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2010年11月22日 (月)

戊辰戦争を描く3冊の本----「平太の戊辰戦争」ほか

Heitanobosin_2 今日は、散歩がてら志木ニュータウン内の紅葉ポイントを下見しました。
多分、明日の午後には晴れて、木々の葉が明るく輝いた良い写真が撮れるのではないかと思ったからです。
近年、志木ニュータウン内の美しい紅葉が知られて、近くの人もわざわざ見に来るほどなのです。

その散歩帰りに寄った、ペアモール商店街の「柳瀬川書店」で見つけた本が「平太の戊辰戦争」です。
この事は何度か書いたことがあるのですが、僕は先祖が徳川家の禄を食んでいて、明治維新の動乱に巻き込まれた事から、戊辰戦争関連の史実に興味があるのです。

「少年兵が見た会津藩の落日」と書かれた表紙に思わず手に取り、購入してしまいました。
幕末の会津藩に関する著書の多い星亮一さんの最新作です。

背表紙に書かれた文を写して見ます。
「親子がみつめた、会津藩の死闘」
白虎隊とは別に、父親と同じ部隊に所属した15歳の少年兵・平太。
戊辰戦争における激戦の地・越後を転戦し、過酷な運命をたどることになった兵太は、目の前で繰り広げられる戦争の実態を克明に記録していた。
大混乱の中、瀕死の父を裸足で背負って辛うじて逃げのび、父の憤死を看取った平太の日記からは、「もうひとつの戊辰戦争」ともいえる現実が浮かび上がる。
本書は、維新の大河に翻弄されながらも、必死で戦い、生き抜いた平太の視点をもって、戦争と、人間の現実のあり方をみつめ直す。」

まだ読み始めてもいない本について書いたのは、今年読んだ、今迄で見られなかった視点で、戊辰戦争、特に薩長と会津藩の争いを描いた本からの影響です。
その本とは船戸与一作の、戊辰戦争を題材にした小説
「新・雨月 戊辰戦役朧夜話」(上・下巻、徳間書店)です。
(すみません。本の表紙写真をコピーしただけなのでクリックしてもなか見は検索できません)Sinugetu2

Sinugetu1_2この作品の三人の主人公は架空ながら、史実に基づいた徳川幕府と薩長との争いの中で、立場の違うそれぞれの闘いを繰り広げます。
長州藩の間諜として奥州各地に事前に潜入し一揆を誘発させる物部春介、長岡藩の家老河合継之助に心酔し博徒から足を洗い歴史の目撃者となる布袋の寅蔵、会津藩の重役奥垣右近。
従来にない視点から、薩長連合対会津藩、そして揺れ動く奥羽越列藩同盟の情勢と血みどろの戦いを描いて、読み始めたらとめられない面白さで一気に上下巻2冊を読み終えました。

本の最後に終章として、本編物語以後の登場人物のその後を、史実をなぞりながら書きくわえてあり、今迄知らなかった事実も多く、新たに戊辰戦争についてのさまざまな視点からの本が読みたくなっていたところに、今日、帯に興味を引かれる「私たちの知らないもうひとつの戊辰戦争」と書かれた「平太の戊辰戦争」に出会ったというわけなのです。

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