姑息な手段が嫌です。
堀場製作所の会長は、例の山本太郎さんを告訴した男性が所属していた京都党の最高顧問で、文科省に深くつながっているらしい。

投稿: Souroku | 2011年9月29日 (木) 09時25分

はじめまして。たまたまこのページにたどりつきました。
高層ビルが放射性物質の降下に何らかの影響を与えている、という見解に初めて出会いました。なるほどそういう傾向があるのか、と認識を新たにしました。私は志木から遠くないふじみ野駅近くの15階建てマンションに住んでおりますので、参考になります。
放射能汚染の問題はとても気になりますが、地元自治体の対応には頼りないものを感じております。また時々訪れさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

投稿: ジャスミン | 2011年9月30日 (金) 11時45分

>ジャスミンさま
読んでいただきありがとうございます。
ビル風などいう言葉もありますが、高層ビルは実に複雑な乱気流を発生します。建築的には、同じ高さでも、部位によりガラスの厚さが違ったりします。
飛来した放射性物質も、複雑な拡散をすると思っています。

投稿: Souroku | 2011年9月30日 (金) 23時16分

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