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2011年6月 6日 (月)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その20(2011年4月) ジブチ基地(拠点)完成

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊資料、海上自衛隊情報、ジブチ情報その他資料による)

*平成23年4月の海賊対処法による船舶護衛実績(233回護衛~240回護衛の8回)
 護衛艦 103ゆうだち 104きりさめ (第235回まで)
 護衛艦 105いなづま  113さざなみ (第236回~)
 
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船  18隻
                   合計18隻  1回平均2.3隻
           
                外国籍船 61隻  1回平均7.6隻

護衛回(日程)                 日本籍船  日本関係外国籍船  外国籍船
233(3/31-4/2)   西行き      0         1          11 
234(4/2-5)        東行き       0            3             7 
235(4/5-7)        西行き      0             2            4
(4/7-10) ジブチ基地にて補給、休養
236(4/11-14)     東行き      0             1            7   
237(4/14-16)     西行き      0            2          10      
238(4/17-19)    東行き      0          5            7
239(4/21-24)     西行き      0           2            4
 (4/24-26) ジブチ基地にて補給、休養
240(4/27-30)    東行き       0            2           11

合計                            1                 18                      61

4 月も、東日本大震災、福島原発事故による緊急記事に時間がとられてしまい、海賊対処関連の情報収集がおろそかになり、記事も遅れてしまいましたので護衛船舶数の報告にとどめます

4月も海上自衛隊の護衛艦2隻により護衛された日本籍船は0隻、日本関係外国籍船(我が国の運航事業者が日本の輸出入のため運航する外国籍船)は18隻の実績でした。

外国籍船は、やはり中国のタンカーが多いようで、日本関係の外国籍船18隻に次いで多い11隻が護衛されました

中国と言えば、最近米国との関係悪化が取り沙汰されているパキスタンですが、中国に海軍基地建設を要請したとの驚くべき情報が入ってきました。

パキスタンの最近の米国批判と、それを象徴するような中国との軍事協力を聞くにつけ、日本が給油しなければパキスタン海軍は動けないなどと言った、海上自衛隊によるインド洋給油時の日本の当時の論調が、おかしく思えます。
日本の補給艦によるインド洋給油活動の中止前頃は、給油の大半がパキスタン海軍でした。
如何にこの給油活動が日本とパキスタンにとって必要かつ重要だと説いた当時の評論家やジャーナリスト達は、今中国が友好国であると唱えるパキスタンとの関係をどう思っているのでしょう。
当時でさえ、パキスタン海軍は日本からの給油を受けながら、かたや中国に4隻の最新型駆逐艦を発注し関係を深めていたのです。(内1隻はパキスタン造船所で造船)

ところで、ジブチに建設中だった自衛隊のジブチ基地(拠点)が、今年(2011年)の6月1日に完成6月4日オープンした事も報じられています。基地開所式典は6月末に行われる予定だそうです。

The facility will be
the first de facto overseas base for stationing SDF personnel abroad.
http://www.yomiuri.co.jp/dy/national/T110528002667.htmデイリー読売オンライン
 
 
昨年(2010年)7月17日の起工式は駐ジブチ日本大使、海賊対処航空隊4次隊司令をはじめ、ジブチ国防相や国家治安長官、設備・運輸相ら政府高官、米、仏両国大使や軍関係者らが参加して行われました。
その後建設は進められ、一時ジブチでも中東諸国の反政府デモの影響があり工事が中断した時もあったので、予定より少し遅れての完成でした。

この日本の自衛隊初となる外国拠点は、諸外国からは単なる海賊対処の補給、休養基地としてではなく、日米同盟の強化の一環としての役割を担う軍事基地として見られていることが、海外の報道から見て取れます。
日本では、この施設は、上記デイリー読売オンラインにも見られるように 海外で自衛隊を駐留させる最初の事実上の「海外拠点」となると報じていますが、海外メディアは、フランス、米国基地と同じ敷地内にある「日本国軍事基地」とはっきり報じています。
「asahi.com」でさえも次のように書いています。
Japan established its first permanent overseas military base since World War II in the African nation of Djibouti on June 1.

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