« 作男、ハクサイの防寒作業をする | トップページ | 鍵のかかるベンチ »

2009年11月15日 (日)

海上自衛隊インド洋給油その21(10月)---パキスタン艦への給油が無し!

連載企画「インド洋給油その20です」
海上自衛隊発表の平成21年10月1日から10月31日までの給油量です。

パキスタンフリゲート艦     0回 (58)    0KL  (8180KL)
  フランス駆逐艦       0回 (23)    0KL  (2415KL) 
  フランス補給艦       0回 (2)     0KL  ( 1370KL) 
  ドイツ駆逐艦                  1回 (12)  200KL  (2040KL)
  カナダ駆逐艦        0回 (8)     0KL  (1915KL)
  米国駆逐艦         0回 (11)    0KL   ( 5575KL)
  英国駆逐艦         0回 (10)    0KL   ( 1500KL)
  ニュージーランド駆逐艦  0回 (1)     0KL  (310KL)
  デンマーク艦         0回 (4)     0KL   (1130KL)   
                                                  合計    200KL (24440KL)

425_320 今月の報告には、驚く事が2つあります。

先ず給油量です。
10月は、1ヶ月の給油量が僅か1回、200KL とインド洋における給油活動が再開された昨年2月以来の、いや2001年の給油活動開始以来、最低量の給油活動となりました。

これは、2003年の1月~2月にかけての1107_320 ヶ月間の米国と英国艦艇への給油回数16回、給油量2万KLと比較すると、嘘のような数字です。
また、最近6ヶ月間の給油量の60%近くを占めていたパキスタン海軍艦艇への給油がまったく無いという異例な事態が生じています。

何度も書いていますが、海上自衛隊の給油活動はCTF-150(第150合同任務部隊)の活動に参加している外国艦艇にのみ行っています。
紅海、アデン湾、オマーン湾、アラビア海北部、インド洋で武器、弾薬やテロリストの資金源となる麻薬などの海上輸送を阻止する活動です。
この指揮権国は、現在フランス海軍(旗艦 デュランス級補給艦 Mame)です。
本来なら3ヶ月ごとに交代するのですが、何故か今年の4月9日にドイツ海軍から引き継いだ後、交代がないまま7ヶ月が過ぎようとしています。
調べているのですがその理由が掴めていません。
8月に次ぎの指揮権国となるはずだったパキスタン海軍が3度目の就任を断ったとの情報もありますが、確かなものでは有りません。

CTF-150の活動そのものが、最近低調のようで、インターネット上にも活動状況がほとんど載りません。
CTF-150から分離した形で2009年1月に発足した海賊対処の為のCTF-151(第15合同任務部隊)の活動と重複することも理由のようです。

毎週、定期便のように補給を受けていたパキスタン海軍が何故、補給を受けなかったのか、また、指揮権国であるフランス艦艇への補給が無かったのか、幾つか推測できる事もあるのですが、これは11月の給油状況をみてから書きたいと思います。

さて、もう一つのびっくりは、なんと海上自衛隊インド洋補給第7次部隊が11月9日に出港したことです。

「第7次派遣部隊は出港しない」との、特集レポートを書いた「柳瀬川通信:報道部」をあざ笑うかのような快挙?です。

 誤まったレポートを書いたと、作山記者と超美仁記者が、頭を丸めると申し出て、デスクに「作山クン、君の頭はもう丸まっているでないか」と笑い飛ばされ、二人とも丸坊主にならずにすんだ一件がありましたが、デスクはこう言って二人を慰めるのでした。

デスク「二人の推論は外れたが、今度の第7次部隊の出港に意外な感を持った人のほうが多いのではないかね。
今、出港すると、補給艦「ましゅう」と護衛艦「いかづち」がインド洋に到着するのが12月始め頃、給油活動は来年の1月15日で期限が切れる
給油活動期間が僅か40日しかないのに、往復45日もかけて派遣されるというのは、人的にも費用的にも無駄が多い。うまい作戦とは言えない。
第7次が派遣されないと第6次派遣部隊が、異常に長い期間の活動になるというならわかるが、これは超美仁くんが指摘したとおり第4次からの期間調整で吸収できているはずだ。

 やはり、最後になるかもしれない第7次部隊の出港と、国際貢献から離脱して任務半ばで戻るという状況を広報したいという思惑があるのではないだろうか。出港はマスコミも写真入りで大きな扱いをしたからね。

 ただ、最近の給油ではパキスタン海軍ばかりが目立ち、10月の給油状況でもわかるとおり、1ヶ月の給油活動中に僅か1回の給油の為に、暑いインド洋を航海しているやりきれなさは、海上自衛隊が一番わかっているし、正直、給油活動は今が潮時、中止に内心ほっとしているとの情報も間違ってはいないと思うよ。
帰国は来年の2月5日頃と思われていた第6次の補給艦「おうみ」と護衛艦「すずなみ」の乗員や家族は、正月が日本で迎えられると喜んでいるだろう。
特集のような細かいデーターの積み重ねは、今後も続けてくれたまえ。その中から、真実が見える事も多いはずだよ。作山くん、超美仁くん、落ちこむな。がんばれ」
  (写真上、第7次派遣部隊の補給艦「425ましゅう」)
  (写真下、同じく護衛艦「107いかづち」

|

« 作男、ハクサイの防寒作業をする | トップページ | 鍵のかかるベンチ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 作男、ハクサイの防寒作業をする | トップページ | 鍵のかかるベンチ »