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2011年9月13日 (火)

「きのこ狩り」の出来ない山!

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(写真上、2011年9月4日、東京新聞朝刊記事)

数年前に友人と200名山のひとつ「会津朝日岳(1624m)」を登りに行ったことがあります。
その時、登山口や温泉までの送迎など、とても世話になった只見町の民宿の主人が、今欲しいものは「GPS」だなと言うのです。
なんと、きのこ狩りでマツタケ、マイタケなどが採れた場所を位置測定しておけば、次の年に同じ場所にたどり着けると思うとの事。
GPSのそんな使い方もあるのかと感心したのですが、たしかに山中に踏み入って、きのこの群生地など見つけたら、人には教えられない秘密の場所として、にんまりする気持ちもわかります。

別の秋の日に訪ねた長野県の僕が大好きな温泉、絶景露天風呂として、知る人ぞ知る馬曲温泉「望郷の湯」では、露天風呂で地元の人達が話すことといったら、きのこ狩りのことばかりです。ともかくきのこ狩りが楽しみで、目を輝かせる人達の会話がにぎやかです。

遂に福島県棚倉町の山林で採取した野生のチチタケから、国の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を大幅に上回る2万8000ベクレルの驚くべき放射性セシウムが検出されてしまいました。
測定者も間違いかと思ったほどの高濃度の汚染です。
これまでも、東北の各地のきのこから、セシウムが検出され、今年のきのこ狩りはもう駄目だと絶望しされていたのですが、止めを刺された感じです。
山は平地以上に汚染されてしまいました。
谷、尾根、峠が入り組んだ地形では、どこが汚染がひどいのかなど、わかりようがありません。
地元の人達が毎年あれほど楽しみにしてきた、「きのこの採集」は原発事故により奪われたのです。
山はひどく汚されてしまいました。
森林の除染などが可能と思うのは、自然の恵みを知らず、森に分け入る楽しみを理解しない霞ヶ関の官僚くらいでしょう。
今、渓流釣を奪われ、山菜採り、きのこ狩りが出来なくなった故郷の山は哀れです。

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