« ヘリコバクターピロリ菌よ、さらば??---その結果は2ヶ月先 | トップページ | ナノハナ、ハナニラ、ダイコンバナ »

2010年4月12日 (月)

テレビドラマ「火の魚」を見ました

Ap12005_1280

            (上の写真はクリックすると拡大します)
ちょっと前になりますが、3月29日の東京新聞「こうたき教授のドラマ月評(上滝 徹也 日本大学芸術学部教授)を読んで、嬉しくなりました
そこに紹介され、批評されているテレビドラマの単発ドラマ2作品と連続ドラマ1作品は、僕が見て良いなと思った3作品とまったく同じだったからです。

単発ドラマ 「火の魚」 NHK広島放送局製作 平成21年度文化庁芸術祭大賞受賞作品
単発ドラマ 「シューシャインボーイ」 テレビ東京開局45周年記念ドラマ
連続ドラマ 「曲げられない女」 日本テレビ

特にNHK広島放送局製作の「火の魚」は、テレビドラマも、まだこんなに良い作品ができるのだと久々に感激したドラマでした。
1時間ほどの作品ながら、見終わった満足感はさすがに平成21年度文化庁芸術祭大賞受賞作品に値する素晴らしい出来栄えと思いました。

 賞といえば、昨年公開された日本映画で、日本アカデミー賞、毎日映画コンクール、報知映画賞などで最優秀作品賞や優秀作品賞に選ばれた「沈まぬ太陽」「剣岳点の記」は、僕は偏見と云われるかもしれませんが、それほどの賞に値する作品だろうかと、いまでも釈然としない思いがあります。
他の受賞作にも佳作はあると思うのですが、この2作品が上位を独占するのでは、日本映画全体のレベルの低下も考えてしまうのです。

そんな日本映画にたいしての思いとは別に、テレビドラマは捨てたものじゃない、20日間の短い撮影期間と安い製作費でも、まだこんな素晴らしい作品が出来るのだ、テレビドラマ健在だと思い知らされたのがこの「火の魚」です。

「火の魚」は、直木賞も受賞したことのある一人暮らしの老作家と若い女性編集者の、出会いとふれあい、そして死を予感させる別れを、二人の孤独と通いあう心の暖かさを垣間見せながら、瀬戸内の島を背景に描いた作品です。

http://www.nhk.or.jp/hiroshima/program/etc2009/drama09/ ドラマ「火の魚」

瀬戸内の風景と、老作家と女性編集者の、書斎での会話、そして女性編集者が村人や子供たちに見せる劇中の影絵が作品の殆どを占めていますが、老作家と、女性編集者を演じる原田芳雄と尾野真千子の演技に引き込まれて、もう終わりかと残念に思うほどの感動作です。
「渡辺あや」の脚本ですが、心の内を映し出すような短い台詞の一つ一つが心に響きます。ドラマは脚本が大事だとつくづく思います。
演出の「黒崎博」は、前年に緒方拳主演で「帽子」を見せてくれました。
連続して素晴らしい感動のドラマを制作してくれたNHK広島放送局さん、ありがとう。
次の作品に期待します。

|

« ヘリコバクターピロリ菌よ、さらば??---その結果は2ヶ月先 | トップページ | ナノハナ、ハナニラ、ダイコンバナ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ヘリコバクターピロリ菌よ、さらば??---その結果は2ヶ月先 | トップページ | ナノハナ、ハナニラ、ダイコンバナ »