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2011年1月30日 (日)

こんな事も起こるのかと驚く----ナンバーズ3と4のぞろ目

ただただ、びっくり!
世の中には、こんな事も起こるのですね。ナンバーズ3とナンバーズ4のぞろ目揃い!
しかも、1111」222」とは。

だから、全てのことに油断ならないのだとつくづく思います。
原子力発電所の事故しかり、その他世の中の森羅万象もろもろ。
絶対に雪崩の起きないと思われる場所でも雪崩れる。
ありえない事が起こるのだということを肝に銘じておかねばと思います。
チlュニジア政変に驚き、エジプトのムバラク政権がよもや存続の危機に瀕することなど。

米国、イスラエルは窮地に立たされる?。
しかし、反体制に死の制裁を持って弾圧する国は揺るがない。しかしいつかは?
アジアカップ日本代表チームにも何が起きても不思議でない。いけない、脱線し始めました。

とかナントカ言って、ナンバーズもミニロトも、そしてロトシックスも、
一攫千金を夢見てよく買うのですが、こんな番号を買ったことはありません。
しかし、確率的にはどの番号も同じとは言え、
今回のあたり口数の多いのには驚きます
みんな、こんなぞろ目を買っているんですね。それにも驚いた次第です。
「以下、スポーツ報知より転載」

出た! ナンバーズでWゾロ目222、1111
スポーツ報知 1月29日(土)8時0分配信

 28日抽選のナンバーズ3とナンバーズ4で、当選番号が「222」「1111」と、ともにぞろ目になった。
ダブルでのぞろ目は1994年10月7日の発売開始以来初めて。
10万分の1の確率だった。

 当選口数はナンバーズ3が555口、ナンバーズ4は436口だった。
最近10回の平均当選口数はナンバーズ3が132.9口、ナンバーズ4が25.7口で、
今回はナンバーズ3が平均の約4倍、ナンバーズ4は約17倍の当たり口数になった。

 過去にナンバーズ3のぞろ目は22回あり、最も多いのが「666」の5回。
逆に一度も出ていないのは「444」。ナンバーズ4は2003年11月28日の「5555」、04年7月7日の「1111」。07年8月14日の「7777」の3回ある。

 数字1つ違いでダブルぞろ目にならなかったのは、99年6月11日の「666」「7787」、02年2月25日の「000」「9399」、03年11月28日の「455」「5555」がある。
 
「転載終わり}

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2011年1月27日 (木)

鈴木宗男前衆議院議員の近況---佐藤優氏の「本音のコラム」から

Dscn6123_320 東京新聞1月14日朝刊の25面「本音のコラム」欄「後悔」と題した佐藤優氏の文が掲載されています。

「後悔」の意味は、現在、服役中の鈴木宗男前衆議院議員からの手紙を紹介し、鈴木氏を外務省の謀略に引きずり込んだ事を後悔していると、鈴木氏に謝罪する内容が書かれています。

佐藤優氏に関して、僕は6年前に書かれた彼の著作「国家の罠」を読むまでは、マスメディアがスクラムを組んで報じる彼の虚像を情報として得ただけのものでした。

しかし、この「国家の罠」を読んで、その後の氏への認識が変わりました。
著書の内容に関しては古い本でもあり、多くの方が語っていますのでここでは取り上げませんが、特に興味深かったのは、拘置所に入った後の検察官との攻防、そして最終章(第六章)に書かれた「被告人最終陳述」の第1点から第4点の部分です。

 ここに書かれていることは、その後の三井環氏の検察裏金疑惑、民主党参院議員の石井一議員と村木厚子元局長の厚生労働省文書偽造冤罪事件、民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体事件起訴などが全く同じ構図で仕組まれており、この佐藤優氏の著作に述べられたことがそのまま当てはめることが出来ることに驚かされます。
今、僕は素直に読むことが出来る氏の心境を書いた文と、鈴木宗男前衆議院議員の近況の知れるこのコラムを転載してみたいなと考えました。
 
以下転載

 2011年1月14日 東京新聞朝刊「本音のコラム」より
  「後悔」 佐藤優

 喜連川社会復帰促進センターで服役している鈴木宗男前衆議院議員から1月5日付の手紙が届いた。
便箋に検閲印が押してあった。ひどく寒い独房から「イワン・デニーソヴィッチの一日」を読んで、あの酷寒のラーゲル生活を送った人を思う時、ここは天国と思われます。
ソルジェニーツィンの苦労を考えれば、まだ恵まれています」と書いて寄越(よこ)した。
 
 筆者は鈴木氏に「申し訳ない」と心の底から思っている

北方領土問題を解決するために外務省は鈴木氏の政治力を必要とした。
筆者は当時の外務省幹部の命令に従って、鈴木氏を外務省にひきずり込む工作に従事した。

 鈴木氏は北方領土交渉、アフリカ外交、予算・定員の確保などで外務省の応援団長になった。
2002年、田中真紀子氏が外相になり、機密費問題に手をつけようとした。
外務所の腐敗、幹部のスキャンダルが一挙に表に出そうになった。
その不祥事隠しを外務官僚は鈴木氏に依頼した。
その過程で鈴木氏は外務官僚の秘密、スキャンダルを知りすぎてしまった。
鈴木氏の力を借り、外務官僚は田中外相追放に成功した。
そして「知りすぎた宗男」を始末する必要に外務省は迫られた。
当時、筆者は外務省がこんなに恐ろしい組織だとは思わなかった。
鈴木氏を外務省に引き寄せるのではなかったと後悔している。
(作家・元外務省主任分析官)
 転載終わり

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2011年1月26日 (水)

絹サヤエンドウが順調。ハクサイをもりもり食べる

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毎日寒い日が続くだな。裏日本は、また大雪だよ。
北朝鮮は凄い寒波に見舞われて、農民の人たちにとってはつらい毎日だべ。
中国は大干ばつで、オーストラリアは大水害だ。地球がおかしくなっているだな。

だども、今はおらの畑仕事は楽だよ。農閑期ちゅうやつだな。
ナントカ通信報道部とか、たいそう偉そうな名前のとこで、アルバイトもしてただよ。なに、掃除や使い走りだよ。
ほんとのとこ、おら湯治にでも出かけたいだよ。

農園はどうしたかだと。
夏野菜は、暑さにやられてしまっただが、ハクサイは上出来だったよ。暮れからここまで、はあ、随分食べただよ。
おれさが言うのもなんだが、軟らかくて甘いし、鍋にするとこたえられねえうまさだよ。
おらのハクサイは市民農園でもぴか一、うんにゃ、ぴか3くらいにはなると思うだよ。
女農園主様もたいそうお喜びだよ。

今、農園にはハクサイが5株くらい残っているだけで、あとは何も植えてねえだよ。春まで農園はお休みだ。
うんだ、絹サヤエンドウがあっただ。
去年の11月8日にポリポットで発芽させた苗を、生育のよさそうのを3株程残し、畑に植えつけただ。

Dscn6118_320順調に育っているだで、霜と寒さ対策に両側ともポリシートを張っただよ。
教科書には高さ50cmくらいのササ竹を立てると良いと書いてあるだが、適当なササが無かったので、代用しただよ。
農園の中では、ササ竹を立ててある畑もあるだよ。
2月半ば頃に、支柱にネットを張って、伸びてきたつるを絡ませるつもりだ。
絹サヤは初めてなので、どうなるやらちょっと心配だよ。
他の畑では、植えつけが早すぎたのか、成長しすぎて寒さにやられて枯れてきたものも目立つだよ。難しいな。

(写真上2枚、絹サヤエンドウ)

(写真下、外葉もよく巻いて、大きく成長した、おら自慢のハクサイ。4kgはあるだ。最後まで寒冷紗のトンネルの中で育てただ)

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2011年1月24日 (月)

韓国海軍、ソマリアの海賊8人射殺 船員を全員救出

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柳瀬川通信:報道部  
担当作山記者

海賊から、人質奪還のこのニュース、韓国では連日大きく報道され、国中が湧いているようです。

しかし日本では拉致されているとされる日之出郵船の貨物船「IZUMI」や、護衛艦、P3C派遣時の想定の2割に満たない、あまりにもかけ離れた船舶数である海賊対処の現状、その実情が知らされていないなかで、44億円の経費をかけてまもなく完成する自衛隊初のジプチ海外基地の事など、あまり政府として取り上げて欲しくない材料なので、自主的?な報道自粛がなされているようですが、今後の海賊対処関連の記事作成の参考資料として、ニュースを保存しておくことにしました。
以下、全て転載記事です。報道各社に無断掲載のお詫びと、お礼申し上げます。
今後追加する事もあります。
<転載開始>


東亜日報 JANUARY 22, 2011 10:18   

作戦名「アデン湾の暁作戦」。

韓国軍の清海(チョンへ)部隊所属の駆逐艦、崔瑩(チェヨン)艦(4500トン級)が21日、ソマリア海賊に拉致されたサムホジュエリー号の乗組員全員(韓国人=8人、インドネシア人=2人、ミヤンマー人=11人)を無事、救出した。
作戦開始から4時間58分ご、拉致から6日ぶりのことだ。

合同参謀本部(合参)の李ソンホ軍事支援本部長(陸軍中将)は同日、「崔瑩艦は夜明け前の午前4時58分(韓国時間では9時58分)に救出作戦に突入し、午前9時56分(韓国時間では午後2時56分)、人質21人を全員救出した」と発表した。
李本部長は、「救出過程で、サムホジュエリーの船長、ソク・へギュン氏(58)は海賊の銃に腹を打たれたものの、命に別状はなく、残りの乗組員は全員無事だ」と明らかにした。
ソク氏は、米軍からヘリの支援を受け、周辺国の病院に運ばれ、治療を受けている。

李本部長は、「作戦当時、サムホジュエリーには、海賊13人がデッキやブリッジ、機関室のいたるところに分かれていた」とし、「このうち8人を射殺し、5人を逮捕した。
作戦に投入された特殊戦要員全員は、怪我することなく、任務を終えた」と付け加えた。

拉致された船舶に海賊と人質が混じっている状況の中、軍が救出作戦を試み、人質や作戦に参加した軍人から死亡者が出ず、作戦に成功したのは、世界で初めてのこと。
韓国軍が外国で交戦を行い、敵を殺傷させたのはベトナム戦争以降初めてのことだ。

合参の関係者は、「大韓民国の船舶を対象にした海賊による不法行為は決して許さないという我々の強い意志を示したものだ」と述べ、「失敗した場合は世論の批判を受けることが分かったにも関わらず、作戦をあえて実施したのは、さらに大きな被害を防ぐためだった」と説明した。
合参は、「今回の作戦の成功により、韓国軍の優秀な作戦遂行能力が認められる成果があった」と強調した。

李明博(イ・ミョンバク)大統領は談話と通じ、「わが軍は厳しい状況の中でも、完璧に作戦を成功させた」と述べ、「我々に最も重要なことは、大韓民国国民の命と安全だ。
これからも、国民の命や安全を脅かすいかなる行為も容認しない」と強調した。

これに先立って、崔瑩艦は18日午後8時9分ごろ、第1次救出作戦を試みたが、清海部隊の特殊戦要員3人が、海賊からの銃撃を受け、軽傷を負った。
彼らはオーマンに搬送され、1人は治療を受けており、2人は治療を終え、ホテルで安静を取っている。
第1次の作戦の過程で、海賊4人が射殺されたり、溺死したことが分かった。

サムホ海運所属の化学物質運搬船、サムホジュエリー号(1万トン級)は15日昼、アデン湾海域から2000キロ離れたインド洋北部のアラビア海で、ソマリア海賊によって拉致された。

AAPBBNews
韓国海軍、ソマリアの海賊8人射殺 船員を全員救出
2011年01月21日 20:04 発信地:ソウル/韓国

【1月21日 AFP】韓国海軍が21日、インド洋(Indian Ocean)で、海賊に乗っ取られていた韓国の化学物質運搬船(1万1500トン)の救出作戦を行い、海賊8人を射殺、タンカー船員21人全員を救出した。また、海賊5人を拘束した。軍幹部が語った。

 救出作戦が行われたのはソマリア沖から北東に1300キロの海域。韓国海軍特殊部隊SEALは夜明け前にタンカーに乗り込んで人質全員を解放し、船内で海賊と銃撃戦となった。船長は銃撃戦の際に腹部に銃弾を受けたが命に別状はない。
また、特殊部隊隊員の負傷者はでなかった。

 韓国軍統合参謀本部のLee Sung-Ho中将は、会見を開き「この作戦は、海賊による違法活動を今後許すつもりがないという韓国政府の強い意志を示した」と語った。作戦成功で韓国軍の士気は高まっているという。

 韓国人8人を含む乗員21人を乗せたこの韓国のタンカーは、アラブ首長国連邦(UAE)からスリランカに向かう途中の15日に、アラビア海(Arabian Sea)で海賊に乗っ取られた。
事件発生を受けて、韓国政府は駆逐艦をアデン湾(Gulf of Aden)に派遣して海賊を追跡。李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は、船員救助に「あらゆる方策を」用いるよう命じていた。(c)AFP/Park Chan-Kyong

中央日報日本語版

「アデン湾黎明」作戦…清海部隊が人質全員を救出
1月22日(土)9時30分配信

  韓国海軍所属の清海部隊が21日未明、アデン湾の公海上でソマリアの海賊に乗っ取られた三湖(サムホ)ジュエリー号(1万1000トン級)と韓国人8人を含む船員21人を軍事作戦で救出した。

合同参謀本部は「この日午前4時58分(日本時間、午前9時58分)から作戦名‘アデン湾黎明’を電撃的に断行、4時間58分で21人の船員を全員救出し、海賊13人を制圧した」と明らかにした。

この過程でソク・ヘギュン船長(57)が銃で負傷したが、命に別状はないと合同参謀は明らかにした。韓国軍が公海上で軍事作戦を行ったのは今回が初めて。韓国の船が行き来する公海上の海上交通路(sea lane)を韓国の海軍力で守ったという点で意味が大きい。

清海部隊の特殊戦旅団(UDT/SEAL)作戦チームはこの日、艦砲射撃とリンクスヘリコプターの援護射撃のもと、三湖ジュエリー号を奇襲し、5分間で船橋を掌握した後、海賊8人を射殺し、5人を捕まえた。

李明博(イ・ミョンバク)大統領は談話で「誇らしい清海部隊がついにやり遂げた」とし「大韓民国国民の安全と生命を脅かすいかなる行為も容認しない」と強調した。

ソマリアの海賊が、10月にケニア・モンバサ沖で乗っ取った東京の日之出郵船運航の貨物船「IZUMI」を、ほかの船舶への襲撃に使っていることが分かった。ソマリア近海で海賊対策を行っている欧州連合(EU)部隊が8日、共同通信に明らかにした。

朝鮮日報 
記事入力 : 2011/01/22 11:21:03
ソマリア海賊:「アデン湾の黎明」作戦300分間のすべて
韓国語で警告放送、海賊と船員を区別
 「ドン! ドン!」

 21日午前4時58分(韓国時間で同日午前9時58分)、ソマリアから1240キロ離れたアデン湾の海上。韓国海軍の駆逐艦「崔瑩(チェ・ヨン)」(排水量4500トン級)から127ミリ砲が火を噴いた。崔瑩が搭載している砲の中では最も大きい127ミリ砲が射撃を開始すると、ソマリアの海賊に乗っ取られ、時速11キロという低速で航走していた「サムホジュエリー」号の周辺に大きな水柱が噴き上がった。

 作戦名は「アデン湾の黎明(れいめい)」。韓国軍がいよいよ人質救出作戦を開始した。その名のとおり、海賊たちがまだ眠りに就いている未明の時間帯に、作戦決行のタイミングを合わせた。突然の攻撃に、驚いて目を覚ました海賊たちは右往左往した。崔瑩に搭載されていたスーパーリンクス・ヘリも出動し、韓国製K6重機関銃で、船橋などに向かって数百発の射撃を行った。海軍の最精鋭特殊部隊UDT/SEALの作戦チームが速やかに船に乗り移れるよう、海賊たちを船室内に閉じ込めておくための作戦だった。

サムホジュエリー号の人質救出作戦を成功に導いた、駆逐艦「崔瑩」の艦長チョ・ヨンジュ大領(大佐に相当)
 リンクス・ヘリに乗っていたスナイパーは、狙撃銃で船橋にいた海賊1人を射殺した。すると、5-6人の海賊が船室へと駆け込んだ。リンクス・ヘリからは、韓国語で「今、進入作戦が始まった。船員らは全員床に伏せろ」と何度も警告放送を行った。韓国語を理解できない海賊と、船員を区別するためだった。

 照準用のスコープが付いたドイツ製のMP5短機関銃や韓国製のK1A小銃などで武装した作戦チームの隊員約20人は、最大時速83キロの高速ボート(RIB)に乗り込み、サムホジュエリー号に接近した。約20人のうち15人ははしごを使って船に乗り移り、船橋を掌握した。残りの隊員は高速ボートに残り、15人の「上陸」を援護した。UDT/SEALチームの15人は、続いて船橋下部に進入し、機関室など57の船室を順次掌握していった。作戦チームは、相手が10秒程度意識を失う閃光(せんこう)弾、催涙ガス弾など対テロ作戦用の特殊装備を使用し、掌握された船室には赤いスプレーでバツ印を付けた。

 これに対し、AK小銃や機関銃、RPG7対戦車ロケットなどで武装した海賊たちも抵抗したが、13人のうち8人は射殺され、5人が身柄を拘束された。午前9時56分(韓国時間で午後2時56分)、作戦がほぼ終了するころにも、海賊4人がAK小銃で最後まで抵抗し、激しい銃撃戦が繰り広げられた。この過程で海賊2人が死亡し、2人が拘束された。船員21人のうち20人は無事救出されたが、操舵室にいたソク・ヘギュン船長(58)は、作戦チームと海賊との銃撃戦が繰り広げられる中、海賊の銃弾が腹部を貫通し負傷した。

 今回の作戦成功には、韓民求(ハン・ミング)合同参謀本部議長とウォルター・シャープ在韓米軍司令官、ソマリア海賊掃討作戦を指揮する米第5艦隊司令官の間で緊密な韓米協調体制が築かれたことも大きく寄与した。また、この日の救出作戦には、米軍のイージス駆逐艦とP3C海上哨戒機も参加した。

中央日報日本語版   1月17日(月)13時20分配信

【社説】これ以上ソマリアの海賊の標的になってはならない

韓国の船舶「三湖(サムホ)ジュエリー号」がまたもソマリア海賊に拉致され衝撃だ。昨年11月にタンカー「三湖ドリーム号」が拉致から7カ月ぶりに記録的な身代金を支払い解放されて2カ月ぶりなのでなおさらだ。さらに昨年10月に拉致された「クムミ305号」と船員らはまだソマリアの海賊に捕えられている状態だ。

政府は昨年、「三湖ドリーム号」事件発生後、様々な対策をまとめているところだった。しかし今回はソマリア近海ではなくパキスタン沿岸で事件が起きたことで政府の対応努力は水の泡となった。この地域で拉致されたケースは今回が初めてという。遠海にまで出てきて海賊行為を行うソマリア海賊に対し海運会社と政府は国際社会とともに多角的で積極的な対応に出なければならない。

政府はソマリア海域を航海する韓国船舶に対し海賊の乗船を防ぐための鉄条網設置、拉致時に救助まで避難できる安全区域の設置、武装保安要員乗船などの対策勧告を検討してきたという。また、政府は昨年、ソマリア沖海賊対策コンタクトグループ(CGPCS)の議長国を担当し、国際社会の共同対処努力を主導していたりもする。しかしますます猛威を振るうソマリアの海賊の出没を防ぐには依然力不足な状態だ。

ソマリアの海賊による拉致事件は2004年の20件から2008年に111件、2009年に217件と大幅に増えてきた。これに比べ国際社会の対応は相対的に中途半端なのも事実だ。米国、日本、欧州連合(EU)、タイ、韓国などが軍艦を派遣しこれらを監視しているが、海賊出没地域があまりにも広くて限界が目立つ。捕まった海賊を司法処理するのも明確な国際法的手続きがない状況だ。

ソマリア近海を通過する船舶の20%以上が韓国船舶であり、韓国の海運物流量全体の29%がソマリア海賊出没地域を通過するという。それなら政府は多少負担が大きくなってもソマリア海賊退治にもう少し積極的に出なければならない。ソマリア海賊が韓国の船員と韓国の経済の喉筋を狙えるように放置してはいけない。

201101211557061_320 (写真左、救出作戦を実行した韓国海軍駆逐艦 「981崔瑩」 )

韓国日報

05億ウォンの学習効果?ソマリアで解放から2カ月でまた韓国船拉致 
 
韓国商船がまたソマリアの海賊に拉致された。
昨年11月に三湖(サムホ)海運所属の原油運搬船「三湖ドリーム号」が217日ぶりに釈放されてから2カ月ぶりだ。

  外交通商部は16日、「15日午後0時40分ごろ、三湖海運所属の化学物質運搬船『三湖ジュエリー号』(1万2000トン級)がアラビア海でソマリアの海賊に拉致された。
現在韓国人船員8人を含む船員21人は安全だと確認した」と明らかにした。
この船はアラブ首長国連邦を出発してスリランカに移動していたところ、インド洋北部のアラビア海入口に当たる北緯22度東経64度地点で拉致された。
政府はアデン湾海域に出動している青海(チョンヘ)部隊所属の駆逐艦を「三湖ジュエリー号」側に急派した。
拉致地点は青海部隊の活動範囲から2000キロメートル離れたところだ。李明博(イ・ミョンバク)大統領はこの日、国家危機管理室に立ち寄りこうした状況の報告を受け、「最善を尽くして拉致事件が解決されるようにせよ」と指示した。

  2006年4月に「東源(トンウォン)号」がソマリア海域で拉致されて以来、韓国船舶の拉致は絶えることがない。
昨年10月9日には韓国人2人が乗る「クムミ305号」がケニア近海でソマリア海賊に拉致されたがまだ抑留されている。
国土海洋部関係者は「今回の『三湖ジュエリー号』の航路はこれまでの拉致被害船舶と違い、ソマリア公海を通らずパキスタン沿岸に沿って行くところだった。海賊が神出鬼没の形で活動半径を広げており当惑している」と話した。

  ソマリア海賊の猛威により北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)、米国、中国、ロシア、日本、韓国などが2005年からアデン湾を中心に艦隊を派遣している。
韓国政府も昨年青海部隊を派遣した。軍当局者は、「青海部隊は国土海洋部から韓国商船のリストを通知されアデン湾を行き来しながら護衛している」と話した。

  国土海洋部によると昨年海賊に拉致された船舶は66隻で、このうちソマリア海域で62隻が拉致された。
海賊監視団体の「エコテラインターナショナル」は、「2010年12月現在、45カ国の船舶と船員800人余りが拉致されている」と話した。
ソマリアの海賊の背後には「インベスト(投資家)」と呼ばれる人々で構成された国際的組織があり、該当国の報道機関と家族を対象に心理戦まで行っている。
政府当局者は、「海賊は前回三湖海運側と解放交渉をする際も心理戦を行った。
政府レベルの交渉はもちろん、身代金を支払わないという原則を守る」と明らかにした。三湖海運側は当時過去最高額の950万ドル(役105億ウォン)を身代金として支払った。

  政府はこれを受け、ソマリア近海とインド洋を往来する韓国船舶を対象に、▽武装保安要員の搭乗▽鉄条網・水大砲設置▽船員が船内で逃げ込み身を守りながら救助を要請できる「船員避難所」の設置義務化などを推進している。
政府当局者は、「インド洋地域も100%危険地域になった。海賊の資金源遮断など国際社会の対策とともに関係官庁が自助策と行動計画をまとめ早期に法制化などの措置を取るだろう」と話している。

朝鮮日報
記事入力 : 2011/01/22 11:43:22
ソマリア海賊:運命懸けた李大統領の作戦承認(上)

 「困難な作戦であることは分かっている。しかし、やらなければならず、れわれの将兵たちはやり遂げると信じている。韓国大統領として、今回の作戦を承認する。1人の犠牲者もなく完遂することを望む」

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日午後5時12分、金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官に対し、ケミカルタンカー「サムホジュエリー号」(1万1000トン)乗っ取り事件の人質解放を目的とする「アデン湾黎明(れいめい)作戦」を承認した。

 李大統領は21日、作戦成功後に発表した国民向け談話で、「誇りある清海部隊の将兵たちはやり遂げた。わが軍は困難な条件下でも完ぺきに作戦を完遂した」と述べた。その上で、「われわれにとって最も重要なことは国民の生命と安全だ。今後も、韓国国民の生命と安全を脅かすいかなる行為も容認しない」と強調した。

 韓国大統領府(青瓦台)の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官によると、李大統領は今月15日、サムホジュエリー号が乗っ取られた直後、「海賊には妥協しないという先例をつくらなければならない」と指示したという。最初から「交渉」ではなく、「作戦」を決心していた格好だ。そうした決心するに至った直接のきっかけは、昨年11月に身代金950万ドル(約7億8400万円)を支払った「サムホドリーム号事件」だった。

 大統領府関係者は「海賊側は当時、身代金を公表し、われわれ(韓国政府)をあざけった。李大統領はそれを韓国に対する国際的な侮辱だと受け止め、再びそういうやり方で解決してはならないとの意向を関係官庁に伝えた」と説明した。
(朝鮮日報/朝鮮日報日本語版)

朝鮮日報
記事入力 : 2011/01/22 11:43:31
ソマリア海賊:運命懸けた李大統領の作戦承認(下)
 
 李大統領は20日、救出作戦を命令した直後、側近に対し、「わたしだって不安でないはずはない。
ここ数日、複雑な心境だった。しかし、実行することが正しいと信じる。
国民も決定を支持してくれると信じる」と語ったとされる。
また、「やるときはやらねばならず、行動を示さなければならない。
そうすることで、(海賊は)再びこういうことを起こす考えを起こせなくなるはずだ」とも述べたという。

 李大統領は同日、大統領府の状況室で随時報告を受け、結果を不安な気持ちで待っていたという。
人質だけでなく、隊員も無事だという報告を受けた際、李大統領は「原発受注が決まったときよりも喜んでいた」(側近)という。
李大統領はその上で、「作戦を命じた軍の統帥権者として、作戦完了を国民に報告するのが道理だ」として談話発表を指示し、「世界の人々もわれわれを見直す契機になるだろう。海賊の数も把握が難しい状況で、勇敢に(作戦に)臨んでくれた隊員がとても誇らしい」ということを繰り返したという。

 李大統領は救出作戦に当たった駆逐艦「崔瑩(チェヨン)」のチョ・ヨンジュ艦長に電話をかけ、「すべての将兵にわたしの激励を伝えてもらいたい。
とても誇らしくありがたい。健康に異常なく、全員が韓国に無事に戻ることができるようよろしく頼む」と述べた。

 一方、李明博政権としては、哨戒間「天安」爆沈事件、延坪島砲撃に続き、今回も軟弱な姿を見せれば、「安保無能政権」という批判を受けかねないとの判断も働いた。
複数の外交・安全保障当局者は「大統領府から、『国格』のためにも救出作戦で解決しなければならないというムードが相次いで伝えられた。
犠牲者が出ても強行しなければならないというので、何か追い詰められているような印象も受けるほどだった」と振り返った。
このため、大統領府や軍の周辺では「延坪島の代償をソマリアの海賊が払わされた」との感想も聞かれた。

 一方、AP通信は同日、人質救出作戦の成功は、昨年11月の北朝鮮による延坪島砲撃当時、軍当局の対応が後手で不十分だったという批判を受けていた李明博政権にとって勝利だったと評した。
ニューヨーク・タイムズも、多くの国が船員の安全を考慮し、救出作戦を避けているとして、今回の作戦をまれなケースだと報じた。
  権大烈(クォン・デヨル)記者 (朝鮮日報/朝鮮日報日本語版)


 産経新聞
海賊退治で名誉挽回 “アデン湾の快挙”韓国沸く
2011年1月24日(月)08:00ソウル=黒田勝弘

 韓国軍によるソマリアでの人質救出作戦成功に官民挙げて韓国中が沸いている。
韓国軍は昨年、哨戒艦撃沈や延坪(ヨンピョン)島砲撃など北朝鮮に軍事的にやられっ放しだったが、今回は“アデン湾の快挙”として名誉回復したかたちだ。

 李明博大統領は突撃作戦を「自ら命じた」と語り、作戦成功の第一報も直接、特別声明で発表するなど異例の入れ込み方だった。
その結果、「決断力のある大統領」として世論の称賛を受け、支持率も上昇中だ。
この2月で5年任期の4年目に入り、政権弱体化がささやかれはじめていた李大統領も、これで一息ついている。

 マスコミはこのところ連日、作戦の成功ぶりを大々的に伝え作戦部隊を絶賛。対北関係で欲求不満を高めていた国民も「よくやった」「スカッとした」などと留飲を下げている。

 対北関係で士気低下など“弱体化”がいわれていた韓国軍当局にとっては「士気高揚の絶好のチャンス」になっている。

 軍事的にはソマリア海域に派遣中の駆逐艦乗り組みの特殊部隊による“海賊退治”だったが、世論には「北朝鮮にも今回のように断固と対応すべし!」との声も出ている。

 韓国の化学運搬船(1万1000トン)がアラビア海で海賊に拉致されたのが15日。
船長ら韓国人8人を含め21人が乗り組んでいた。
21日の救出作戦で全員救出され、海賊は8人が射殺、5人が拘束された。
韓国軍の3人と船長が負傷したが韓国側に犠牲者はなかった。

 作戦には駆逐艦の艦砲や艦載ヘリコプターも動員され、約20人の海軍特殊部隊(UDT=水中破壊班)が加わった。
韓国軍にとっては「公海上での初の軍事作戦」で「完全な勝利作戦」となった。

 特に作戦の主役となったUDTは昨年の北朝鮮による哨戒艦撃沈事件の際、UDTのベテラン隊員が救助・捜索活動に加わり殉職(事故死)し“英雄”になっていた。
マスコミなどでは今回の作戦を“弔い合戦”とし、その活躍ぶりを特筆大書している。

(以上、転載終わり)

 

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2011年1月22日 (土)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その16(12月)----消えた貨物船「IZUMI」は国交省、海上自衛隊から見放された?そして衝撃の韓国海軍の対海賊作戦(このニュースは日本で報道される?されない?)

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インド洋給油活動の時と同じように、派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後の状況をまったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。(防衛省、国土交通省海事局発表資料、その他資料による)。

*平成22年12月の海賊対処法による船舶護衛実績(196回護衛~205回護衛の10回)
 護衛した船舶  日本籍船 0隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船  17隻
                   合計17隻  1回平均1.7隻
           
                外国籍船 70隻  1回平均7.0隻

護衛回(日程)               日本籍船  日本関係外国籍船  外国籍船
(11/30-12/3)ジプチ基地にて補給、休養
196(12/ 3- 5) 東行き      0         5           7
197(12/ 5- 7) 西行き      0         1           9 
198(12/ 7- 9) 東行き      0         0           7
199(12/ 9-11) 西行き     0         2           10
(12/11-14) ジプチ基地にて補給、休養
200(12/14-17) 東行き     0         1            8  
201(12/17-18) 西行き     0         1            9
202(12/18-20) 東行き     0         1           1
203(12/20-22) 西行き     0         2            9
(12/22-26) ジプチ基地にて補給、休養
204回より第7次派遣部隊の護衛艦「104きりさめ」「103ゆうだち」に交代
204(12/26-28) 東行き     0         2            5
205(12/28-30) 西行き     0         2            5

合計                        0                17                    70

12月も海上自衛隊の護衛艦2隻により護衛された日本籍船は0隻、日本関係外国籍船(我が国の運航事業者が運航する外国籍船)も少なく17隻のみでした。

一昨年、平成21年の7月28日の海賊対処法による護衛活動以前の海上警備行動では、護衛の対象にならなかった外国船籍は70隻と、日本関係船舶の4倍の護衛数です。

外国籍船とは、中国を筆頭に、ドイツ、シンガポール、デンマーク、ギリシャ、トルコ、インド、韓国などの船舶運航会社が運航している船舶で、タンカーが日本の2倍、一般貨物船では10倍にもなり、それらは中国の輸出入関連の船舶が多いのです。

ちなみに、日本籍船がほとんど無いのは、何度も書いていますが、日本の大手海運会社が節税、経費節減の極端な経営方針により、所有船舶を税金や経費の安いパナマ船籍にしてしまったからです。
自国の海外航海用の船舶のほぼ100パーセントを外国籍にした国は、日本以外にはありません。
日本は食糧自給率にも現れていますが、何事にも極端に走りやすい注意すべき国なのです。

正確な統計ではありませんが、ちなみに海上自衛隊の護衛船団に加わっている船舶を見てみましょう。
参加の最も多い中国は国の体制にもよるでしょうが、ほぼ100パーセント自国籍船です。
ドイツは、非常時などを考慮した国策により、自国の国旗掲揚船を20パーセント以上保有していますので、昨年7月からの護衛船団参加でみてもドイツ運航会社船舶の10パーセントはドイツ国籍船です。

シンガポールは58パーセント、韓国でも43パーセントは自国籍船です。
これをみても、ほとんど日本籍船の存在しない異常さが分かると思います。
日本籍船と日本人船員が激減していった背景、要員について、日本の大手海運会社と日本政府がどのような対応をしてきたのかを検証する必要性は、長い間求めれらてきたのに、政府はそれに答えようとはしませんでした。

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(写真左上、第7次派遣部隊の護衛艦103ゆうだち)

(写真左下、同じく護衛艦104あさぎり)

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日本籍船について書いてきましたが、海賊に拉致されたと報じられている日之出郵船の貨物船「IZUMI」(正確にはRO/ROランプウェイ装備多目的重量物船)も便宜置籍船と呼ばれる擬似日本船です。
この船については、その不可解な拉致後の状況について、このブログでも何度も取り上げました。

平成22年10月20日 消えたニュース--海賊に拉致された?貨物船「IZUMI] http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/----25f0.html

平成22年11月6日 消えた貨物船「IZUMI]はなぜ報道されないのか?日之出郵船の対応は http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/izumi-----31c1.html

平成22年11月9日 「IZUMI」の消息がわかる--奪った日本船で海賊が船舶襲撃と共同通信が配信 http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/izumi-----5cbf.html

平成22年11月25日消えた二つのニュース--海賊に拉致された貨物船「IZUMI」 http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/----e2d9.html

これらで取り上げてきましたように、拉致されたとされる貨物船「IZUMI」については、昨年(平成22年)10月12日に、馬渕澄夫国土交通相が「非常に緊張した思いで推移を見守っている」と述べた経緯があるのですが、それ以後、国は「IZUMI]の拉致には不可思議とも覚えるほど、何の対応も、情報発信もしないのです。

今年になっても、時折新聞、テレビなどで報道されるのは、日本の貨物船「IZUMI」が拉致されているといった海賊脅威の広報的な取り上げ方で、日本政府の対応など何も知らされません。
実際には、何の対応もしていないのではないかと勘ぐっています。

それが証拠には、海賊対処法で派遣されている護衛艦が全くといってよいほど何の行動も起こしていません。
IZUMIの拉致報道の後も、いったい海上自衛隊はどんな対処を見せるのかと見守っていたのですが、ただ、2隻の護衛艦が前後を守った形の船団を作り、ジプチ基地と1200.km離れた海域へのピストン護衛を繰り返しているだけです。
あまりのことに、IZUMIは本当に拉致されているのだろうかと疑った事もありました。

国土交通省、防衛省、海上自衛隊、海上保安庁も、この拉致に関する情報発信は一切ありません。
船舶運航会社である日之出郵船、その親会社日本郵船が事件発生直後に
「海賊に拉致されたようだ」との発表をしたきりで、その後の状況を何も伝えないなどといったことがあり得るのでしょうか。
事件後の「日本郵船ニュース」で、「なお、今後詳細情報を入手次第ご連絡いたします」書いて、問い合わせ担当まで知らせたのです。
せめてホームページに、その後調査中くらいの更新はしても良いのではないかと思います。担当窓口には、その後の情報についてメールで問い合わせましたが、返信はありませんでした。

いくら日本人乗組員が乗船していない船だからといって、日本の海運のために従事してくれる外国人船員たちをどう思っているのでしょうか。

共同通信、産経新聞などが、ソマリアの海賊が、10月にケニア・モンバサ沖で乗っ取った東京の日之出郵船運航の貨物船「IZUMI」を、ほかの船舶への襲撃に使っていることが分かった。ソマリア近海で海賊対策を行っている欧州連合(EU)部隊が8日、共同通信に明らかにした。」
同じように、数日前のNHKテレビの夜7時のニュースでも「IZUMI」がEU部隊からの情報として、海賊への補給船として使われているなどといったニュースを流していましたが、僕の調べる限り海賊対処EU艦隊のホームページからは、「IZUMI」に関するいかなる情報も得る事が出来ません。

たとえ日之出郵船側(船主はフェア フィールドシッピング)が高額の身代金を要求され、難しい対応を迫られて、今も微妙な状況におかれているとしても、これらの事はあまりにも理解できない状況だと言わざるを得ません。
果たして「IZUMI]の真実はどこにあるのでしょうか?。今後も追い続けていきます。

そんななか、今日驚くべきニュースが飛び込んできました

「完成近いジプチ基地の事や、想定の10%の実績しかあげていない日本関係船舶の護衛の実績などを、あまり国民に知らせたくない政府が(国交省、防衛省)、はたしてこの報道をメディアが流すでしょうか。」

「アデン湾黎明」作戦…清海部隊が人質全員を救出
中央日報日本語版 1月22日(土)9時30分配信

 
拡大写真
船員救出の瞬間[国防部提供] (写真転載できず)

韓国海軍所属の清海部隊が21日未明、アデン湾の公海上でソマリアの海賊に乗っ取られた三湖(サムホ)ジュエリー号(1万1000トン級)と韓国人8人を含む船員21人を軍事作戦で救出した。

合同参謀本部は「この日午前4時58分(日本時間、午前9時58分)から作戦名‘アデン湾黎明’を電撃的に断行、4時間58分で21人の船員を全員救出し、海賊13人を制圧した」と明らかにした。

この過程でソク・ヘギュン船長(57)が銃で負傷したが、命に別状はないと合同参謀は明らかにした。
韓国軍が公海上で軍事作戦を行ったのは今回が初めて。
韓国の船が行き来する公海上の海上交通路(sea lane)を韓国の海軍力で守ったという点で意味が大きい。

清海部隊の特殊戦旅団(UDT/SEAL)作戦チームはこの日、艦砲射撃とリンクスヘリコプターの援護射撃のもと、三湖ジュエリー号を奇襲し、5分間で船橋を掌握した後、海賊8人を射殺し、5人を捕まえた

李明博(イ・ミョンバク)大統領は談話で「誇らしい清海部隊がついにやり遂げた」とし「大韓民国国民の安全と生命を脅かすいかなる行為も容認しない」と強調した。

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「さて、日本の拉致貨物船「IZUMI」への日本政府の対応とも比べられることは必然で、なんと捉えたらよいのか頭の整理がつかないこの驚くべき展開を見せたニュースに関して、もう少し情報を収集してから、書き続けたいと思いますので、時間をいただきます。
韓国では大きく報道され、国民が大きな関心をもって見守ったようで、今後ますますフィーバーしそうな雰囲気となりました。
今のところ、韓国人船長の沈着冷静な行動が賞賛され、韓国中が喜びにあふれているようですが、韓国政府と軍の取った強行策に、賛否両論が出る事でしょう。ただ、日本のマスコミが、この事件を報道するかについては、先に書いたような事情がありますので、ちょっと疑問視しています。」
今日はここまで---

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2011年1月20日 (木)

柳瀬川の氷と二重サッシ

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寒い日が続いていますが、暦の上でも今日は「大寒」です。
柳瀬川の土手下の水溜りにも厚さ1cm以上の氷が張り、終日融けません。
現在、志木ニュータウンのある場所は、かっては舘耕地と呼ばれた湿地帯でした。
現在でもかなりの伏流水があるようで、柳瀬川土手の水道(みずみち)とおぼしき場所から湧き出した水が写真のように土手下に幾つもの水溜まりを作り、いかにも寒そうな光景を見せています。

Dscn6116_320 ところで我家の寒さ対策というより、結露対策ですが、昨年、アルミサッシの内側の木製額縁部分に樹脂製サッシを取り付けて二重サッシに改良してみました。

設計では、ペアガラスサッシと共に、この樹脂製二重サッシも使用していたのですが、実際に我家に設置してみたところ、その効果が大きい事を実感したのです。
冬季の朝の結露による面倒な水ふき取りはからは完全に開放され、朝の外気温に対する室内温度が3度程上昇し、暖房効率もよくなったようです。

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2011年1月19日 (水)

COSMOS(JR東日本)のトラブルとウイルス「スタックスネット」

 昨日(2011年1月17日)の朝8時23分頃から、JR東日本の新幹線運行を管理するシステム、COSMOSに障害が発生し、東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線の全線で一時運転を見合わせた為、約5万3千人の乗客に影響が出た事が報じられました。

 障害が発生したCOSMOSは、JR東日本が新幹線の運行管理から、保守作業までを統括するシステムです。(システム作成はジェイアール東日本情報システムと日立製作所の共同開発です。)
 障害は、新幹線運行本部総合司令室のダイヤ管理の一部列車ダイヤを画面に表示する部分に不具合を生じ(JR東日本発表)、安全のため全ての新幹線を全て止め、しばらくして画面表示が正常に戻り、システムが正常に動いている事も確認できたので、全線の運転が再開されました。

 JR東日本発表した画面の不具合とは、このシステムの22台あるモニター画面の全てで、表示の一部が点滅した、あるいは画面表示が出たり出なかったりしたなどとの情報がありますが、自然に復旧したので、その障害原因は不明との事です。

 今回のトラブルに、JR東電気ネットワーク部の入夏(いりなつ)仁美次長は「表示がついたり消えたり……。我々も初めて見る現象」と語っています。

しかし、システムの一部、あるいは全体が作動しないとか、明らかに故障と分かるトラブルが発生したなら、原因追及と修復、またはシステムの更新などが短時間で出来る可能性があるでしょうが、伝えられるようなコンピューター画面の表示の不具合などが起こり、それがいつの間にか復旧するなどという、巷でわれわれが使用しているWindows使用のパソコンで起こりそうな現象は、かえってどこを、どういじって良いものか、保守に当たる熟練のシステムエンジニアーといえども難しいのではないかと同情してしまいます。
しいて考えるなら、12月に開通した東北新幹線の新青森駅開通によるシステム更新が原因などかと考えてしますのですが、たんなる画面の不具合とはどうも結びつきそうもありません。

と、ここまで書いていたら、JR東日本から今回のシステムトラブルについて次のような原因であったと発表されました。
実はこの不具合を別の視点から考察して書いてみようと思っていたので、この以外に早いトラブル原因の判明と発表にちょっと驚いた次第です。別の視点は、全くの外れということになりますが。

「JR東日本の五つの新幹線で17日に起きた運行トラブルの原因について、同社は18日、運行データの変更を行った際、変更した数がシステムの容量を超えたためと発表した。
JRによると、17日午前7時に新白河駅、7時43分に福島駅でポイント故障が発生。このため8時ごろから、列車が駅と駅の間で止まらないように、新幹線の運行を一元的に管理しているシステム「COSMOS」(コスモス)で、計24本の列車に対し駅で止まるよう指示を出した。
その指示が多すぎたため、一時的に容量をオーバーし、午前8時23分にコンピューターの画面表示が消えた。」

なんだ、そんなに簡単なシステム運用ミス、いやシステムの作成側と運用側との認識ミスだったかと思う反面、これがトラブルの本当の原因なのかなという思いもあります。
国土交通省からは強くお叱りを受けるし、原因不明のまま放置出来ない状況でもありますから。
もし、この原因が本当のことであれば、本来発表するのも恥ずかしいような、それほど、このトラブル原因はお粗末過ぎる結末です。今後どうすればよいかは明白で、運営組織全体が官僚組織のような硬直化したものでないならば、担当部署に数人の優秀な人材を補強する事で解決できる問題かと思います。

実はコンピュータシステムの障害に関連する、と言っても全く別次元のような話で、COSMOSとは関係ないのですが、同じ昨日の東京新聞朝刊、「イラン核施設のウイルス 米・イスラエル開発か」との見出しで次のような記事が掲載されました。
以下、記事転載

「ニューヨーク=加藤美喜」
イランのウラン濃縮施設のコンピュータに感染し、同国の核開発を二、三年遅らせたとみられるウイルス「スタックスネット」について、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は十五日、米国とイスラエルが共同開発した可能性が極めて高いと報じた。
複数の情報、軍事専門家の話としている。
同紙によると、イスラエルはネゲブ砂漠の厳重に警備された核施設に、イラン中部ナタンズのウラン濃縮施設と同じ遠心分離機を設置。
米国と共同で二年以上にわたり、
スタックスネットの効果をテストしてきた。
このウイルスに感染すると、
遠心分離機は制御不能となるが、表面上は正常に作動しているように見えるという

米国の核情報専門家は「ウイルスを開発するには機械のことを知らなければならない。スタックスネットが効果的だったのはイスラエルがテストしたためだ」と指摘している。
ナタンズのウラン濃縮施設のコンピュータシステムを妨害する計画は、米国のブッシュ前大統領が退任直前に承認し、オバマ大統領が計画を加速したという。
イスラエル対外特務機関のダガン前長官は今月六日、イランの核開発は遅れており、核爆弾の保有は二〇一五年以降になると発言、クリントン米国務長官も十日、「イランは技術的な問題を抱えているため、核兵器開発のスケジュールが遅れている」と認めていた。
 
以上、転載終わり

 この「スタックスネット」なるウイルスは、我々の使用するパソコンがインターネット接続で感染させられるコンピューターウイルスなどとは全くの別物の、途方もない強力な性能を持つものだそうです。
国家レベルの体勢で、莫大な経費と労力を費やして開発されたと思われ、外部と遮断されているコンピューターシステムに侵入する方法としてUSB経由で感染させるとの事です。
ウイルスは極めて大規模で巧妙かつ暗号化されており正体がつかめない代物です。
目的が、核開発、原子力発電所、航空管制、交通管制、通信システムの制御を不能にするために開発された攻撃兵器のようなウイルスです。
昨年あたりから、話題になっていましたが、米国の一流紙が記事にするのは始めてではないでしょうか。
僕は他国のコンピューターシステムに、国家レベルでこんな妨害工作が許されるものだろうかというのが、正直な感想です。
当然、イラン側からの報復のサイバー攻撃が考えられるし、それがイスラエルや米国の国防システムだけならまだしも、民間の交通、通信システムへの攻撃であれば、世界中の市民生活に大きな影響と危険さえももたらすでしょう。
ちょっとした画面表示のトラブルでさえ、あれほど乗客に影響がでる日本の新幹線の運行システムなどが、手痛いダメージを受ける事など、考えただけでも恐ろしい事態です。

日本ではCOSMOSのシステム修復に徹夜で頑張るシステムエンジニア(追記:どうも今回は徹夜で頑張る必要もなかったようですが)がおり、片や核開発のシステムを制御不能にするべく、闇の裏世界で日夜努力する、さぞや優秀であろうエンジニア達。
コンピューターシステムに関する考えさせられる新聞報道が同じ日に重なりましたので、頭の整理にまとめてみました。

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2011年1月16日 (日)

寒いぞ!

Dscn6110_320 この冬一番の大寒波襲来とか。
テレビの気象予報では、まさに教科書どおりの冬型天気図が映っています。
我家の外部寒暖計も、朝は連日零下を記録しています。氷点下ー3.5度を記録した朝もありました(写真左)

確か、気象庁のこの冬の長期予報では暖冬傾向で、北日本日本海側は、平年に比べ雪の日が少ないでしょうとの事でしたね。予報が裏目に出て、厳しい寒さと降雪が列島を襲っています。
エルニーニョ現象を読み違えたとか。道路や鉄路を守る方々のご苦労をお察しいたします。

「明日も吹雪だ!。新潟のチビスケ1号、2号頑張れよ。」「はるか南の石垣島もたいそう寒いとのこと、寒中お見舞い申し上げます」

寒さはこれからですが、そんな中でも、我家の庭では梅の花がほころび始め、やがて春が来る事を知らせてくれます。
キンカンの実も色づいて大きくなり、鳥たちが毎日、狙ってきます。おーい、キンカン酒分だけは残してくれよ。

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(写真左上、咲き始めた梅の花。南高梅で、毎年とても美味な梅酒が作れます)

(写真左下、キンカンの実も、枝にたわわに実っています。)

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2011年1月13日 (木)

ホルムズ海峡での大型原油タンカー「M.STAR」損傷の原因調査発表される---これで終結? その2(昨日の続き)

国土交通省海事局がタンカー事故原因調査報告を発表 (昨日の続き)

柳瀬川通信:報道部 担当作山記者

お訪ね頂き、ありがとうございます。この記事は、今後、修正、加筆をします。

では、昨日の記事の続きとして、このタンカー事故の調査推移をみてきた「柳瀬川通信:報道部」として原因調査報告書にもう少し詳細に説明して欲しかった事、この点が抜けているのではないかと思われる疑問点を幾つか挙げてみたいと思います。

デスク「皆でひとつずつ、疑問点などを挙げていこうか。
俺は、爆発があったと思われる「場所」と、「爆発音」だ。
7月28日に国土交通省海事局から、「(株)商船三井が運航する大型原油タンカーのホルムズ海峡での爆発事故について」(PDFファイル000120763.pdf)が発表され、そこには爆発があったとされる箇所はこう記載されている。

「事故発生海域は、ホルムズ海峡西方海域(オマーン領海内)。
ダスアイランド港(アラブ首長国連邦)から千葉港向けに原油を満載して航行中、
船体後部右舷側の救命艇設置部付近で爆発が発生し、船体に損傷を受けた。負傷者1名が発生。」

デスク「タンカーからの最初の連絡で救命艇設置部付近とされているのに、その後の調査では救命艇並びに設置部分については何も触れられていない。
最終調査報告では、爆発は船の右舷方向の水面とアッパーデッキの間の高さで発生したとされている。
水面なら小型船による至近距離での爆発も考えられるが、水面より上というのは、どんな状態を指すのか。
空中爆発のような表現だな。
ただし、爆発物の痕跡は無いというし、至近距離に小型船はいなかったというのだから、こんがらかってくる。」

男川記者「救命艇は爆風で吹き飛んで海中に脱落し喪失したとされていますが、どのような状態で船体外に落下したのか。その取り付け状態と支柱から外れた様子がわからない。当初、船体外側の損傷と救命艇との関連も伝えられたが、その後全く救命艇の話は出ないのです。」

農園寺記者「私は船腹の損傷は、写真(昨日のブログのトップ写真参照)を拡大して詳細に見てみましたが、報告書に書かれた船体に生じた変形の解析の結果から、船体に生じた凹損部には、高い圧力が短時間に作用し変形を生じさせた。
この爆風が居住区のある上部構造物にも損傷を生じさせたものと推定さ
れるなる説明には、納得できないのです。
専門家からは、素人が何を言うかと笑われそうですが、あの傷、爆風でなく、上から何かが落ちた打撃傷のように見えませんか。」

超美仁記者「救命艇の脱落が船腹に損傷を与えたのではないかという疑問は、マスコミも取り上げていたのに、その検証が全くされなかったのは何故なのでしょうか」

作山記者「最終報告にあったように、何らかの爆発が船体外側の海上であったなら、船室の内部の被害などから考えると、救命艇は爆発のあった方向に、即ち海中に飛ばされずに、船体中央方向にかなり吹き飛ばされるはずなのに、このことが一切説明されていない。

超美仁記者「8月10日の海事局発表では、海上で発見された救命艇の残骸を日本にむけて輸送中とありましたが、その後、その残骸をどう検証したのか、調査結果の発表はありませんでした。
なにか、救命艇には触れたがらない感じです。本当に救命艇の残骸なのかしら。怪しいのは、救命艇?」

作山記者「当報道部の事故原因推理では、救命艇内の燃料タンク付近に仕掛けられた時限手製爆弾の爆発と、炎上しながら落下した宙吊り状態の救命艇による船体損傷説をとったからね。
船体水中部の損傷が小さいのは、衝撃圧が水面で反射したからという報告書の説明には、こう反論できる。
落下した救命艇は、水面にたたきつけられて、短時間ながら浮いた状態になって衝撃がやわらげられ、その後時速24kmで走行している船体に引き込まれるように水中で船腹にぶつかりながら沈んだ。
救命艇の設置場所が、損傷部分より船首側にあった事、水中の損傷が水面より上の損傷部分より後方に流れるように見られるのは、船の走行と関連付けて考えられる」

男川記者「船腹に付着した煤は、燃料油の炎上が原因だと。」

作山記者「手製爆弾に使われる燃焼性火薬も考えられるが、その場合調べて爆発物の痕跡が出ない事は無いそうだ。」

農園寺記者「そういえば、調査では煤を丁寧に採取していましたが、煤の分析報告が無かったですね。
損傷部から採取した付着物から爆発物が検出されなかったというなら、あの煤は何かぐらい発表しても良いのに。」

超美仁記者「発表では、船体損傷部付近から採集した25サンプルについて、爆発物の検知分析を警視庁科学警察研究所において行ったが、爆発物に関連する物質は検出されなかったとの簡単な報告で終わっています。当然、煤も含まれていたわけですが」

作山記者「事故原因の結論として、船体外側での爆発の衝撃及び爆風による損傷と発表されながら、爆発物の痕跡なし、爆発物が存在しうる状況もなしというのでは、なんだか判じ物のようだね」

超美仁記者「この報告書は、リサーチ会社のリサーチレポートで、よく次々と条件をあげて、その状況を解説するけど、実際役に立つ情報がほとんど無いというのがありますが、それに似ていますね。
事故状況には随分ページを割いているけど、肝心の原因追求は穴だらけで、結論はなんだか分からない」

デスク「まあ、実際にはここまでが事故原因のの核心部分だったようだね。さて、話を戻して俺の気になる二点目の爆発音の事だが。

1.事故当時操舵室で当直を行っていた二等航海士は、いきなり右舷から「ズウーン」という
大きな爆発音と言っている。
2.甲板員は、左舷2番ボラード付近を歩いていた際、突然、右舷後方から
大きな衝撃音と船体の振動を感じ、咄嗟に膝を曲げて身構えた。
3.船長は、自室8操舵室の1フロアー下の右舷側にある船長ベッドルーム)において、就寝中、突然「ズウーン」という
激しい爆発音と船体の振動を感じ、ベッドから飛び起きた。
4.操機員は、Cデッキの左舷側にある自室内のベッドで寛いでいたところ、右舷側から
大きな衝撃音と船体の振動を感じた。

乗組員の2人は、「ズウーン」という爆発音、2人は大きな衝撃音と語っている。
この衝撃音というのが引っかかるんだ。日本で普通爆発といえばドカンかドカーンが爆発音の表現だ。
衝撃音とは、何かが突き当たって激しい打撃があった時の音だ。
爆発音とは違うような気がするんだが。ともかくどえらい爆発が起きたとは思えないんだ。」

超美仁記者「乗組員は、船腹に魚雷のような爆発衝撃を受けたのか、いや船腹以外の場所なのかの体感判断はできなかったのかしら。あまりに船が巨大だから?」

男川記者「そうですね。報告11ページの船橋内の音声記録でも、衝撃音が3秒間記録されたと書かれています。ただし、この記録された衝撃音は同16ページに、爆風が吹き抜けた際の音であると考えられるとされています。
そうすると爆発音はどう記録されたのかが書かれていない。」

作山記者「爆発音から、なにか探ろうとした感じの無い報告ですね。一体どんな音だったんでしょう。」

農園寺記者
「事故後、船橋で3秒間ぐらい聞きなれない高周波音が続くのを聞いたと報道されましたが、爆風の吹き抜け音で説明がつくのでしょうか。」

作山記者「僕は報告書で当直の二等航海士が、事故当時、貨物油のタンク圧が高くなっていることに気づき、同直の甲板員に対し、前部甲板にある装置により、タンク圧を下げてくるよう指示した点に注目している。
その指示を受けた甲板員は爆発音の証言2の人物だが、タンク圧を下げるべく歩いて向かっている途中で衝撃音を聞き、戻っている。
原油タンカーの貨物タンクの通気管は航海時は閉じられており、タンク内の圧力が一定値に達した場合に圧力弁を通じて自動的に又は主動操作により気体を放出する機構となっている。
事故当時、二等航海士がタンク圧を下げるよう指示を出す状態に圧が上昇していたわけだが、もし、事故後に圧がさがっていたなら、自動的に可燃性気体が放出されていたわけで、爆発との関連はわからないが、それにしても事故後このタンク圧がどうなっていたかの記述がない。」

超美仁記者「私は甲板員の発言の中の、衝撃音を感じた際、光や飛翔物、至近距離での他船の存在、水柱は視認しなかったが、右舷側、昇降式のラダーの昇降口付近に何か赤い物体が上から下によぎるのを感じたというところが気になります。
赤い物体というのが、赤色をした物体なのか、赤く燃えている物体なのかで状況はだいぶ違います。
大きさだって、サッカーボールくらいか、乗用車の大きさだったとかなんとか表現のしようがあると思うのですが、それ以上の聞き取りが書いてないのです。」

作山記者「赤い物体というと、何を想像する。」

超美仁記者「当報道部の事故原因推理に当てはめて、爆発しながら燃えて落ちる救命艇。」

農園寺記者「僕は消えたレーダー画像の謎ですね。事故直後から6分間の記録が無くなっているという
記録が無くなっただけで、その間レーダー画像は見えていたのか、記述がない。大事なことだと思うのです。
僕はこれは単なる故障ではなく、なにか意図的なものを感じるのです。
もし画像が消えていなければ、タンカーに最接近し、また離れていく小型船などの存在の有無が明らかになる筈でしたから。報告書はこの点にも触れていない。
実際には船員の聞き取り調査で、事故直前のレーダー画像にも目視でも、船体の至近距離に接近してきた小型船はいなかったと証言されている。小型船が船体に何か仕掛けた事はありえないという状況なんです。報告書はこのあたりを解明せずに、損傷した船体近くで爆発があったと思える表現で終わらせている。
この意味でも失われた6分間のレーダー画像が惜しまれます」

デスク「疑わしいと言えば、レーダー画像消失と、救命艇の消失か。」

美仁記者「それと調査報告書には一切触れられていませんが、平成22年8月10日の国土交通省海事局発表の「ホルムズ海峡タンカー事故の原因調査の進捗状況について」(PDFファイル000121531.pdf)には、情報の収集として、「在外公館を通じて情報を収集している。本船の調査を行った外国機関に外交ルートを通じて情報の提供を要請している」と書かれています。
ところが、この情報収集の結果が全く反映されていないのです。

実際に原因を調査するために寄港したUAEのフジャイラ港での当局による調査で、爆発物の専門家が、船体右舷の損傷部分から採集したサンプルから、手製爆弾の残骸が見つかったと発表しています。
同じように米国海軍第5艦隊のスポークスマンが、海軍所属のダイバーがUAEの調査に協力したことを認めています。
せめて、これらの報告にも、日本側の何らかの検証が欲しかったです。隠したとは思いたくないけど、残念です。」

男川記者「最後になりますが、私は事故後に、救命艇が置かれていたアッパーデッキ上で発見したとされる青色の塗料を施された焼け焦げたFRP片
タンカーにはこの青色に塗装したFRPを用いた設備、器具が存在していなかったとして、本船の外部から飛来したと断定しているが、船長、乗組員のコメントからの情報によるもので、そこまで断定するのはどうかと思うのです。(本船船長及び乗組員は「青いFRP製の本船上のItemsを特定する事は出来なかった。」とコメントしている。)
これほど、重要な証拠物なのに、乗組員に聞いただけのような報告ではなく、日本側の船内調査はどうだったのかが全く欠落している。僕だったら、こんな報告は差し戻しで、再調査を指示しますよ。海上で発見され、日本に輸送されたという救命艇の残骸についても、報告書から消えてしまったのが不満です。
このFRP片、いったい何処から飛来したのか、想像できない。
飛来先については、その存在すら解明できない、もっと厳しく言うとタンカーの周りは海しかないのに、飛来した物体と説明されても途方にくれる

デスク「なんだと推理する?」

男川記者「超美仁くんと同じで、普段乗組員の目に付き難い、燃えて落下した救命艇のどこかの部材か、手製爆弾の運搬具だと思います。」

作山記者「まだまだ、議論が続きそうですが、今日のところはそろそろ締めましょうか。皆の疑問を僕がまとめて書き起して見ます。少し時間をもらいます。」

デスク「議論が続くのは、この最終報告書には、説明不足、指摘不足がまだ多くて分かりにくい点が多いという事だよ。作山くん、よろしく頼むよ。」

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2011年1月12日 (水)

ホルムズ海峡での大型原油タンカー「M.STAR」損傷の原因調査発表される---これで終結?

Sonsyou
国土交通省海事局がタンカー事故原因調査報告を発表

柳瀬川通信:報道部 担当作山記者

 暮れも押し詰まった、昨年12月28日に、国土交通省海事局より「ホルムズ海峡タンカー事故原因調査報告」が発表されました。事故当初のマスコミ報道の大きさに比べると、年末の一年間を纏める多くのニュースに埋没してほとんど報道されず、知らなかった方も多いのではないでしょうか。
発表された報告書は表紙を含めて全17ページの次のファイルです。
「ホルムズ海峡タンカー事故原因調査報告」  http://www.mlit.go.jp/common/000132803.pdf

平成22年7月28日に起こったこのタンカー損傷事故については、当ブログでも何度か取り上げました。
国土交通省の事故原因調査発表があまりに遅いので、それでは、事故原因を推理してみるかと、それまでに入手できた僅かな資料から、事故を推定したのが次の記事です。
http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/----e0c2.html 2010年10月 9日 (土)

さて、国土交通省海事局では事故原因をどう解明したでしょうか。詳細は報告書を読んでいただくとして、柳瀬川通信:報道部でも報告書を読んで幾つかの疑問点を洗い出してみました。

先ず、報告書の最後の2ページに、あっけないほど簡単にまとめられた「7.事故の検討」、「8.爆発物の爆発に関する分析結果」、「9.結論」を転載してみます。

以下転載
7.事故原因の検討
 本船の損傷は右舷後部の広範囲に及んでおり、広範囲に及ぶ外力によってもたらされたものであることがわかる。海上において想定される外力として、「波浪」、「衝突」、「爆発」について検討を行った。

(1)波浪

3.(注:報告書4ページ 事故当時の気象・海象)に示したように、事故当時の本船周辺の海域は、晴れ、風速3~8m/s、波浪静穏、視界良好であったと推定されており、また、事故の約1 時間40 分前に事故現場から北東に約210km のイラン内陸でマグニチュード3 強の地震が観測されているが、津波は観測されていない。
このような気象・海象下にあって、荒天下での航行に耐えうる構造を有する本船に損傷を生じさせるほどの波浪は発生し得ない。
また、居住区の損傷部に海水の打ち込みがなかったこと、レーダー画像にも巨大な波と考えられる映像がなかったことから、波浪が原因である可能性はない。


(2)衝突
 本船は事故当時約14 ノット(時速約26km)で航行しており、航行中の船舶や海面に浮遊する物体が衝突した場合に発生する擦過傷(鋼構造物がこすれあうことによる表面上の傷や裂け)が見られない。
また、乗組員の証言から、事故前後に本船の至近距離で船舶等は視認されていない。
損傷は船体外板のみならず、居住区の構造物の広範囲にわたり発生しており、このような損傷は衝突によっては生じえない。
これらのことから、船舶等の剛体との衝突が原因である可能性はない。

(3)爆発

広範囲にわたって外部から圧力が作用していること、居住区内部の壁面等の通路側への変形に示される負圧による損傷を伴っていることは、爆発により大気中を伝搬した衝撃圧よる損傷の特徴と合致している。
想定される爆発源として、「積荷から発生した可燃性ガス」及び「爆発物」がある。
原油タンカーの貨物タンクの通気管は航海時は閉じられており、タンク内の圧力が一定値に達した場合に圧力弁を通じて自動的に又は手動操作により気体を放出する機構となっている。

船員からの聞取り調査では、事故当時タンク内のガスは大気に放出されていないことが判明している。
また、事故当時、本船は約14 ノットの速力で航行しており、貨物タンクから仮に大量の気体が放出されたとしても、その気体が大量に一定箇所に滞留する環境ではない。
これらのことから、積み荷から発生した可燃性ガスが爆発した可能性は無い。
従って、残された唯一の原因である「爆発物」の爆発が原因であったと推定される。
以下の損傷の特徴から、爆発は、本船の右舷方向の水面とアッパーデッキの間の高さで発生し、その衝撃圧が球状に伝搬したものと考えられる。
・ 水面上の船体外板の損傷が最も大きく、この部分に作用した力が最も大きい。船内へ向かうほぼ水平の方向から作用したものと見られる。
・ 船体外板損傷部上方のアッパーデッキの手すりが上方に変形していること、船橋ウィングの防撓材の脚部が座屈していること、居住区右舷の外部に通じる扉は船内側に変形していることから、居住区がある上部構造物には上方向の成分と外部から船内方向へ向かう水平方向の成分を有する力が作用している。
また、居住区内部の壁面等が通路側に変形しているのは、衝撃圧の後に発生する負圧の作用によるものと考えられる。
6.(1)①で述べた衝撃音は、爆風が吹き抜けた際の音であると考えられる。
衝撃圧は水面で反射したため、水中部の損傷は比較的小さいものとなったと考えられる。
なお、水中部の損傷が水上の損傷と比較して小さいことから、機雷の爆発であった可能性はな
いものと考えられる。


8.爆発物の爆発に関する分析結果
(1)船体損傷部から採取した付着物の分析結果
船体損傷部付近から採集した25 サンプルについて、爆発物の検知の分析を警察庁科学警察研究所において行ったが、爆発物に関連する物質は検出されなかった。

(2)船体変形をもたらした外力の解析結果
船体外板の変形量の計測結果に基づき、損傷部に作用した外力の推定を行った。かなりの高い圧力が極めて短時間に作用したことにより、損傷部の変形が生じたことが確認された。


9.結論
M.STAR に生じた損傷の特徴から、この事故の原因は、右舷後部側方の水面と上甲板の間の高さで生じた爆発物の爆発であると推定された。

ただし、損傷部から採取した付着物からは爆発物は検出されなかった。

船体に生じた変形の解析の結果から、船体に生じた凹損部には、高い圧力が短時間に作用し変形を生じさせ、この爆風が居住区のある上部構造物にも損傷を生じさせたものと推定された。

また、航海データ記録装置のレーダー画像の解析から、本船の進路付近で不自然な動きを示す小型船の航跡が確認されたが、本事故との関係を特定する証拠は得られなかった。

転載終わり

5ヶ月にわたる調査を続けたにしては、あまりにあっけない簡単な結論でこのタンカー事故は終結されてしまいました。
最後の2行の不審小型船の記述などは、テロ行為に結び付けたかった思いが残る記述で締めくくられています。事実、タンカー事故の調査報告の報道で、このことだけを報道したマスコミもあったくらいです。


それでは、このタンカー事故の調査推移をみてきた柳瀬川通信:報道部として報告書にもう少し詳細に説明して欲しかった事、この点が抜けているのではないかと思われる疑問点を幾つか挙げてみたいと思います。

書きかけ---続く

  

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2011年1月10日 (月)

真言宗のお経 「おん あぼきゃーー」----その2

このブログで二回ほど、我家の仏教宗派である真言宗とお経について書いたところ、最近なぜか検索で訪ねてくれる方が多いのです。
いちばん読まれているのが2009年3月20日 (金)に書いたもののようです。
http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-5e62.html  
2009年3月20日 (金) 真言宗のお経 「おん あぼきゃーー」

我家の宗派は真言宗などと偉そうに書きましたが、真言宗についてはブログで紹介した
「我家の宗教を知るシリーズ」「うちのお寺は真言宗」「真言宗のお経」を読んだ事、それに寺から春と秋のお彼岸に頂く、パンフレットからの知識が僕の知る全てです。

同じ真言宗でも約40以上の法派があり、父方は高野山真言宗(総本山は高野山金剛峰寺)で母方は新義真言宗(同、根来寺)であり、縁あって僕が購入した墓所の寺は真言宗智山派(同、智積院)とややこしい事になっています。

僕が真言宗の寺や、お経について、それと死生観や先祖の事、しいては仏教についてなどを以前より考えるようになったタイでの体験などを後日機会があればまた書いてみたいと思います。
今日のところは、前回その意味を書き写した真言宗のお経である光明真言「「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん」の「意義と功徳」について、智山派発行のパンフレット「生きる力」シリーズの15号から書き写してみます。
以下転載
問 光明真言には、どんな深い意義と功徳とがこめられているのでしょうか

答 光明真言は、わずか二十三字からなる梵文(インドの言葉)です。
弘法大師は、般若心経を解説した「般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)」という本の中で、「真言は不思議なり 観誦(かんじゅ)すれば無明を除く 一字に千理を含み 即身に法如を證(しょう)す」と述べられているとおり、ご真言には無限の尊い教えがこめられています。
お経には「光明真言は大日如来のご真言で、一切の諸仏諸菩薩を代表する真言である。これを受持し、お唱えすればこの上もない功徳がある。またこの真言の声を聞くものは、一切の罪障を序滅することができる。
この真言をもって加持する土砂には、無量の効能があって、生前に多くの罪を犯した亡者どぉも、罪障消滅して成仏せしむる威力がある。」と説かれています。
わたしたちは、光明真言の功徳を信じ、一心にお唱えすることが何より肝心です。

転載終わり

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2011年1月 7日 (金)

カモの来ない柳瀬川、そしてフライフィッシングが

Dscn6107_320 一昨日(2011年1月5日)、柳瀬川土手を散歩しましたが、カモの姿がほとんど見られません
柳瀬川(志木市)への飛来数は毎年減少傾向にあり、1998年には1172羽を数えたのに、昨年(2010年)の一斉調査では遂に140羽しか確認できませんでした。
今年は志木大橋からの下流域で、僕が観察するかぎりまだ数羽しか見つけることができません。

特に柳瀬川の周辺環境が悪くなったわけではなく、飛来数が減少した理由は不明とのことですが、以前の川面を埋めるようなカモの群れを見ることはもう出来なくなってしまったのでしょうか。
今年もまもなくガン、カモ一斉調査が行われますが、いったいどんな数字が発表されるでしょうか。
以前は500羽近くも飛来したオナカガモが昨年は遂に0羽でした。マガモもまた見つけることが出来ず0羽となり、なんとも寂しいかぎりです。
川には、フライマンが立ちこんで、長いラインを飛ばす光景が見られましたが、以前であればカモが多すぎて、フライでの釣りは難しかったでしょう。(写真上)

参考までに、1998年からの調査数を書きます。(NPO法人 エコシティ志木のHPよりコピーさせて頂きました)
http://www.cc.e-mansion.com/~eco/ エコシティ志木HP

1998年 1172羽
1999年  944
2000年  698
2001年  447
2002年  448
2003年  411
2004年  376
2005年  438
2006年  275
2007年  370
2008年  274
2009年  196
2010年  140 

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2011年1月 6日 (木)

「民主党幹部、責務果たせ」----この投書に共感

 昨年12月23日の東京新聞朝刊に掲載された主婦の方の投に、今の民主党に対する国民の気持ちが良くあらわされていると思い、僕も大いに共感しますので、ここに転載させて頂きます。
以下、投書転載

民主党政権ができた時から、マニフェストの実行には艱難辛苦があり、壁に突き当たることも多々あり、さまざまな非難も数多く受けるだろうとおもっていました。
そうであっても、党の掲げた「コンクリートから人へ」の精神のように人(国民)に優しい政治姿勢だけは貫いてくれると考えていました。
ところが、その民主党内で、ごたごたが起こっています。

菅首相をはじめ、党幹部らが自分の保身のために、醜い権力闘争に明け暮れているではありませんか。
自分たちの権力保持のためには、野党とくっついたり、身内であっても邪魔になるものを力ずくで排除しようとする姿が情けなく見えます。
政権与党になって、首相とか大臣とかいわれる身分になったのは、政権交代を目指して、党員や党友たちが力を合わせて頑張ったからではありませんか。
あの時の「友愛の精神」は一体どこに行ってしまったのでしょう。
資金も無く、あの夏の暑い日、自転車に乗って政権交代実現を叫んだ新人議員らのことを考えたことがありますか。
夢をもって政治家になった彼らが今望んでいるのは、公約したマニフェストの実現のたあめ、挙党一致でまい進する民主党の姿だと思います。
まるでいじめの巣窟と化して、学級崩壊寸前のような民主党の姿を国民の前にさらしてもいいのですか。
政権交代を果たして議員になった彼らが、胸を張って選挙区に帰り、活動できるようにしてあげるのが、上にたつ党幹部といわれる人たちの責務ではないでしょうか。
     主婦 68歳(千葉県富津市)

菅首相は1月4日の年頭記者会見でも、小沢一郎元代表の議員辞職も含めての進退問題に言及しています。
しかし今や、民主党内で「国民生活第一」の政治を推進できるのは小沢さん及びその支持グループ抜きでは考えられないと思うのです。
同じ意見をもつ他の多くの方が語るように、小沢さんの「政治と金問題」については、政権交代を良しとしない政治権力と、検察そしてメディアが小沢排除の策謀によって押し進めてきたものに他ならないと思っています。

 厳密に証拠を審査したとは思われない、また審査日時、審査員、審査記録などにも疑義が生じている検察審査会の議決などに、本来なら同じ民主党の元代表の擁護にまわらなければならない党内が、小沢さんが日本の政治を動かす事はなんとしても阻止したい勢力に加担して、小沢失権に動き、あわよくば政権浮揚に利用したいなどというおかしな構図が生まれています。

この問題は書き出すと長くなりますので、今日のところは、これ以上の追求をせずに、共感した投書の紹介に留めておきます。

 しかし、菅首相の発言もそうですが、谷垣自民党総裁の唱える即、衆院解散と総選挙などを本当に国民が望んでいるのかを、世論調査好きなマスコミは次のように実施してみたらどうでしょう。
1、あなたは谷垣自民党総裁が唱える、現時点での即衆院解散、総選挙を望みますか?。
2、民主党の小沢元代表の「政治とカネ」問題の国会での決着を、政治の最重要課題と思いますか?

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2011年1月 3日 (月)

マスコミの驕り

新年明けましておめでとうございます。
2011年を迎え、当ブログ「柳瀬川のほとり」も書き始めてから、まもなく満5年となります。
お陰さまで記事も昨年末に1000本を越える事ができました。
ブログの主筆SOUROKU及び柳瀬川通信:報道部デスク以下記者一同、そしておらが、おらがの作男からも御礼申し上げます。
読者の皆様に立ち寄っていただけることが、書き続ける励みになっております。
ありがとうございました。

今年も身の回りのこと、感じた事、旅、登山などについて書くつもりですが、今、どうしても書き続けたい事があります。
それは民主党政権誕生以後、ますます露骨になってきたたマスコミの偏向、横暴、捏造、世論誘導などに対する怒りを少しでも世に表わしておきたいという事です。
過去に犯した報道姿勢の過ちの歴史を、再び繰り返す様を見過ごすわけにはいきません。

柳瀬川通信:報道部 担当 作山記者
昨年12月8日の東京新聞の「筆洗」欄に書かれていたことです。
以下転載
作家の吉村昭さんは、城山三郎さんとの対談で「戦争が終わったときの一般のマスコミの風潮というのは、一部の軍国主義者が戦争を指導したというんだけれど、そうじゃないんですよ。
われわれがやった。
国民がやったんですよ。
それを責任転嫁している、文化人と称する人たちは」と語っていた。国民は戦争に向かう巨大な渦に巻き込まれながら、熱狂して戦争の遂行を支えた。率先して国民的熱狂をあおり、燃え上がらせた新聞の責任の重さをあらためて自覚する。

転載終わり

もうひとつ。昨年12月26日の東京新聞「新聞を読んで」欄より。宇津井輝史氏が書いています。
以下一部転載
日本はまた「空気」に支配される国である。
空気は絶対的な支配力をもつ。ある空気が社会を支配するとそれに抵抗する者は異端とされ、社会的に葬られることすらまれではない。
一度流れができると逆らうことなど到底不可能な奔流となる。
マスコミは社会の公正を守る公器である。
報道の使命は、国民が知るべき情報を天下に晒し、社会がある方向に傾いてバランスを崩すことを防ぎ、民主主義の危機を回避することにある。
だから権力を監視し、少数意見を大切にする。
強い者をけん制し、弱い者の立場を守ろうとする。
だが、そのマスコミが、この国ではなぜか社会現象としての嵐に加勢し、空気をつくっていくのに決定的な影響力を持つのである。
例えば昭和の戦争。特に日米開戦後は、国を挙げての戦時体制になった。不利な戦局を国民に知らせないまま、ひたすら無謀な戦争に走った。
一億玉砕という集団狂気がまかり通った。軍事政権の検閲を受け入れたマスコミが結果として後押しさえした。新聞が本来守るべきものを守れなかった。

(一部省略)
マスコミは実は権力である。世論というものを形に示す事で「空気」をつくっていく。この国で絶対的な支配力を持つ空気を醸成する装置である事を忘れてはならない。
新聞もそれを自戒しながら公正中立な報道に務めてほしい

転載終わり

尊敬する故小林勇(岩波書店会長)も著書の「一本の道」にこう書いています。
以下転載
昭和15年から16年にかけて、日本政府が行った言論出版に対する圧迫は猛烈なものであった。政府といっても、もちろんそれは戦争を強行する、あらゆる勢力の結集したものというべきであろう。
自由な言論の行われない世界に住む人間が、如何に惨めになるものか、この頃の新聞、出版物等を引き出して見るがよい。
新聞出版社は、自己保存のために、敢えて反抗するものはない。
それどころか、自分から進んで時局に迎合し、国民をだました。私はいまその事実を挙げることはしない。しかし今後も、この時期の言論報道出版等の刻んだ悪の記録を人々が忘れないことを強く願わずにはいられない。
転載終わり

しかし現実にはマスコミは、責任の重さを自覚もしていないし、反省もしていません。
公正中立な報道にも務めていません。
自分から進んで官僚、財界、既得権益死守勢力、米国隷従に迎合して国民をだまし続けています。
マスコミが権力、または第四権力などとされる事の是非はおくとして、どうしても自社の信念、持論で国民を啓蒙したいなら、自らが作った「新聞倫理綱領」などにとらわれない立場を明確にしてからにしてください。
それをなし得ずに、権力の監視者ぶったりする不正義に対して、柳瀬川通信:報道部は今年も微力ながら書き続けます。


http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/index.html マスコミ倫理の日米比較(2010年3月31日のブログ)

「新聞倫理綱領の一部抜粋」

おびただしい量の情報が飛びかう社会では、なにが真実か、どれを選ぶべきか、的確で迅速な判断が強く求められている。
新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである。 
編集、制作、広告、販売などすべての新聞人は、その責務をまっとうするため、また読者との信頼関係をゆるぎないものにするため、言論・表現の自由を守り抜くと同時に、自らを厳しく律し、品格を重んじなければならない。

「正確と公正 新聞は歴史の記録者であり、記者の任務は真実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべきである。」

「独立と寛容 新聞は公正な言論のために独立を確保する。あらゆる勢力からの干渉を排するとともに、利用されないよう自戒しなければならない。他方、新聞は、自らと異なる意見であっても、正確・公正で責任ある言論には、すすんで紙面を提供する。」

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