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2011年2月 6日 (日)

「夕やけだんだん」のサクラの木---日暮里

Dscn6132_320 昨日(2010年2月5日)、日暮里にて釣り仲間の新年会がありました。
ちょうど良い機会だと思い、早めに出向き日暮里駅西口から、「夕やけだんだん」を目指しました。なに、歩いて5分の距離です。
最近のテレビのニュースで、この階段脇にあるサクラの木が切り倒されると知ったからです。

 道路に斜めに突き出しているこのサクラは、通りのシンボリツリーのような存在でした。
しかし、老木で痛みが激しく、樹木医の診断などから、倒木の危険ありと判断され、切り倒される運命になりました。
しかし、この木がなくなる事を惜しむ地元の声により、今年のサクラの開花を待ってから、撤去する事に決まったとの報道でした。

いつもは、気にせずに通り過ごしていたサクラですが、昨日あらためて眺めてみました。
確かに幹はぼろぼろで、今にも朽ち落ちそうな老木ですが、それでも枝には多くの蕾がついており、もし少しでも再生の可能性が残っているなら、開花後になんとか考え直す手立ては無いものかと思いました。

サクラの木の下には、荒川区役所土木部の作成したお知らせ文(写真下)が張られ、これまでの経過が分かるようになっていましたので、書き写してみました。

「サクラの木について」
このサクラの木は、樹齢が60年以上の老木で、道路側におおきく傾いています。
幹には腐朽がみられるため、倒木の危険が予想されることから、平成22年12月に樹木医による街路樹診断を実施しました。
その結果は概要にまとめましたが、現在も傾斜が進行しており、回復の見込みが小さいうえ、倒木または幹折れ関して極めて危険な状態で、撤去が緊急に必要との内容でした。
道路管理上、危険な状態にありますので、通行には充分ご注意ください。
 第六建設事務所管理課
 荒川区土木部管理課

「樹木医診断の結果について」
平成22年12月に実施した、樹木医による診断結果の概要は、以下のとおりです。
  記
1.活力診断
樹木の活力について、樹勢及び樹形によって診断しました。
樹勢は、異常が明らかに認められるため、評定は「3」となりました。
樹形は、望ましい樹形の崩壊がかなり進んでいるため、評定は「3」となりました。
全体的に明らかに異常が認められ、樹形は崩壊方向にあります。
このため、活力判定は「注意すべき被害が見られる」ことからB1でした。

2.部位診断
樹木の幹、根元、骨格となる大枝の各部位について、欠損、腐朽、空洞、病気などの異常があるかどうか外観から診断したところ、このサクラは長い間に徐々に傾斜し続け、現在も進行中であり、樹皮の欠損や内部に進行中の腐朽があるなどの異常がありました。

3.上記1.2を含めた外観診断診断
樹体の傾斜が現在も継続していることなどから、倒木の危険は今後さらに大きくなものとなり、放置すれば近いうちに倒木する可能性が極めて大きい状態になっていました。樹体の回復の見込みは小さく、「不健全」な状態「C」と判定されました。

4.精密診断
幹内部の状態を測定したところ、高さ90cmの位地では心材部にやや硬い材が残ってはいるものの、75%以上の空洞率で、危険域の50%以上を大きく上回っており、折損の可能性が極めて大きい状況であることがわかりました。

5.総合判定
継続的な幹の傾斜の進行、樹勢不良及び幹の空洞率75%以上であることから、回復の見込みも小さく、倒木または枝折れに関して極めて危険な不健全な状況にあり、処置方法として「撤去」しかも緊急性があるとの結果でした。
 第六建設事務所管理課

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