« 浮き玉キャンドルが揺れる小樽運河 | トップページ | 一億円を手中に---重いぞ10kg »

2010年2月16日 (火)

北横岳の天国と地獄?

Dscn5054_1024 Dscn5068_1024
 週末、八ヶ岳の北横岳スノーシュー体験に行ってきました。
僕の冬山時代は、スノーシューなどは勿論存在せず、籐製ワカンジキを付けて、先頭を交代しながらの深雪のつらいラッセルの思い出ばかりです。

当時のワカンジキにも、少し大きめで縦長の平地用と、二つの木製の爪が付いた山岳用がありましたが、僕たちは勿論、登山用具店で販売されていた後者を使っていました。
ワカンジキを履き、腰に尻皮をぶら下げて、そう、猟師さんスタイルでした。

アルミ製のスマートなスノーシューなるものは昨年、友人に誘われて彼から用具も借り、蓼科の林の中を歩いたのが初めての体験でした。
深雪の中をどこでも歩けるし、狐や鹿の足跡を追ったりして、楽しい道具だと感心しました。

そんなわけで僕にとってはスノーシューは今回が2回目の体験なのです。
13日の土曜日に、その友人に誘われてスノーシュウが初めてという仲間も交えての5人パーティで、北八ヶ岳の北横岳を目指しました。ちょっとした冬山登山です。
100人乗りのピラタス蓼科ロープウェイで山頂駅まで、高度差約700メートルを約7分で上ります。
ゴンドラは10分間隔で運転されており、長い行列にスノーシューをぶら下げて並び、20分ほど待たされました。
乗客の殆どは、山頂駅からのスキーコースを下るスキーヤーとボーダーです。スキーヤーに子供たちが多いので驚きました。

駅舎を出ると、視界は30メートルほどで小雪が舞う完全な冬山の景色でした。時折、強い風とともに雪が顔に吹き付けます。寒い、冷たい!。写真上)
楽しくも辛かった若き日の吹雪の山を思い出します。
ともかく行けるところまで、登ってみよう。
簡単に着装できるスノーシューを履いて、坪庭を廻る左ルートから、皆、黙々と足を運びます。
スノーシューを付けていなくても、歩ける雪の硬さですが、スノーシュウの爪を使って上ります。
足が蟹股になるのは、ワカンジキと同じですが、滑らせる感じで、重さは感じません。ガスも湧いて視界はまったく聞かず、近くに見える樹氷の美しい景色を慰めに、ゆっくりと登りました。

悪天候が好転する気配も見えず、スノーシュウの初体験者もいるので、無理をせず北横岳ヒュッテで引き返すことにしました。
スノーシュウ体験には、厳しい気象条件でしたが、それでも下りはワイワイと楽しく歩くことができました。ルートを外して、新雪の中に自分だけのトレースをつける喜びは、スキーと同じです。
ロープウェイ山頂駅に戻る頃には、雪の降りも強くなり視界も殆ど利きません。早々に下りのロープウェイに乗り込み、友人が予約した蓼科のホテルに戻ったのでした。

さて、翌日14日の日曜日は朝から快晴に恵まれ、昨夜降った雪が銀色に輝いていました。絶好の登山日和です。
それならばと、もう一度、ロープウェイで山頂駅に登り、上部の坪庭周りを歩くことにしました。(写真下)

まったく、昨日の荒天が嘘のように、新雪をのせた樹氷の美しい景色が広がり、八ヶ岳、南北アルプスの峯々が真っ白に輝いています。甲斐駒ケ岳の横には、数年前に登った鋸岳のギザギザの稜線が連なっています。
僕たちは、昨日とはまったく違って、快適で歩きやすい雪の坪庭一周のコースを、写真を撮りながら楽しく歩きました。
晴天ながら、気温は昨日より低く、寒暖計はマイナス10度以下を示しています。ザックの中のペットボトルの水が短時間で、凍ってしまいます。

冬山は、天気次第で天国と地獄を味わうことになります。こんどのスノーシュウ体験もそれを実感させられたのです。

北横岳までなら、よほどの降雪の後でも無い限り、スノーシュー無しでも往復できます。
登山靴だけのほうが楽かも知れません。
ただ、新雪の中を自由に歩けそうな感覚は、スノーシュウならではのものです。
アイゼンは殆どの登山者が着装して歩いていますが必要ないでしょう。

このコース、登山者も多く、晴れてさえいれば、楽しい雪山散歩ができますが、ひとたび荒れたら、ルートも迷いやすく、散歩などとはかけ離れた厳しい冬山になります。
スノーシュー初心者の我がパーティ5人は、ちょっぴり苦しみも味わいましたが、それぞれ雪山歩きの楽しさを満喫し、また行こうよと誓ったのでした。(写真は、天国と地獄?)Dscn5062_320 Dscn5053_320 Dscn5063_320 Dscn5071_320 Dscn5073_320 Dscn5076_320 Dscn5080_320

|

« 浮き玉キャンドルが揺れる小樽運河 | トップページ | 一億円を手中に---重いぞ10kg »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 浮き玉キャンドルが揺れる小樽運河 | トップページ | 一億円を手中に---重いぞ10kg »