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2011年2月25日 (金)

ジブチの反政府デモ拡大へ---自衛隊基地は外出禁止

 柳瀬川通信:報道部 担当 作山記者

中東各国の政権崩壊、反政府デモの拡大に伴い、自衛隊の海賊対処活動の拠点であるジブチでも反政府デモが広がりを見せ始めました。
与党連合が議会の全議席を独占し、イスマイル・オマル・ゲレ大統領が自らの3選に向けて昨年、憲法を改正したため、野党連合が「3選反対」を掲げて呼び掛け、これに呼応して大統領辞任、国民生活の向上をめざして2月18、19日には数千人のデモが行われました。治安部隊、デモ隊双方に死者が出たとの情報もあります。
25日には、より多くの参加者を呼びかけたデモが行われる動きがみられます。18febdjiboutiprotests

ジプチにはフランス軍、米軍等の基地の他、米軍との協力関係から、その要請により自衛隊初となる海外基地が海賊対処活動の拠点として置かれています。
約44億円の経費で今年3月の竣工を目指している基地内の建物群の建設も間もなく完成です。

現在までのところ、反政府デモが基地問題にまで波及する状況は見られませんが、他の中東各国の情勢によっては、今後予断を許されない状況です。
自衛隊基地でも、基地外活動の自粛、隊員の外出禁止などの対応が行われたとの情報も入っています。

 もし、ゲレ大統領による現政権が揺らぐような事態になると、日本政府がジプチとの間で結んだ自衛隊基地の交換公文(地位協定とは呼んでいない)の取り扱いにも影響がありそうです。
自国の利益のために、他国の国民が不利益をこうむるというのは外交的には望ましい事ではないのですが、なぜかジブチ政府との間に、かの悪名高い日米地位協定以上に日本側有利の協定が結ばれているのです。
通常、対等な関係にある両国間で、このような公平でない協定が結ばれるのは不自然であり、現ゲレ政権が退陣するような事態が起きれば、この間の裏事情等が問題になり、しいては交換公文の存続にも影響が出るものと思われます。
数千人のデモ隊といっても、ジブチの人口は東京都世田谷区の人口と等しい約86万人です。その割合から言えば決して少ない数ではないのです。
今後、他の中東各国の情勢とも絡んで、日本政府にとってジブチ共和国の反政府デモは予断を許さない事態とみられます。

19febdjiboutiprotests200x150写真上、2月18日のデモ)

(写真下、2月19日のデモ)

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