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2011年8月23日 (火)

雨の磐梯山に登る

深田久弥 日本百名山 22 磐梯山(一八一九米)
明治二十一年(1888年)七月十五日の朝、磐梯山は大爆発をした。
噴きあげた濃い灰のため、暫くは四方暗黒、遠くから眺めると、柱状をなした煙の高さは磐梯山の三、四倍に達した。
やがてその煙は傘のように拡がって、大空を覆ったという。
キノコ雲の実演であった。ただ、その
灰の中にストロンチゥムはなかった。
爆発の箇所は、主峰の北にあった小磐梯山で、その山形は吹っ飛び、溶岩は北に向って流れた。桧原村の部落はその下に埋没し、死傷五百余人、斃れた牛馬は五十七、被害反別は一万千三十二町に及んだ。山北数里の地は変じて高原となり、川が堰かれて幾つかの湖を生じた。
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 友人に裏磐梯行きを誘われ、宿泊先が桧原湖に近い会員制ホテルと聞いて、それなら磐梯山に登ろうと計画しました。
登山路としては最短距離で登れる
八方台登山口を選んでみました。
2011年8月21日(日)、朝の10時頃、登山口の広い駐車場に車を置き、友人のカヌー仲間など総勢6名のパーティで小雨の降る磐梯山を目指しました。
雨は降ったり止んだりで、登山路もぬかるんでいましたが、中の湯跡、弘法清水を経てなんとか頂上を踏む事が出来ました。特に難しい箇所も無く、風が無かったのも幸いでした。
登山者は遅い時間に登りはじめた我々と、下山中にすれ違った登山者は20人ほどで、静かな山歩きが出来ました。
途中、銅沼が見える火口跡の箇所と、まだあんな遠いのかと驚いた頂上が見える箇所で、ちょっと霧が晴れたのが唯一の眺望で、あとはただただ、登山路脇の花を楽しむ雨中の登山でしたが、皆が
日本百名山の磐梯山を登った満足感を持つ事が出来た気がします。
友人は晴れた日に、再度登って見たい山だと語っていましたが、僕にそのチャンスがまだ残っているしょうか。

戻ってから、深田久弥さんの「日本百名山」を読み直してみたら、冒頭の磐梯山の噴火に触れたところに、驚く事に「火山灰の中にストロンチゥムは無かった」なる記述があるのでびっくりしました。
深田氏の登山から約50年後に、噴火ならぬ原発の爆発でのセシュウム、ストロンチゥムがこの山を汚していると知ったら氏は嘆く事でしょう。
それと頂上の「三等三角点」が猪苗代山岳会などの努力で、昨年(平成22年)再建されたことを知ったのも収穫でした。

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(山頂標識とブナ林の中の登山道写真より下の花は、登山翌日のデコ平湿原での写真です)

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