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2010年2月20日 (土)

下川町のジャンパー、がんばれ!----バンクーバー五輪

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連載している「海上自衛隊インド洋給油」最終回分のまとめに時間を取られて、ブログの更新がおろそかになっています。

日本が給油活動から撤退したら、中国が継続するなどと、マスコミの流すいつもの怪しげな情報の信憑性を確かめるべく、まる2日間、まったく無駄な時間を費やしてしまいました。
2007年のテロ対措法期限切れの際にも、まったく同じ情報が流されました。インド洋での日本の存在感喪失と関連付けて、危機感を煽るのは報道の自滅です。
日新聞編集委員の岸井成格さん、信憑性の低い、出所も胡散臭い情報を、テレビで軽軽しく口にしないでいただきたい。

 しかし、そんななかバンクーバー五輪のスキー競技だけは見逃せません。
今朝もテレビで、日本時間20日未明に行われたスキー・ジャンプの個人ラージヒル(ヒルサイズHS=140メートル、K点125メートル)予選を見ました。
ノーマルヒルでは、伊東大貴15位、葛西紀明17位、竹内択34位、栃本翔平37位と日本選手はふるいませんでした。
バンクーバー五輪ジャンプ競技には、北海道下川町ジャンプ少年団出身の葛西、伊東、岡部の3選手が出場しています。
名寄市と下川町には親類も住んでいることもあり、森に囲まれた下川町が僕は好きです。
下川町は人口約3、700人、人口密度は全国でも下から数えて30番目くらいに当たる5.8人/k㎡です。
これではわかり難いかもしれないので、全国人口密度第一位の東京都中野区は20、200人/k㎡と言えばわかってもらえるでしょう。熊のほうが多いのです。(すみません、嘘です)。
以前、自転車で町なかを走ったことがありますが、「あっ、人がいた」と驚くくらい人影が少ない町です。
こんな人口の少ない町から3人ものジャンパーがオリンピックに出場しているのは、確率からみたら驚異的です。
その他、ノルデイック複合にも、加藤大平選手も出場しているのです。

下川町出身の選手にはなんとかラージヒルで、がんばって欲しいと思っているのですが、いかんせん、世界の壁は厚いようです。
ラージヒル予選では葛西紀明がHSを上回る142.5メートルを飛んで予選1位で通過。伊東大貴は139.5メートルを飛んで2位、栃本翔平、竹内択も共にK点越えで楽々予選突破と、華々しく報道されていますが、これは今季ワールドカップの成績で予選を免除された10人のトップジャンパーが除かれているのです。

予選免除の選手は、試技として最後に飛んでいましたが、予選1位の葛西選手がHSを上回っていたので、危険を避けるためスタート地点を階段で4,5段、高さで数メートル下げたのですが、それでも140m近くに着地していました。
この状況からみて、日本時間、明日の未明に行われる決勝では、多分、予選よりスタート地点を下げるでしょうから、それでもHS近くの140mを飛ばないと、メダル獲得は難しいでしょう
(21日朝追記)
 
「決勝では、やはりスタート地点を5段、すなわち2.5m下げたようです。技術とメンタル、経験がものをいうと思いますので日本選手には不利ですが、葛西選手に期待です。」

願わくばメダル、それが駄目でも6位までには入って欲しいと願っています。
がんばれ!、下川町のジャンパー、そして日本ジャンプ陣。

(21日昼追記)

 「おめでとう! 葛西選手が8位入賞。でも、ちょっと残念です。」
「金メダルはシモン・アマン(スイス)が最長不倒の144メートルと138メートルを飛び283.6点で圧勝しました。
2位はアダム・マリシュ(ポーランド)、
3位はグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)
順位はノーマルヒルと同じ顔触れになりました。
これが真の実力というものでしょう。」

「団体戦も厳しい戦いを強いられそうです。今日のジャンプを見る限り、日本のメダルは難しいと思いました。5位以内かと思います。でも何が起こるかわかりません。最後まで応援しています。」



「最後に参考までに、K点とHS(ヒルサイズ)とは。」

K点
とは、ジャンプ台の建築基準点で、ジャンプ台の着地斜面の下部に位置し赤い線が引かれており、この位置を境にして着地滑走路の傾斜曲率(わかりやすく言うと傾斜)が変わる。
K点は、ジャンプ台の着地斜面の下部に位置し赤い線が引かれており、2005年現在の採点法ではK点を飛距離の基準とし、飛距離点は着地地点とK点位置のプラスマイナスで計算する。
着地区域の開始点はP点と呼び、青い線が引かれている。

K点は前述の傾斜路の曲率が着地時に危険が伴なうことから、これ以上飛ぶと危険であるという「極限点」の意味として1972年に日本で開催された札幌オリンピック当時は用いられていた。

競技中においても最も飛距離の長い選手であっても着地地点がK点を超えないように、大会運営者はスタート地点の高さや助走路の長さを調節して設定していた。
その後、滑空中の姿勢を含む滑空技術・着地技術・競技服等が大幅に進歩したことでジャンプ場の完成時に固定されていたK点を越える、いわゆる「k点越え」のジャンプが可能になり、極限点は事実上意味をなさなくなった。

K点までの距離が同じでも、ジャンプ台によって安全に飛べる距離がまちまちだったため、2004~05年シーズンにHSを使うようになった。
同じK点でも、HSが大きければ、より大きなジャンプ台と分かる。
HSが事実上、これ以上飛ぶと危険であるというラインに当たるので、HSを越えた選手が出た場合、競技を続行するかどうかを審判団が協議する。
(以上、フリー百科事典ウイキペディアを参照しました)

バンクーバー五輪公園のジャンプ台のヒルサイズHSは140メートル、K点が125メートルですが、ちなみに日本の札幌の大倉山ジャンプ台はヒルサイズHSが134メートル、K点が120メートルです。

(写真上、先週訪ねた大倉山ジャンプ競技場の一番上から、下を覗きました。山で急斜面の雪壁は体験していますが、ザイル無しでは降りたくないほどの傾斜です。)

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