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2009年11月18日 (水)

ドイツ博物館で活字鋳造植字機を見つけた

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 以前、仕事で麻布六本木の在日米軍「プレスセンター」(星条旗新聞社)を訪ねた際、玄関ホールに飾られていた大きな古い機械が、英文の活字鋳造植字機だったとブログに書いた事があります。(印刷も出来るように書きましたが、あれは間違いでした)

 活版では、活字を原稿どおりに並べて組み込むことによって版が作られます。植字作業と呼ばれ、大量の文字を一つ一つ組む作業は大変な時間と労力を必要としました。
そこで、この版を組む作業を自動化しようとの研究は、活版印刷機械の進歩と並んで、重大な問題だったようです。先ず、自動活字鋳造機、次ぎに活字を自動的に版に組む自動植字機が作られ、究極的にこの三つを組み合わせた自動鋳造植字機が登場した歴史があるようです。
プレスセンターに展示されていた機械は、縦横高さが2.5mくらいでしょうか、見た瞬間には何に使うのかわかりませんでした。この大型機械には、運転台席のような鉄製の椅子とタイプライター状のものが取り付けられ、横の下部には活字鋳造に使ったらしい鉛が入った受皿がありました。しばらく眺めていて、どうやらここにオペレーターが座り、原稿をタイプすると、活字が鋳造され、印刷用の版が出来る機械だと気づきました。

 プレスセンターでは、ビルに出入りしている米国人たちの中で、機械を珍しそうに眺めている僕を、怪しげな奴と恐そうな警備員が睨んでいて、とてもカメラなど出せる雰囲気ではなかったので、写真に撮れなかったのが残念でした。
後で、同じような機械が、東京都文京区の印刷博物館にあると知って、いったいどのような使われ方をするのか、一度見に行きたいと考えていたのですが、まだ実現していませんでした。
それが、プレスセンターで見たものとほとんど同じ型の機械(写真上)が、ドイツ博物館にライノタイプとして展示されていたのです。人に説明するのがなかなか難しい機械でしたが、この写真でバッチリです。体験型博物館ですから、ことによると、この機械は動くのかもしれません。
機械の上部にLINOTYPEと表示されていましたが、確か米軍プレスセンターに置いてあった物もその銘盤がついていた記憶があります。

写真植字機に押されて、消えてしまったライノタイプですが、変にデザインされず、機能がそのまま形に表されているところが良く、僕の好きな機械です。
近いうちに文京区の印刷博物館に出かけようと考えています。

Ca390056_320
ドイツ博物館
ミュンヘンにあるドイツ博物館は、広さといい、展示内容といい、技術、科学展示では世界一といわれています。
延面積5万㎡以上、展示品目1万7千点以上、展示通路が延べ17kmという体験型の超大型博物館で、半日づつ、2回行きましたが、さわりだけ見たと言う感じで、少し腰を落ちつけて、全部見るには3日~4日間は必要と思いました。是非、また訪れたい場所です。(写真は航空機部門のごく一部。ここで、ドイツ軍のV2ロケットの実物を見た)

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