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2010年4月 5日 (月)

海賊対処法によるソマリア沖船舶護衛その7‐‐‐いくら護衛する日本船舶が少ないからといって、海上自衛隊は護衛実績の発表を中止ですか?

 派遣前には、あれほど大騒ぎしたマスコミが、その後まったく報じなくなった、海賊対処法によるソマリア沖派遣護衛艦の毎月の活動を書いています。

*平成22年3月の海賊対処法による船舶護衛実績(112回護衛~121回護衛の10回)
 護衛した船舶  日本籍船 1隻 
            日本の船舶運航事業者が運航している外国籍船  16隻
                   合計17隻  1回平均1.7隻
           
               外国籍船 58隻  1回平均5.8隻

Dd111_1_320 3月の護衛実績も、日本関係船舶は17隻と少なく、1回平均1.7隻と護衛する2隻の護衛艦より少ない状況でした。

 確かに平均すると1.7隻ですが、実際には全10回の護衛にたいし、護衛する船舶が無かったのが2回、たったの1隻が3回もあります。
これは、前にも書きましたが、想定の2割に満たない状況であり、往復の護衛航海で20隻の日本関係船舶を守らねばならないが、手一杯なのでP3C哨戒機部隊も派遣するとした、その想定の誤りは検証する必要がありそうです。
やさしく表現しましたが、もし有事であれば作戦の失敗であり、防衛省の作戦立案者の責任が問われるところです。

 日本関係船舶の護衛を優先し、余裕があれば外国籍船の護衛もするはずだったのですが、現在日本の護衛船団は、その8割が中国、ドイツなどの外国船籍の船舶が占めている国際貢献護衛船団です。

 昨年12月に発表された韓国、中国の船舶護衛活動でも、自国の船舶以外に外国籍船も護衛している事が報告されています。日本ほどの割合ではないですが。

ですから、国際貢献護衛船団を問題にしているのではなく、日本の船舶はEUの護衛船団の後ろに何とか付かせてもらっているとか、護衛無しで危険な夜の海を突っ走るとか、海賊の武器は強力などの情報を書きたてながら、ひとたび法案成立にこぎつけ、護衛艦が出港してしまえば手のひらを返すように沈黙して、護衛活動の状況を国民に知らせないマスコミにも大いなる問題があるとみるのです。

ところで、3月はおかしなことになりました。異変を三つに分けて書きましょう。
<その1>
 海上自衛隊ホームページの海賊対処実績が掲載されていた情報が公開されなくなりました
第119回まで公表されていたのですが、3月28日に護衛か終了した筈の第120回以後は海賊対処の実績ページにアクセスできなくなりました。
これだけならば、ホームページの海賊対処欄を工事中と考えても良いのですが、そうではなかったのです。「その2」に移ります。

<その2>
 それではと、従来PDFファイルで護衛実績が発表されていた、統合幕僚監部のホームページを開けると、その護衛実績は、回ごとの護衛船舶総数(日本関係船舶と外国船舶の合計数)しか表示しなくなり、PDFファイルそのものが、過去にさかのぼり消されてしまったのです。
これでは、護衛船舶のうち、何隻が日本関係船舶なのかつかめなくなってしまいます。
ここにきてやっと、最近の日本関係船舶が少なく中国船舶が多い護衛実績を隠したいのかなという疑問が湧いてきたのです。
ところがです。
 
もっとおかしな、いやなんともいやな状況になっていたのです。
国土交通省海事局のデーターが3月分から、捏造?されているのではないかという疑問がでてきたのです。その3に移ります。
なお、3月分のデーターは、第119回以後、発表されていないと書きましたが、第120、第121回については、データーは関係者からの話によりまとめたものです


<その3>
  書きかけ----続く
(写真は、第4次派遣部隊の護衛艦DD111「おおなみ」)

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