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2011年4月18日 (月)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その19(2011年3月)ジプチ自衛隊基地情報なし

インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、ソマリア沖EU部隊、NATO部隊その他資料による)

*平成23年3月の海賊対処法による船舶護衛実績(225回護衛~232回護衛の8回)
 護衛艦 103ゆうだち 104きりさめ 
 護衛した船舶  日本籍船 1隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船  15隻
                   合計16隻  1回平均2隻
           
                外国籍船 68隻  1回平均8.5隻

護衛回(日程)                 日本籍船  日本関係外国籍船  外国籍船
225(2/27-3/1)   西行き      0         3           5
 (3/2-4) ジブチ基地にて補給、休養
226(3/5-7)        東行き       0           5             8 
227(3/9-12)       西行き     0            1           12
228(3/13-15)      東行き     0           0           11   
229(3/15-17)    西行き      0           3            9      
 (3/18-19) ジブチ基地にて補給、休養 
230(3/20-23)   東行き      1         3            8
(2/19-20) ジブチ基地にて補給、休養
231(3/23-25)   西行き       0         0            6
 (3/26-27) ジブチ基地にて補給、休養
232(3/28-31)    東行き       0         0            9

合計                            1                15                     68

 3月度は、東日本大震災、福島原発事故による緊急記事に時間がとられてしまい、海賊対処関連の情報収集がおろそかになりましたので、護衛船舶数の報告にとどめます。

3月も海上自衛隊の護衛艦2隻により護衛された
日本籍船は1隻、日本関係外国籍船(我が国の運航事業者が日本の輸出入のため運航する外国籍船)は15隻の実績でした。
日本関係船舶の一回の護衛数が
2隻弱といった実績は、この一年間の実績からも定着したと考えてよさそうです。
しかし定着と言うのもおかしいのですが、この数字は
護衛艦2隻とP3C哨戒機2機の派遣に、護衛が急務とされていた日本関係船舶は1航海10隻という前提からみると僅か2割に満たないと言う不可思議な船舶数なのです。
2~3日の護衛に1隻当たり5000万円以上の経費(税金)が必要とされている現実に、派遣時の想定船舶数が妥当なものだったかの検証が必要です。(5000万円の算定は、平成21年5月21日の国会外交防衛委員会での政府答弁によるもので、ジプチ基地費用なども含めると、現在はもっと高額である事は確実です。これについては、詳細データーを収集中なので、後日報告します)
何故なら、月間15隻ほどの商船護衛ならば、P3C哨戒機の派遣は当時認められなかった公算が大だからです。
さすれば、いつの間にか建設が決められてしまった自衛隊初の海外基地となるジブチ基地の規模もかなり縮小されていたはずです。

3月にも護衛船団に日本関係船舶が1隻も加わらなかったことが、回中に3回も見られましたが、こういった事例も最近多いのです。(注:護衛する船舶が0隻)

それにたいし、中国、台湾、韓国、シンガポールなどの貿易関連で運航されている外国籍船は60~70隻前後で推移しています。最も多いのが中国の運航会社による船舶で、とくにタンカーが顕著です。

一方、2010年7月17日に起工式が行われ、今年3月末の竣工が予定されていたジブチ基地については、その後の建設工事の進捗状況が不明です。
以前、自衛隊初の海外基地として、47億円の経費で建設中と紹介した建物群は下記のとおりです。しかし国民には、ほとんど知らされていません。

借用敷地面積 約12ヘクタール(東京ドーム46,755㎡の2.6倍程度)
建設建物 宿舎、格納庫、事務所など24棟 (プレハブ造、一部は鉄骨またはコンクリートブロック造)(ほとんど1階建てで、電源棟などが一部2階建て)
  *宿舎7棟(収容人員約280人)
  *整備格納庫1棟(収容機1機)
  *食堂等厚生施設2棟
  *事務所2棟
  *電源室等の関連施設12棟
  *駐機場(収容機3機)

1月には、基地内の食堂等厚生施設棟の物品販売(51.9㎡の売店)、喫茶(103.7㎡)、理容店(15.3㎡)の出店希望者募集が公告されました。
この事からも基地建設は予定どおり完了したものと思いますが、防衛省はジブチ基地については隠したがる傾向ですし、マスメディアの報道はタブーとされているようです。

完成なった「ジブチ基地」については、原発事故の目処がついた時点で、まとめてみたいと思っています。

105_320

(写真左上、現在派遣されている第7次隊と交替するため3月15日に呉基地を出港した護衛艦105いなづま)

(写真左下、同護衛艦113さざなみ。両艦とも4月11日から護衛活動に参加している)

113_320

 

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